楽天グループ(4755)が公募増資を発表しました。POと第三者割当増資による吸収金額は最大3,300億円になると観測されています。
財務基盤の改善を急ぐために実施するようですが、発行済み株式総数に対する割合が最大で34.33%にもなるようです!
※楽天グループ公式サイト引用
第三者割当増資はサイバーエージェント(4751)、東急(9005)、三木谷興産、有限会社スピリットの計4社が7,879万株を引き受ける予定となっています。
予定では合計420億円あまりを調達するそうです。
同社によれば新株式発行に伴い、1株当たりの希薄化が生じるが、モバイル事業の拡大による楽天エコシステムのさらなる発展や会員1人当たりの生涯価値の最大化などが狙えるそうです。
三木谷浩史氏も後がないようにも感じますが、楽天証券ホールディングスの株式上場の準備も進めているそうです。
先日、楽天銀行(5838)が上場したばかりですが金策に走っているように感じます。投資家は利益を得られるチャンスかもしれないので日程の確認だけは行っておきましょう!
楽天グループ(4755)の公募増資(PO)の詳細を確認してみました
楽天グループ(4755)の公募増資の詳細を確認してみたいと思います。ホルダーには残念な情報だと思いますが中長期的には面白いのかもしれません。見方を変えれば「背水の陣」とも言えそうですけどね。
項 目 | その内容 |
銘柄名 | 楽天グループ(4755) |
上場市場 | 東証プライム |
主幹事 |
|
引受人 |
|
新株発行 | 468,102,100株 国内募集234,051,000株 海外募集234,051,000株(OAを含む) |
売出 | 0株 |
第三者割当増資 | 78,799,000株 |
合計 | 546,901,100株 |
希薄化 | 34.33% ※発行済株式総数1,592,907,600株を基準、三者割当増資を含む |
仮条件 | 3.0%~5.0% |
記事を書きながら思いましたが、希薄化が34.33%なのは驚きです。
今回の公募増資の資金は第5回無担保社債の償還資金、第1回公募劣後特約付社債の償還資金、連結子会社の楽天モバイルへの投融資資金、コマーシャル・ペーパーの償還資金として充当するそうです。
大手メディアにも出ていますが、基地局建設などの借り入れや社債の発行を行っていたため、その償還期限が近く800億円余りが必要とされています。
お金が必要なので公募増資に踏みきったと言えそうです。
将来的に楽天モバイル事業がどうなるのかが問題だと思います。モバイル事業に進出しなければと思っている投資家も多そうです。
三木谷氏は将来を見据えているのかもしれませんね。モバイル事業の黒字化が急がれます!
楽天グループ(4755)の公募増資(PO)の日程を確認してみました
今回の公募増資(PO)に参加される方は日程の確認を行っておきましょう。短期間に利益を得られるチャンスのため積極的に投資を行う方も多いはずです。既に周りでは投資を行うことを決めた方もいます。
もちろん私も公募増資に参加します!
項 目 | その内容 |
価格決定日 | 2023年5月24日(水)~2023年5月29日(月) |
申込期間 | 発行価格等決定日の翌営業日から発行価格等決定日の2営業日後の日まで |
払込期日 | 2023年5月31日(水)~6月05日(月)までの間のいずれかの日 ※発行価格等決定日の5営業日後の日とする |
受渡日 | 6月01日 |
発行価格 | 566円 ※割引率は3.08%に決定 |
2023年5月24日終値584円から3.08%のディスカウントとなり発行価格が566円に決定しました。公募増資は第三者割当増資を合わせ最大約2,942億円となります。
また2023年5月25日から日証金で新規売停止と現引停止の措置が取られます。これにより参加者の購入株数の激減が予想されます。両建を行っている方や一般信用売建を考えている方もいると思います。
日本国内の安定操作期間は5月25日~5月26日、海外は5月25日~5月31日に決定しています。参加される方は日程にも気を付けておきましょう。
貸借銘柄で大型なので参加しやすいはずです。
ゆうちょ銀行(7182)のように売禁になると参加者が激減すると思いますが、大人の事情で売禁にはならない気がしています。
また、希薄化を考えると500円台前半~半ばまで下げても良さそうです。しばらくは動向に注視しておきましょう。
大型のPOは稼げる可能性が高いですからね。大人買いしてくる方も多そうです。
私は細々と小額で参加しておきたいと思います。楽天銀行のIPOで複数当選が出たように楽天証券ではPOの複数配分も期待できそうです。
口座開設は今からでも間に合うかもしれません。そこまで積極的な方がいるのかはわかりませんけどね。
幹事構成確認では楽天証券が唯一のネット証券となっています。単価が低いため店頭証券の抽選に参加される方は手数料負けとなる可能性もありそうです。
楽天証券のIPO抽選ルール詳細を記事にしてみました。楽天証券と言えば過去のIPO取引実績がかなり多い企業です。しばらく取扱い数が少なかった時期もありますが、ここ数年取扱い数が増加傾向にあり、申込者も減っているようなので当 …
楽天グループ(4755)の公募増資は儲かるの?過去の株価を確認してみました
楽天グループの株価を確認してみました。過去10年分を調べると低い位置にあります。ここから公募増資を行うと考えたら財務面の厳しさも伝わります。
※SBI証券公式サイト引用
同社はモバイル事業の損失改善を行い、売上げを伸ばすことで目標を達成できれば、2030年には「フィンテック、インターネット事業を上回る収益が実現できる」と2023年12月期第1四半期の決算で発言したようです。
巨額赤字が続く中で楽天モバイルの収支改善が急がれます。
失敗するようなことになれば経営に大きな支障が出る可能性があります。
グループ全体としては成長しているそうですが、結果が出なければ株価は下がります。
2023年12月期本決算の業績予想も赤字予想が出ているため何処まで赤字を縮小できるのか見ものです。将来的に安定した利益を出せる企業になれるのか?現在が変革のタイミングだと言えそうです。
楽天グループ(4755)公募増資(PO)のまとめ!貸借銘柄は人気
2023年の公募増資は渋い内容が多いと感じます。今回の楽天グループに関しては面白そうだと考えています。時期的にIPOや分売などと資金の割り振りが厳しくなっていますが、利益を得られるチャンスなのでイベント投資好きの投資家は積極的に参加してきそうです。
※日本証券金融公式サイト引用
楽天グループの長期的な株価を確認すると今が買い時のような気もしますが、赤字続きのため何とも言えません。2019年12月期から赤字が続いています。
財務健全とは言い難いですからね。逆日歩を調べると既に0.05円発生していました!
モバイル事業が今後開花する時期が来れば今の株価は安かったと言えるのかもしれません。その時がいつ来るのかはわかりませんけどね。
そもそも希薄化34.33%まで持って行けたことも凄いと思います。既存株主は怒り心頭でしょうか。
同社は楽天銀行(5838)の上場で700億円超の利益を計上すると言われていますが、それでも全く資金が足らない実情があります。皆さんは公募増資(PO)に参加しますか?
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