IPOで100万円を稼ぐにはどのくらいの資金が必要なのでしょうか?初心者が陥る失敗などを今回は考察してみます。
また当選確率なども考えてみたいと思います。昔はIPOだけで生活していた方もいますが現在はそのような環境ではないと思います!
IPOに当たれば儲かると言われていました。
しかし現在はIPOに当選しても昔のような利益を上げることが難しくなっています。1銘柄当たり10万円程度であれば現在も利益が見込めます。
昔はIPOに1銘柄当選すると利益が100万円程度見込めた銘柄もたまに登場していました。まさに夢を掴むような投資だったんです!!
また、ローリスクハイリターン投資のため参加者も過去に比べると多いようです。ピーク時に比べれば減っているかもしれませんが、現在もIPOを続けている方は「勝ち組」と言えるかもしれません。
IPOで100万円を稼ぐにはどのくらいの資金が必要なのか?
私がIPOを始めた頃はIPOバブルが終焉する前です。1年間に150銘柄~200銘柄程度の企業が上場していました。私は現在のように銘柄別に記事を書いておらずIPOに当選するため必死だった時期です。
2000年は204社の上場が観測され私は2005年あたりから投資を行っています。ほんとにお金がない時期なので辛かったですね。
IPOに当選するたびその資金を投資に回し10年程度我慢することでまとまった資金を得ています。当時はIPOに当選すれば20万円~30万円程度利益が見込める銘柄がたくさんありました。
リーマンショックも経験しましたがIPOに専念していたため損失は殆どありませんでした。過去を振り返れば懐かしいと感じます。
大きく資産が伸びたのは2013年あたりからです。1年間にIPOだけで422万円を手にできています!!
そこで本題になります!IPOだけで100万円稼ぐにはいくらくらい必要なのか考えてみました。
ネット口座主体の取引だと100万円稼ぐのに1,000万円以上必要になると思います。
店頭口座主体だと2,000万円あれば100万円程度は案外チャンスがあると思います。証券会社も難しい問題を抱えているため裁量が利く担当者に当たれば美味しい思いができると思います。
私も過去に店頭配分で大きな利益を得られたことがあります。その後、担当者が変更となりトラブルが発生し現在はネット口座主体となっています。
今でも店頭組の話をよくお聞きする機会があるため大手証券の状況は何となくわかっています。
と言うことでIPOで大きな資産を得られる機会は過去に比べ減ったと考えられます!
どんな人がIPOを続けているの?実際は過酷な状況が待っている
現在もIPOを続けている方は勝ち組だと個人的に考えています。IPOに投資を行うには物凄く根気が必要です。なおかつ、絶対に「儲かってやる」という気持ちも必要になってきます。
- 日程と事業内容などの確認
- ブックビルディングへの参加
- 抽選結果の確認
- 当選・補欠当選の場合は購入申込
- 上場日以降に株式を売却
ここ数年は1年間に90銘柄~120銘柄程度の企業が上場しています。
多くの銘柄が公開価格を超えてくるためIPOに申込む機会も多くなります。仮に100社のIPOに申込みを行うと考えた場合、100回は最低申込みが必要になります。
また、主幹事からの申込みを優先させながら平幹事からの申込みも行ったほうがよいため、毎回5社から申込みを行うと仮定した場合は500回の申込みが必要になります。
膨大な数の抽選申込みや結果を確認しなければいけません。
そのため途中でIPOを辞めてしまう方も多いのが現実です。私の友達にも10人程度教えてみましたが続けている人は1人もいません。
続けない理由として一番多いのは「IPOに当たらない」からです。これが現実です。
仕事を続けなら1年間申込み続けることが普通の人はできません。皆さんお金は欲しいけど努力が足りないと思います!
だから申込みを継続している方が当選を引き当てる確率が高くなるのかもしれません。
余裕資金がある方は店頭で裁量配分を受けることができます。しかしネット抽選主体の申込みだと完全に「運」任せになります。
そのため申込み続けるしか選択肢がありません。私もいつ当選できるのかわからず申込みを永遠と繰り返しています!!
IPOってそもそも儲かるの?当選確率はどのくらいあるのか確認してみました
IPOに当選すれば儲かると言えます。しかし人気がないIPOに当選した場合は公開価格割れとなり損失を被る場合があります。人気・不人気となる条件は以下のようなことが考えられます。
- 市場からの吸収金額が少ない(上場規模が小さい)
- 公開株数が少ない
- 売出株が少ない
- ベンチャーキャピタル保有株が少ない
- IT系企業など成長性が高い業種
- 新奇性がある事業
- 市場からの吸収金額が多い(上場規模が大きい)
- 公開株数が多い
- 売出株が多い
- 地方市場への上場
- 赤字上場、又は収益率が低い
- ベンチャーキャピタル保有株が多い
- ストックオプションが大量に存在する
上記の他、上場市場により別の角度から見る必要があるため参考程度にお考えいただけたらと思います。
一番重要なのは上場規模だと思います。不人気事業でも上場規模が小さければ利益が出る可能性が高まります。
地方上場でもIT系の企業で実力があれば人気化することもあります。この辺りは経験が必要になります。
当選確率は人気が見込めるIPOだと1%を下回ります。銘柄によっては0.1%以下になることも考えられます。逆に不人気IPOだと当選確率が30%~50%程度になることもあります!
IPOの場合は利益が見込めると事前にわかることが多いため、人気銘柄の場合は当選確率が低くなってしまいます。
当選確率を高めるには主幹事からの申込みを徹底しておくことをお勧めします。公開株数の80%~90%程度を引受けることが多いため当選確率が自然と高くなりますからね。
また、今回と違う目線で書いた記事もあるのでよかったら下記記事も参考にして頂けたらと思います!
投資初心者でIPO投資を始めた方の考えは「IPO投資なら儲かる」と思っています。考え方に間違いはありませんが、少し違和感を感じます。 IPO投資を15年続けてきた私が考えることを今日は書きたいと思います。投資初心者(株初 …
IPOで失敗しない投資を行うにはどうすれば良いのか!まとめ
IPOで失敗しないためには利益が見込める銘柄に主幹事から申込み続けることが重要です。1年間で100万円の利益を狙うためには資金が1,000万円程度必要になるかもしれません。運が良ければ200万円程度の資金で100万円を稼ぐことも可能だと思います。
その場合は本人が持ち合わせている運頼みになります!
私がIPOを始めた頃は資金200万円を目標にしていたように思います。
しかし現在は儲かる市場に群がる投資家が多い割に、初値パフォーマンスがいまいちのためあまり魅力があるとは言えないかもしれません。
外部環境も大きく影響しているためIPOの他、様々な投資でいまいちのパフォーマンスとなっています。
デイトレで儲かるスキルがある方は面倒なIPO投資などに興味もないでしょうね。
私も当てはまりますが投資スキルがない方、もしくは賢くローリスク投資を行いたい方がIPOを続けていると感じます。
資金力がある方は公募増資(PO)で年間に500万円~1,000万円程度利益を獲得している方も多いようです。
結局投資は資金がないと知恵だけでは厳しいと思います。スキルがない方は投資市場から消えてしまいますし、ある程度の資金と知恵があれば楽しむことができると考えています。
私の場合は17年くらいIPOで毎年利益を得ています。直近だと1年間に200万円程度の利益獲得実績となっています。
資金が少なくても申込み続けていればいつか当選できると思いますが、その努力を自分の中で天秤にかけてみると良いと思います!
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