グラッドキューブ(9561)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。ネット広告運用代行とSaaS収益でしっかりとした利益を計上している企業です。
IPOでは毎回資金が流入するパターンの企業のため需給不安はありません。競合と比較した場合の収益率は良さそうです。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 960円 |
仮条件 | 9月07日 |
公開価格 | 9月16日 |
公募株数 | 450,000株 |
売出株数 | 830,000株 |
公開株数(合計) | 1,280,000株 |
オーバーアロットメント | 192,000株 |
幹事団 | 大和証券(主幹事) SBI証券 楽天証券 みずほ証券 野村證券 松井証券 岩井コスモ証券 岡三証券 あかつき証券 極東証券 |
委託見込 | 岡三オンライン SBIネオトレード証券 |
同社は自社開発のSiTest(サイテスト)に強みを持ち、ウェブサイト解析やアクセス解析、サイト制作などの他にコンサルティングによる包括的なデジタルマーケティング施策を行います。
SiTestはウェブサイトの最適化に必要な機能をオールインワンで兼ね備えている特徴を持っています。オールインワンのサブスクリプション型ウェブサイト解析ツールになり、解約率も低く推移しています。
有料アカウントの発生ベースはやや鈍化しているようですが、2022年12月期の第2四半期時点で四半期期間平均アカウント数が547件となっています。平均単価は85,585円となり順調に拡大しているようです。
上場承認時では、インターネット上の広告運用代行と付随するアクセス解析、クリエイティブ制作などからの収益が大きいようです。
現状分析から戦略立案なども行うため、自社開発ツールのSiTest(サイテスト)の提供を行い複合的に収益機会の拡大を目指しているようです。これによりSaaSとの組み合わせができています。
この他、スポーツメディアプラットフォームの提供を行います。プロ野球やJリーグの勝敗予想コンテンツをAI機械学習で提供します。
IPOとしては買われる材料が多い企業だと思います。オファリングレシオも18.6%程度と上場規模も低いようです。
想定発行価格960円による吸収金額は約14.1億円、時価総額は75.7億円となります。
グラッドキューブ(9561)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!
大手初値予想の数値を調べてみました。弱気の予想値だと感じましたがこれにはある理由があるそうです。最新の初値予想は下記のようになっています!
大手初値予想1,500円前後
※注目度B
※注目度B
ある理由とは新株予約権にも1.5倍のロックアップ解除設定があることです。
私も新規上場承認記事を書いている時に目論見を確認しながら「珍しい」と思っていたんですよね。しかも対象株主が多過ぎるんです。
対象者全てが売るとは思っていませんが、売却したいと考える方もいそうです。そのため初値1.5倍を意識した価格帯のようです。地合いも心配になってきたため妥当なのかもしれません。
個人的には状況により初値2倍は期待できると考えています。外部環境が良くないため積極的に投資を行う方次第でしょうか。
同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。
グラッドキューブの上場データと初値予想を考察
グラッドキューブ(9561)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は大和証券が単独で行います。幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
大和証券(主幹事) | 1,088,000株 | 85.00% |
SBI証券 | 64,000株 | 5.00% |
楽天証券 | 25,600株 | 2.00% |
みずほ証券 | 25,600株 | 2.00% |
野村證券 | 25,600株 | 2.00% |
松井証券 | 12,800株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 12,800株 | 1.00% |
岡三証券 | 12,800株 | 1.00% |
あかつき証券 | 6,400株 | 0.50% |
極東証券 | 6,400株 | 0.50% |
平幹事でも引受株数がそこそこあるのでIPOに当選したい方は平幹事からも申込を行っておきましょう。
1単元当選すれば5万円~10万円程度の利益が見込めそうです。IPOは抽選に申込んで当選すれば利益が期待できる簡単な投資です。
ただ申込みが面倒なだけですよね。その面倒な作業に耐えられる方だけが利益を得られます。大きな資金がある方は店頭でPO(公募増資)の配分を受けたほうが手っ取り早いかもしれません!
また、コツコツ利益を得られるクラウドファンディングにも投資を行っています。地味な投資になりますが事前に利回りの計算もできるため助かっています。
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グラッドキューブ(9561)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。先に上場するIPOの初値とセカンダリーによってグラッドキューブの初値が大きく変わりそうです。しかしブックビルディング時点で考えても仕方がないため、公開価格割れしないと思った銘柄には積極的に参加しておきたいと思います。
※グラッドキューブ公式サイト引用
業績を確認すると2022年12月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上15.01億円となり前期12.15億円から23.54%増、経常利益4.79億円となり前期2.98億円から60.74%増となります。
四半期利益は3.12億円となり前期2.01億円から55.22%増を予想しています。業績は凄く良いんですよね。
想定発行価格960円からPERを計算すると約23.17倍になります。PBRは6.56倍です。類似企業比較では妥当なところにありますが、成長性を考慮すると割安となりそうです。
直近上場のAViC(9554)でも株価1,135円でPER32.34倍なので割安と言えるかもしれません。
ネット広告関連の銘柄は収益期待があるため、業績が好調な企業は株価上昇の期待があると思います。同社はまだ業績規模が低いため上場後に期待する投資家もいると思います。
公募組も初値が低ければセカンダリーにそのまま突入のパターンも考えられます。利益が出ている企業だと株価上場の期待がありますからね。
相場が下落しているためFOLIO ROBO PROに投資してみると面白いかもしれません。短期で利益が狙える場合もあるため人気のロボアドです。
NYダウが調整しているタイミングで入れば収益期待がありそうです。進化版のロボアドバイザーとして有名なので下記記事で投資内容をまとめてみました。他社よりもAI(人工知能)に優れているようです!
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