アディッシュ(7093)とヴィス(5071)IPOの初値予想と幹事配分などを今回も評価していきたいと思います。
まずは人気が高いとされるアディッシュから考察していきたいと思います!SBI証券主幹事のためIPOチャレンジポイントを使うのか悩む投資家は多いはず。そして地合い悪化によりどうしてよいのかわからないパターンも考えられます。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 1,090円 |
仮条件 | 1,110円~1,230円 |
公募株数 | 237,000株 |
公募株数 | 237,000株 |
売出株数 | 68,000株 |
公開株数(合計) | 305,000株 |
オーバーアロットメント | 30,000株 | 幹事団 | SBI証券(主幹事) ←ポイント当選 みずほ証券 岩井コスモ証券 SMBC日興証券 東海東京証券 ←穴場証券 エース証券 マネックス証券 藍澤証券 エイチ・エス証券 むさし証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 DMM.com証券 |
事前評判が高く上場規模が小さいため初値持越し期待があります。ただそのさじ加減はガイアックスと他のベンチャーキャピタル次第となりそうです。
またベンチャーキャピタルの一部にはロックアップが掛かっていません。仮条件上限の1,230円で公開価格が決まった場合ロックアップ解除倍率は1,845円になります。この程度では初値形成ができないと個人的に考えているためやはり既存株主のさじ加減次第でしょう。
IPOに当選した場合は利益が転がり込んでくる可能性が高いため積極的にブックビルディングに参加してよいと思います。またSBIネオモバイル証券でIPO取扱いが発表されているため口座を開設している方は当選期待があります。
単元未満株(S株)のIPO抽選になるため本家のSBI証券よりも当選しやすいと考えています。個人的には相性がよく今回も当選できればと考えています。本家のようにIPOチャレンジポイントはありませんが、参加者がまだ少ないと予想されるため期待しています。
下記に抽選参加のポイントをまとめてみたのでよかったら参考にしてください!
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)でIPO取扱いの発表が行われました。IPO抽選のルールや注意点を徹底的にまとめたので応募をする前に確認をしてください。 もちろんIPO抽選に参加を行いIPO投資を楽しみたいと考えています …
もちろん単元未満株(S株)配分になるため利益は少ないと思われます。当選という文字を味わいたいための抽選参加になります。1株当たり1,000円の利益でもかなり嬉しいですからね。投資額からしたらリターンが大きくなると考えています。
株主構成が良いとは言えないと思いますが、上場規模が小さいため需給不安は全くありません!
アディッシュの事業はソーシャルアプリ向けサポートやリスク投稿モニタリングなどを行っています。これについては競合が存在し同社は規模が比較的小さいため成長性を見込んだ買いが期待できそうです。
幹事名 | 配分単位 | 引受割合 |
SBI証券(主幹事) | 263,800株 | 86.49% |
みずほ証券 | 12,200株 | 4.00% |
岩井コスモ証券 | 6,100株 | 2.00% |
SMBC日興証券 | 6,100株 | 2.00% |
東海東京証券 | 6,100株 | 2.00% |
エース証券 | 3,100株 | 1.02% |
マネックス証券 | 3,100株 | 1.02% |
藍澤證券 | 1,500株 | 0.49% |
エイチ・エス証券 | 1,500株 | 0.49% |
むさし証券 | 1,500株 | 0.49% |
株主上位には売りたい企業が多く存在しているため気を付けたいIPOです。まとめて売られると一気に株価が下がる恐れがあります。セカンダリーに参戦したことがある方は経験があると思いますが怖いですよね。私も何度がつかまったことがあります。
業績面は規模が小さいことから成長性があり今期も増収増益予想となっています。赤字から3期続けての増収増益になります。2020年12月の連結業績予想は売上31.5億円となり前期から25.8%増、経常利益は1.8億円となり前期から33.3%増になります。
カスタマーリレーション事業がストック型ビジネスモデルになるため、取引先が増えれば売上・利益共に増加する仕組みです。上場企業との取引も安定しているそうです。
このことから業績面の不安は感じられません。新型肺炎の影響も直接的にないと思います。海外市場向け企業にも対応しているためグローバル企業との取引も期待ができそうです。
さらに各都道府県等教育委員会や公立学校などとも取引がありこちらも期待ができそうです。現在の大手取引先はコナミやバンダイの名前が出ています。
ソーシャルアプリやSNSなど生活と密接になった媒体から新しい企業がどんどん出てきています。同社の場合は2014年から創業し親会社のガイアックスの力が働き上場までこぎつけた感じでしょう。何となくですが一波乱ありそうな銘柄だと感じます。
公募組は爆益になりセカンダリー組はハラハラの展開でしょうか!幹事入りしているむさし証券からの申し込みは行いましたか?前受け金不要でIPO抽選に参加できます。詳細は下記にまとめてみました。
むさし証券(旧そしあす証券)のIPO抽選ルールを調べてみました。以前は前受金が必要でしたが、現在は前受金不要に変更されIPO抽選に参加できる機会が増えました。口座数も多くなることが予想されますが、資金移動なしで抽選に参加 …
ヴィスIPOの初値予想と幹事配分を調べた結果
ヴィスは利益が出そうですけれどそこまで期待はしないほうがよさそうです。先に上場するドラフト(5070)に大きく影響される可能性があるため利益が見込めないかもしれません。大手予想も幅が現在のところ広めに設定されていることで様子見と言った感じでしょう。修正値では上限を下げてくると思われます。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 820円 |
仮条件 | 820円~900円 |
公開価格 | 3月16日 |
公募株数 | 1,300,000株 |
売出株数 | 650,000株 |
公開株数(合計) | 1,950,000株 |
オーバーアロットメント | 292,500株 |
幹事団 | 大和証券(主幹事) みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 エース証券 SMBC日興証券 マネックス証券 ←完全平等抽選 岩井コスモ証券 |
委託見込 | auカブコム証券 |
公開株数が多いため当選期待ができる銘柄です。事業はオフィス空間の設計デザインなどを行っている企業になります。需要は業績面に表れ伸び続けているため増収増益傾向にあります。ただ今期は増収減益になるようです。
ベンチャー企業が好みそうなオフィス空間を設計しデザインにも凝っているようです。従業員も職場環境が良ければ仕事がはかどるメリットもあるでしょう。
東京オリンピック・パラリンピックに向けたオフィス施行も控えているようなので上半期の受注は問題ないと考えています。
また準備中となっているVISビル事業は2021年3月期後半に建設工事が完了する予定となっています。ここには大きな資金が流れそうですが、経済の流れがストップしてしまいそうな今の状況により先延ばしもあるのでは?費用の工面状況は?と少し心配です。
上場によって得られる資金3.3億円をVISビル事業用に購入した不動産支払いに回すようです。さらにVISビルの建設費用に5.8億円利用するそうです。
全体費用がわかりませんが同社の上場規模は20.2億円なので資金的余裕はありそうですね。
幹事名 | 配分単位 | 引受割合 |
大和証券(主幹事) | 1,755,000株 | 90.00% |
みずほ証券 | 39,000株 | 2.00% |
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券 | 39,000株 | 2.00% |
SBI証券 | 39,000株 | 2.00% |
エース証券 | 19,500株 | 1.00% |
SMBC日興証券 | 19,500株 | 1.00% |
マネックス証券 | 19,500株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 19,500株 | 1.00% |
仮条件が900円になったことで上場規模が約18.4億円から20.2億円に引き上げられました。通常であれば仮条件引上げは好感できますが、地合いを考慮していないかのような銘柄が多いためブックビルディングスタンスを悩みます。
2020年3月の業績予想は売上91.5億円で前期から5.6%増、経常利益8.4億円で前期から8.4%減になります。PERは11.51倍、PBR2.19倍になり配当か13.2円出ることになっています。配当利回りは1.5%です。新興市場の配当としては悪くないでしょう。
事業を開始し16年以上経過していることで駆け出しの企業よりは安定感があるように感じます。都心ではデザイナーズオフィスの需要が多いということで今後も基本的に売上増になる期待があります。
昨今、日本経済の低迷がささやかれているため同社業績も急激に悪化する可能性は残されています。上場日の3月25日の市場がどのようになっているのか見当もつきませんが、地合いが横ばいであれば利益が見込めると思います。
アディッシュと比較した場合には投資リスクが高くなりそうです。細々とSBIネオモバイル証券でIPOを楽しむ方法が一番気が楽でしょう!またSBIネオモバイル証券の全体的なサービスについては下記記事でまとめてみました。
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