クオルテック(9165)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。ファンドのEXITに利用されるIPOになるため人気見込みは低そうです。


業績水準はそれなりだと思いますが株価設定が高く消化不良になる可能性がありそうです。


クオルテック(9165)IPOの評価


項目株数データ
想定価格2,540円
仮条件7月07日
公開価格7月19日
公募株数250,000株
売出株数955,000株
公開株数(合計)1,205,000株
オーバーアロットメント180,700株
幹事団野村證券(主幹事)
SMBC日興証券
SBI証券
岩井コスモ証券
丸三証券
岡三証券
極東証券
マネックス証券
委託見込岡三オンライン
DMM.com証券


電子部品の不良解析や信頼性試験等の受託サービスを主力としている企業です。プリント基板の試作、レーザー加工なども行います。


2022年6月期の売上は信頼性評価事業85.2%、微細加工事業10.4%、その他4.4%となっています。


事業としての新味はなく材料視されるのであれば「パワー半導体」というキーワードみたいです。電気自動車の基幹部品となるインバータ中のパワー半導体の信頼性評価試験や故障解析を行います。


グロース市場を選択しているため多少盛り上がりそうな気もします。過去の売上を確認すると成長性はあまり感じられません。


想定発行価格2,540円による吸収金額は約35.2億円、時価総額は約59.7億円です。オファリングレシオが高く売り逃げスタイルだと感じます。


IPOの内容的にはあまり好感できません。直近の第三者割当増資の発行単価は1,662円のため出資者は儲かりそうですね!!


クオルテック(9165)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。プレ初値予想では割れる可能性は低そうです。


ただ個人投資家はファンドEXIT案件には投資しない方も多いため需給不安はあると思います。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想2,500円~3,000円
※注目度B


仮条件の上限が引上げられると違和感が出てくるかもしれません。だからと言って想定発行価格よりも下げられると機関投資家評価が下がり、不人気の印象が付きやすくなります。


上場規模的には何とかいけそうな気もしますが今期業績予想は減収見込みとなっています。


トータル的な内容を考えるとスルーしたほうが賢いのかもしれません。続くIPOが少ないため最後まで考えたいと思います。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

「IPO承認」クオルテック(9165)の上場データと初値予想を考察!


クオルテック(9165)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は野村證券が単独で務めます。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)1,108,900株92.02%
SMBC日興証券36,100株3.00%
SBI証券12,000株1.00%
岩井コスモ証券12,000株1.00%
丸三証券12,000株1.00%
岡三証券12,000株1.00%
極東証券6,000株0.50%
マネックス証券6,000株0.50%


初値売却で利益が出るのか微妙な案件だと思います。ただ当選確率が高いとは言えないようです。


当選を狙うのであれば野村證券からでしょう。案外岡三証券あたりも良いかもしれません。当選したらネット口座でも電話が掛かってきますからね。


欲しい方は積極的に申込みを行えば1単元くらいは当選できるかも?くらいの案件だと思います。


野村證券が主幹事という安心感はありそうです。ファンド売り逃げスタイルがどうしても気になるIPOですよね。


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ご興味があればご利用ください。詳しくは下記記事でまとめています!




クオルテック(9165)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


クオルテック(9165)IPOの業績予想
※クオルテック公式サイト引用


業績を確認すると2023年6月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上32.74億円となり前期31.55億円から3.77%増、経常利益3.03億円となり前期3.39億円から10.62%減となります。


四半期利益は2.21億円となり前期3.27億円から32.42%減を予想しています。


想定発行価格2,540円を基に指標を計算するとEPS105.48からPER24.08倍、BPS1,138.56からPBR2.23倍になります。配当金が37円予定されているため配当利回りは1.46%になります。


今の地合いなら吸収してしまいそうな気もしますが、IPOに参加される方は公開価格割れも視野にいれておいたほうがいいのかもしれません。


類似企業のPERは10倍~20倍になるようです。


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