串カツ田中(3547)IPOが新規上場承認されました。吸収金額を計算してみると、同日上場銘柄の中でも市場からの吸収金額が大きいようです。そしてなんと株主優待の設定が既にありました!11月末権利で、100株保有者に3000円相当を贈呈する事が盛り込まれています。同業種でもたまに優待設定はありますので、珍しくはありませんが、初値を考えると良い傾向です。


串カツ田中(3547)IPO初値予想


業種:小売業
市場:東証マザーズ
公開予定:09/14
BB期間:08/30~09/05


【事業内容】
当社は「串カツ田中の串カツで、一人でも多くの笑顔を生むことにより、社会貢献する。」を企業理念に、「串カツ田中」の単一ブランドで関東圏を中心に全国規模で飲食事業を展開しています。

串カツは、大阪の伝統的なB級グルメ※です。大阪の下町で昔から愛されてきた串カツは、それぞれの家庭や店が秘伝の味を守ってきました。当社の味は、当社取締役副社長田中洋江が父親の田中勇吉(故人)から受け継いだ田中家の味を大阪の西成から東京に持ってきたものです。串カツのルールである「ソースの二度づけ禁止」をはじめ、大阪伝統の味、大阪の食文化を提供しています。串カツ田中の目標は、全国1,000店体制を構築することです。ブームに影響されない店、永くお客様に愛される店を作り、串カツ田中の串カツを日本を代表する食文化とすることを目指しております。

まとめると⇒ 串カツ居酒屋「串カツ田中」の直営及びFC運営事業



【資金使途】
手取概算額894,500千円及び「1 新規発行株式」の(注)5に記載の第三者割当増資の手取概算額上限195,336千円については、1,050,000千円を直営店の新規出店のための設備投資資金に充当し、残額が生じた場合は長期借入金の返済資金の一部に充当する予定であります。その内訳は、直営店の新規出店のための設備投資資金として平成28年11月期に150,000千円を、平成29年11月期に450,000千円を、平成30年11月期に450,000千円を充当する予定であります。



100株単位
公募株数 250,000株
売出株数 112,500株
合計株数 362,500株(3625枚)   ←狙えない事も無いか?


想定価格 3610円 ⇒ 36.1万円必要
仮条件  3610円~3900円に決定しました!


【幹事団】
大和証券(主幹事)
SBI証券(副幹事)   SBI証券でIPOをはじめる3つのポイントはこれだ
みずほ証券
いちよし証券
SMBCフレンド証券
SMBC日興証券
丸三証券
マネックス証券    ←完全平等抽選方式採用
岩井コスモ証券   ←後期型IPO申込採用で穴場





■ 串カツ田中IPOの評判と分析
オーバーアロットメントによる売出54,300株
想定発行価格3610円に基づく吸収金額は約13.1億円となり、
オーバーアロットメントを含めて算出すると約15億円となります。

吸収金額にやや荷もたれ感があるようにも思いますが、株数は少なく株価も高いので
買重要が多ければそれなりに利益が取れそうです。
串カツ田中HP⇒ 夢を可視化します


串カツ田中(3547)IPO評判と人気
↑クリックで拡大します    ⇒ マネックス証券のIPO抽選が完全平等抽選はホント?


売上・利益共に好調です。
全国に120店舗あり、関東圏に103店舗、関東圏以外に17店舗となります。
社長の目標店舗数が全国1000店舗だそうですが、他のIPOでも同じような事を
目標にしている企業がありましたね・・・


串カツ田中は単一ブランドになり、大阪の伝統的なB級グルメを関東圏に持ち込み
拡大し続けています。ソースの2度づけ禁止などテレビで見た事が私もあります。
提供している串カツは常時30品以上で、1本100円~200円の設定になり、1人あたりの
客単価は2400円程度のようです。


会社設立は2002年03月、東京都品川区東五反田に本社を構えます。
社長は貫啓二氏45歳、株式保有率は45.77%となりますが、株主第2位の(株)ノート
の代表取締役も務めているようです(串カツ田中保有率39.46%)
従業員数は110人で平均年齢28.2歳、平均勤続年数1.7年、平均年間給与約343万円
となります。臨時雇用者数は年平均166人です。


串カツ田中(3547)IPOロックアップ
↑クリックで拡大します    SMBC日興証券のIPO概要と当選履歴、結構スゴイぞ


【ロックアップ状況】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人である貫啓二並びに当社の株主である株式会社ノート、田中洋江及び貫花音は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後90日目(平成28年12月12日)までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること及び売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。



ロックアップ期間は90日間(平成28年12月12日)まで、ロックアップ解除倍率は1.5倍
となります。株価設定が高いので1.5倍でも相当な利益ですね~
ベンチャーキャピタル出資は無く、ストックオプション67,080株には平成29年10月から
の行使期限が付与されています。
構造的に公開株式以外の株流通は無いと考えられますので、初値は良好だと思います。
同日上場で一番人気はカナミックネットワーク(3939)IPOかもしれませんが、どれも
全力申込候補です。

ワクワク感が止まりませんが、JR九州IPOの前後は承認が減ると思いますのでとにかくIPO取得に集中しておきましょう。

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