ベースフードとPOPER(ポパー)IPOの上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。


問題なのはベースフードですよね。公開価格割れせずに発進できるのかがポイントになります。海外売出しは全体の17.5%に決定しています!


ベースフードIPOの上場直前の初値予想
※ベースフード公式ページ引用


まずベースフードから確認してみたいと思います。東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。

項 目気配運用の内容
板中心値段800円(公募・売出価格)
上限値段1,840円(更新値幅40円、更新時間10分)
下限値段600円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲200円以上、3,200円以下


完全栄養の主食を中心とした「BASE FOODシリーズ」の販売と開発を行うファブレスメーカーになります。


上場することになりテレビCMも増えているように思います。知名度は高いけれど赤字体質の企業で2023年2月期は純損失9.39億円の予想が出ています。ちなみに前期が-4.63億円なので赤字額が増えます。


売上が倍増する中で赤字も倍増する違和感ありありのIPOだと思います。


某紙によれば2025年2月期をめどに黒字化することを社長が「目指したい」と言っているようです。目標となっていますが現時点では到底信じられません。


広告費用と原材料の高騰、運賃コストなどにより赤字になっていると思われます。メガヒット商品となっていますが利益が出ていなければ株価も下げるはずです。


そもそも公開価格800円の価値があるの?と疑問の声も出ているようです。主幹事を引受けている三菱UFJモルガン・スタンレー証券の力の見せ所となりそうです。


収益期待となるのはサブスクリプション会員数になります。目論見によれば会員数137,620人、顧客継続率93.2%という数値が出ています。定期購入者が倍増しても現在のままでは黒字化できるのか問題も多そうです。


上場規模は本来約70億円の予定でしたが、仮条件時に設定株価が引き下げられ最終的には約58.9億円に決定しました。上場規模は約407.0億円です。


私が同社株を買うことはないと思いますが、面白そうなので株価だけはチェックしておきたいと思います。


上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。

ベースフードの上場データと初値予想を考察


ベースフードの上場直前の初値予想はこうなる!

ベースフードの上場直前の初値予想について調べてみました。


上場直前の初値予想


大手の上場直前の初値予想は725円となっています。


仮条件発表後の初値予想は720円~800円でした。余裕の公開価格割れ予想なので私はブックビルディングにはSBI証券からしか参加しませんでした。


やはり赤字体質の企業はまだ受け入れられないと考え消極的参加にしました。上場時点で赤字額が拡大するため買い材料がないと判断しています。


過去にエアークローゼット(9557)が赤字拡大で上場し公開価格を上回る初値が付いたことがあります。しかし、吸収金額が8億円と小型だったため成功しただけだと思います。現在は公開価格割れですからね。


ベンチャーキャピタルのイグジット案件になるため買われる材料的にも弱そうです。幹事引受価額は736円なのでシンジケートカバーによる初値形成も考えていたほうが良いのかもしれません。




POPER(ポパー)の上場直前の初値予想と気配運用を調べました

POPER(ポパー)も明日上場するため初値予想と気配運用を調べてみました。こちらも業績不安がある企業です。


しかし、ベースフードとは異なり2023年10月期の業績は黒字予想となっています!


POPER(ポパー)IPOの上場直前の初値予想
※POPER公式サイト引用


東京証券取引所から発表されたPOPERの気配運用は下記のようになります。


項 目気配運用の内容
板中心値段700円(公募・売出価格)
上限値段1,610円(更新値幅35円、更新時間10分)
下限値段525円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲175円以上、2,800円以下


大手の上場直前の初値予想は1,200円となっています。


こちらは公開価格割れとはならず初値売却益が見込まれています。上場規模が約4.2億円と小さく需給不安はありません。時価総額は約26.5億円です。


上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。

POPER(ポパー)の上場データと初値予想を考察


POPERもベンチャーキャピタル出資が多く懸念材料が確認されています。しかし、SaaS型業務管理プラットフォームの提供と言うことで黒字化予想となり、今後は余程のことがない限り黒字を維持できると思います。


月間解約率が0.6%以下のため業績期待はあります。ただし業績水準が低く上場時の評価はあまり高くないと思います。


ロックアップ解除となる1,050円以上はVCの売り圧力が高まる可能性があるため気を付けましょう。赤字期間が長く増資で乗り切ったと観測されています。


マザーズ指数は直近で高値圏にあり2銘柄とも上場タイミングは悪くないと思います。ただベースフードは不安しかありません。公開価格を超えて初値が付くことを願うばかりです!


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