アネスト岩田(6381)がPO(公募増資・売出)を発表したので内容をまとめました。三菱UFJ銀行と常陽銀行の2社が売出を行います。
さらに公式サイトから同日に自己株式取得を最大5億円実施すると発表されています。株主還元及び資本政策の一環と言った理由から実施予定となっています。
※アネスト岩田公式サイト引用
アネスト岩田は塗装機器や圧縮機等の機器メーカーになります。実は同社製品を私は利用しているためかなり身近な企業です。
類似企業の製品もたくさん利用していますが、若い時は同社製品にかなりお世話になっています。良いのか悪いのかは職人の技術力だと思います。
塗装機では日本国内シェア7割以上になり海外展開も行っています。一般の方はあまり関心がない銘柄でしょう。
東証1部に上場し時価総額は363.6億円程度になります。※2022年1月12日調べ
売出株(PO)の規模は2022年1月11日の終値871円算出で約15.7億円です。株価は反応していますが自己株式取得により、需給悪化はそれほどないかもしれません。
アネスト岩田(6381)売出株(PO)の詳細を確認してみました
アネスト岩田のPO(公募増資・売出)詳細を確認してみたいと思います。2022年も公募増資が一気に発表され日程が混雑しています。同社の場合は売出規模が小さいため需給不安はあまりないと思います。
ただここ6年程度は株価が横ばいなので投資妙味はあまりないと思います。配当が3%以上あるためインカムゲイン狙いの銘柄でしょうか。
項 目 | その内容 |
銘柄名 | アネスト岩田(6381) |
上場市場 | 東証1部 |
主幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
引受人 | なし |
新株発行 | 0株 |
売出 | 1,797,000株 |
オーバーアロッメント | 268,600株 |
合計 | 2,065,600株 |
株式増加率 | 0% |
仮条件 | 3%~6% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が全株式を引受け売出しを実施することになっています。そのためauカブコム証券でも取扱いが行われる期待があります。今後発表されると思います。
auカブコム証券では現在、日本ビルファンド投資法人とコンフォリア・レジデンシャル投資法人のPOが抽選で実施されることになっています。
IPOが途切れる時期なのでお小遣い稼ぎを考えた場合、申込んでおいて良いと思います。ただIPOがない時期のPOは人気なので申込める証券会社を多く持っている方が優位だと思います。
抽選派の方は頑張っておきましょう!
アネスト岩田(6381)売出株(PO)の日程を詳しく調べてみました
株単価が低いため気楽に参加できるPOだと考えています。売出し規模もそれほど大きくないため引受証券1社でも問題ないと思います。それよりも他の銘柄と日程が被るため資金拘束などが気になる投資家が多いはずです。アネスト岩田は貸借銘柄なので参加者はそれなりに多いと思います。
項 目 | その内容 |
価格決定日 | 2022年1月19日(水)~2022年1月25日(火) |
申込期間 | 売出価格等決定日の翌営業日から売出価格等決定日の2営業日後の日 |
払込期日 | – |
受渡日 | 1月26日 ※売出価格等決定日の5営業日後の日 |
発行価格 | 709円 ※割引率は3.01%に決定 |
今回の売出しの理由はコーポレートガバナンス・コードへの取り組みなどから、政策保有株式を見直す動きがあり、一部の株主から売却の申し出があったからとなっています。
自社株買いが同時に行われますが、差し引き約111万株以上の株式が市場に流通すると予想できるため、発表翌日の株価は下げています。
時価総額から考えると大きい売出しとは言えませんが、特定の株主が保有していた株が市場に出てくるため株価は下げますよね。
※日本証券金融公式サイト引用
日証金を確認してみると逆日歩はまだ付いていません。
2022年1月11日発表なのでこれから逆日歩が付く可能性があります。売建る方は一般信用取引だと安心できそうです。
アネスト岩田(6381)の売出株(PO)情報のまとめ!
売出株の発表から株価は下落していますが現在は落ち着いているようです。ここから値決め日(価格決定日)の1月19日に向けて投資家の思惑で株価が動く可能性があります。ただ売買で利益を狙うのであればもっと大型のPOが良いかもしれません。
この辺りはスキルや好みの問題だと思います。
※SBI証券公式サイト引用
同社の設立は1948年6月で上場は1961年10月です。
日本での売上よりも中国やインドなど海外で自動車部品向け塗装機器や圧縮機需要が伸びているようです。四季報で業績予想を確認すると2022年3月期は増収増益となる予想が出ています。
配当は株価805円算出で3.23%になります。本決算は3月となっていますが配当は年2回設定で3月と9月に13円ずつ予定されています。
浮動株式は上場株式数から計算すると約6割にもなります。
売出人の三菱UFJ銀行は上位から8番目の株主で常陽銀行が9番目の株主となっています。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資家へ販売することで浮動株式数が増えそうですね。
株主上位は信託口と生保ばかりになるようです。
公募増資に参加しても個人投資家はすぐに売却し、資金回転で利益を狙うパターンの投資家が多そうです。
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