スシローグローバルホールディングス(3563)初値予想とIPO分析記事になります。2009年にMBOによる上場廃止になり、業績改善などを経て再上場します。IPOでは懸念されがちな再上場案件となりますが、スシローの知名度は高く業績も好調に推移しており、「大人」がどう判断するのかがポイントとなりそうです。また海外募集も行われるグローバルオファリングも初値高騰にはなりにくいと思われます。
業種:小売業
市場:東証1部又は東証2部
公開予定:03/30
BB期間:03/14~03/17
100株単位
公募株数 0株
売出株数 19,123,100株
合計株数 19,123,100株(191,231枚) ←配分濃厚かもしれない!
※ 国内売出し13,411,100株 海外売出し5,712,000株
※ オーバーアロットメントによる売出し2,011,600株
想定価格 3,900円 ⇒ 39万円必要
仮条件 3,600円~3,900円に決定しました!
公開価格 03/21に決定予定です
【幹事団】
野村證券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 auカブコム証券
UBS証券
SMBC日興証券 ←IPO取扱い多いので口座が無いと不利
大和証券
みずほ証券
メリルリンチ日本証券
岩井コスモ証券 ←後期型IPOなので申込忘れ多し!
マネックス証券 ←マネックス証券のIPO抽選は完全平等抽選です
SBI証券
丸三証券
松井証券
SMBCフレンド証券
東海東京証券 ←IPOネット申込可能になり即時入金も出来る
仮条件上限は3,900円となり吸収金額は約745.8億円、オーバーアロットメントを
含め約824.3億円です。
公開株数やオーバーアロットメントの変更は行われていません。
↑クリックで拡大します ⇒ SBIネオトレード証券がスシローGHDのIPO取扱い
↑クリックで拡大します ⇒ ビーグリーが当選したマネックス証券
国内では「スシロー」ブランドにて直営方式による回転すし店を中心に展開し、
海外では韓国で直営方式による回転すし店を展開している企業です。
ITシステムを活用した接客・サービスに寄与する効率的な店舗運営を実施してお
り、ICチップ内蔵の皿を用いたビッグデータ分析のほか、タッチパネル注文システム
により、注文を受けてから出来立ての寿司を提供する仕組みを導入しています。
2016年12月末の段階で店舗数は国内451店、韓国7店となります。
今後の課題としては、西日本を中心として「スシロー」を展開してきましたが、
人口の減少や出店余地の減少が予想されるため、首都圏を含む東日本や、
既に展開している地域における都市部への出店もより本格化していき、海外に
おいても成長性のある市場に対して事業拡大の機会を伺っているそうです
スシローグローバルHD初値予想は公開価格前後
【幹事配分】
野村證券 5,214,000株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券2,920,700株
UBS証券1,472,300株
SMBC日興証券1,206,700株 ←IPO取扱い多いので口座が無いと不利
大和証券 1,086,000株
みずほ証券634,200株
メリルリンチ日本証券573,800株
岩井コスモ証券60,200株 ←後期型IPOなので申込忘れ多し!
マネックス証券60,200株
SBI証券 60,200株
丸三証券30,700株
松井証券30,700株
SMBCフレンド証券30,700株
東海東京証券30,700株 ←IPOネット申込可能になり即時入金も出来る
※auカブコム証券やSBIネオトレード証券でも取り扱いが行われています
【業績等の概要】 2015年10月01日~2016年9月30日
売上収益147,702百万円(前連結会計年度比8.5%増)
営業利益7,509百万円(前連結会計年度比9.0%増)
税引前利益4,692百万円(前連結会計年度比10.2%減)
親会社の所有者に帰属する当期利益3,184百万円(前連結会計年度比16.8%減)
EBITDAは12,267百万円、調整後EBITDAは12,600百万円
調整後当期利益は4,981百万円
第3期第1四半期連結累計期間(2016年10月01日~2016年12月31日)
売上収益38,408百万円(前年同期比8.3%増)
営業利益2,140百万円(前年同期比4.4%増)
税引前四半期利益2,113百万円(前年同期比17.7%増)
親会社の所有者に帰属する四半期利益1,467百万円(前年同期比22.9%増)
EBITDAは3,098百万円、調整後EBITDAは3,131百万円
調整後四半期利益は1,521百万円
※EBITDA=営業利益+その他の費用-その他の収益+減価償却費及び償却費+長期前払費用償却費+長期前払費用(敷金及び保証金)償却費
【類似企業】
くらコーポレーション(2695)PER20.15倍 PBR2.99倍
銚子丸(3075)PER37.82倍 PBR2.06倍
カッパ・クリエイト(7421)PER-倍 PBR3.74倍
元気寿司(9828)PER118.01倍 PBR3.25倍
ロックアップ期間180日間、ロックアップ解除倍率の記載はありません。
ベンチャーキャピタルファンドである「Consumer Equity Investments」の出口作戦IPO
と言ってよもいでしょう。
ストックオプション総数は2,154,591株、行使期限を迎えている株数は2,121,286株です。
株主優待は既に設定されており半期に1,500円(年間3,000)の食事券贈呈となります。
株主配当金の設定はされていないようです。
⇒ スシローグローバルホールディングス(3563)IPO上場承認記事へ
EPS214.35を基にPBRを算出すると約18.19倍、BPS1,123.75を基にPBRを算出すると
約3.47倍となります(仮条件上限の3,900円を基に算出)
上場時発行済み株式総数27,458,920株を基に時価総額を算出すると約1,071億円です。
2017年09月の業績予想は売上8.1%増、経常利益80.6%増となります。
業績は好調に見えますが、国内では回転すし店の飽和状態もあり投資対象として難し
い面もあると考えています。
再上場案件やグローバルオファリングからも、初値が高騰するIPOとは言い難い
知名度は抜群にある銘柄なので何とか公開価格を超えて初値が付くことを期待したい
思っています。
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