みんなの年金という不動産投資型クラウドファンディングを行う企業について詳しく調べました。投資家目線で評判や評価を行い、メリットとデメリットについてまとめています。


投資家の口コミや個人的に気になることをズバット書いているため参考になればと思います。利回り設定が高い特徴があります!


みんなの年金の評判と口コミ
※みんなの年金公式サイト引用


要点をまず書いておきたいと思います。同社は利回りが高く優先劣後システムを採用しているため投資家保護につながります。


さらに預入金には信託保全が行われています。


投資スペックが良いためかなり魅力がある企業だと思います。ただデメリットだと個人的に感じている箇所もあるため記事でまとめています。


分配金が隔月となっていることは独特だと思いました。ファンドの中途解約は基本的にできないようですが、やむを得ない事情があれば可能のようです。


第三者へファンドの譲渡も可能となっており、これまで確認してきたクラファン企業のなかでは投資スペックが高いと思います。今後期待できる企業かもしれません!

【この記事を読んでわかること】
  • 優先劣後方式について詳しく説明している
  • メリットとデメリットを調べ個人的な意見を書いている
  • 信託保全により未投資金が守られると説明している
  • 投資家の口コミや個人的に気になることをまとめている



みんなの年金に投資を行うと儲かるの?優先劣後方式が魅力だった

みんなの年金は不動産投資型クラウドファンディングの仕組みを利用しています。


仕組みは顧客の出資金(投資金)で不動産を取得し、運用や売却を行うことで得られた利益の一部を配当として還元します。


詳しく説明すると、同社と顧客が「匿名組合契約」を結び複数の事業参加者から出資を募ります。その資金を利用して不動産を取得し、賃貸収入等から得られる利益を出資額に応じて配当(分配)を行います。


実際に不動産を取得することがポイントになります。


みんなの年金の優先劣後システム詳細
※みんなの年金公式サイト引用


同社は優先劣後方式を採用し10%~30%の範囲で劣後出資を行います。上記画像のように対象不動産の価値が万が一下落しても、劣後出資範囲内であれば投資家の元本や利益が守られます。


この仕組みは凄いと思います。不動産特定事業法(不特法)クラウドファンディングの強みだと思います!


わかりやすいように数値を当てはめてみると、劣後割合30%の場合だと不動産が1,000万円の場合は700万円まで価値が下落しても投資家は損失とはなりません。


劣後割合を大きくすることも可能だと思いますが、投資家が投資できる金額が減るためファンドにより劣後割合の工夫を行っているはずです。

ファンドの詳細を確認し利回りや募集金額を調べてみました

ファンド組成はコンスタンスに行われているようです。ただし募集金額が少ないため様子見と言った感じでしょう。


投資家登録者が増えてくると募集金額も増えてくるはずです。1号ファンドや2号ファンドは1口100万円となっています。この金額を投資できる方は限定されそうです。


みんなの年金ファンド募集金額と予定利回り
※みんなの年金公式サイト引用


ただ現在は1口10万円からの投資が可能となっています。多くの企業が1口1万円から投資が可能となっていますが、同社では10万円からとなります。


個人的には10万円でも何ら問題がないと思います。運営企業側からするとある程度まとまった資金で投資を行ってもらったほうが管理がしやすいはずです。


過去に複数のクラウドファンディング事業者にインタビューを行った感じでは、そのように仰る方が多いと感じました。お金が掛かりますからね。


項 目その内容
募集金額5,000,000円
出資総額5,600,000円
劣後割合12%
予定利回り8.0%
募集単位1口10万円~
予定運用期間12ヶ月
配当サイクル年6回


5号ファンドの内容をまとめると上記のようになります。インカムゲインの利回りにしては高利回りだと思います。


募集金額が小さいためなのか劣後出資割合も12%となっていました。30%だと1,500,000円になるため投資家が投資できる枠が大きく減ることになります。そのため12%程度が丁度いいのかもしれません。


また、口座開設を行うと詳細が確認できる仕組みとなっているようです。


投資を行う際はデポジット口座(投資口座)を採用しているため事前入金が必要になります。


配当金(分配金)やファンド償還時にはデポジット口座に反映されるため、次回ファンドに申込む際の振込手数料などが軽減できます。


組成されたファンドは魅力的な内容だと思います。他社で組成された似たようなファンドだと「4%~6%」あたりが個人的に多いと思います。そのため利回りが高いと言えそうです。

運営企業ネクサスエージェントの企業概要を調べました

運営企業ネクサスエージェントについて調べてみました。事業は不動産に関して強みを持つ企業となっています。


資産運用や相続対策なども行うようです。


同社は不動産投資市場の中でも中古市場は成長幅の大きい市場だと感じ取っているようですね。


項 目その内容
会社名株式会社ネクサスエージェント
所在地〒542-0082
大阪府大阪市中央区島之内1丁目21番19号オリエンタル堺筋ビル4F
設立2016年1月
資本金1億円
代表者岩田 講典
許可番号
  • 不動産特定共同事業許可番号:大阪府知事 第14号
  • 宅地建物取引業 許可 国土交通大臣(1)第9256号
  • 賃貸住宅管理業登録番号 国土交通大臣(1)第4392号
事業内容
  • 資産運用コンサルティング事業
  • 資産運用コンシェルジュ事業
  • 相続対策コンサルティング事業
  • 不動産売買仲介、不動産販売、不動産管理
所属団体公益社団法人 全日本不動産協会
※2021年7月28日調べ


また、投資用不動産WEB流通サービスブランド「イエリーチ」シリーズの運営も行っていました。


【イエリーチとは】
「イエリーチ」は、投資用不動産所有者と不動産会社と投資用不動産購入希望者をつなぐ、投資用不動産の流通における全く新しいWEBプラットフォームを目指したサービスブランドです。※ネクサスエージェント公式サイト抜粋



不動産投資クラウドファンディング以外にも資産運用商品の提供を行っています。


超高齢化社会が訪れるため、年金不安や社会保障などに少しでも投資で貢献できればと言った考えた根底にあるようですね。


イエリーチではBTC(ビットコイン)決済なども行っていました。


ネクサスエージェントは大阪本店となり東京にも支店を構えています。みんなの年金クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)への期待も高いと考えられます。



みんなの年金の口座開設手順と入金方法や分配金を調べました

口座開設の手順を調べてみました。eKYCを利用し本人確認が行えるため最短30分で口座開設ができるようです。


eKYCとはオンラインで本人確認ができるシステムになります。最近は多くの企業で導入されていますが、クラウドファンディング事業者ではまだ少ないと思います。


みんなの年金の口座開設手順
※みんなの年金公式サイト引用


口座開設は公式サイトの「新規登録」ボタンを押して新規投資家登録画面から手順に沿って進みます。


メールアドレスとパスワードを入力し、確認メールが届くため必要項目を入力し会員登録を行います。


会員登録情報を全て入力後、本人確認を行う流れとなっています。本人確認はオンラインで行えるeKYCの他に、郵送での本人確認も可能です。自分にストレスがないほうで本人確認を行う方法でよいと思います。


口座開設から投資までの流れは下記のようになります。


【口座開設と投資の手順】
  1. 会員登録
  2. 投資家登録
  3. 投資口座へ入金
  4. 出資
  5. 契約完了
  6. 配当


入金方法は用意された投資口座へ入金を行います。その際の振込代金は投資家負担になります。


ファンドへ投資を行う際は募集期間内に申込を行います。その際に、先着式と抽選式の案内が行われているため確認を行っておきましょう。


申込みファンドが成立するとマイページに契約書の電子交付が行われます。その後は、配当金(分配金)の振込と元本償還を待つだけです。


配当金(分配金)は不動産クラウドファンディングでは珍しい隔月で支払われます。何となく新鮮ですよね。


個人的に思ったことですが、サービス名に「年金」という文字が入っているため2ヶ月に1回の配当だと思いました。多分そうですよね。


この辺りは面白いな~と感じています!


みんなの年金のメリットとデメリットを考察!投資前に確認しておきたいこと

みんなの年金に投資を行った場合のメリットとデメリットを考えてみました。


基本的なスペックは良いため問題があるようには考えていません。ただ気になることはあります!


【メリット】
  • 1口10万円からの投資が可能
  • 優先劣後方式による投資リスク低減が行われている
  • 信託保全を導入しているため未出資金が守られる
  • 元本変動がなく2ヶ月に1回配当金がでる
  • 比較的利回りが高い
  • 法人の口座開設も可能
  • 口座開設費用や維持管理費用などが無料



【デメリット】
  • 元本保証の投資ではない(元本毀損の可能性がある)
  • ファンドの募集金額が小さい
  • 運営会社が上場企業ではない
  • 運営企業の倒産がないとは言えない
  • デポジットへの入出金は投資家が振込代金を負担しなければならない


メリット項目を確認して頂くとわかるように劣後出資や信託保全など手厚い投資環境となっています。投資家によっては1口10万円という金額が高いと感じる方もいるでしょう。多くの企業が1口1万円からの投資ですからね。


これには隠れたデメリットも存在ます。実は、分配金を貯めておいても小額で投資を行っている場合は分配金の再投資がなかなか出来ません。


クラウドバンクだと1万円以上の投資だと1,000円単位で投資ができるため分配金の再投資も容易です。さらに即時入金も用意されているため思い立った時に入金することもできます。


融資型クラウドファンディングになり、太陽光発電などの再生エネルギーに強い企業なので不動産投資型クラウドファンディングとは少しスキームが異なります。


実際に投資を行っているので下記記事も参考になると思います。




また、みんなの年金の場合は投資家登録者数がまだ少ないためだと思いますが、ファンド組成金額が小さいようです。類似企業も多く存在するため、これから魅力的な商品が登場することを期待したいと思います。


いきなり大きなファンドを用意しても完売しなければイメージダウンにつながる事もあると思います。同社で組成されたファンドはどれも完売しているため上手く管理されているように思います。


この他、1口10万円からの投資を「海外ファンド」で行える企業もご紹介したいと思います。


TECROWD(テクラウド)という企業になりモンゴルへの投資を行っています。ESG(環境・社会・ガバナンス)投資にもつながると考えられ、現地の経済にも貢献できる投資です。インタビューも行っています。


ちなみにクラウドバンクにもインタビューしています!!




信託保全の導入で投資家の資産が守られる仕組みだった

投資家の未出資金額に信託銀行を活用した信託保全を導入しています。クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)で信託保全を導入している企業はまだ少ないです。


なぜなら余計な経費が発生するため利回り低下になりかねないからです。投資家からすれば全ての企業で導入してほしいですよね。


みんなの年金は信託保全を利用した資産管理を徹底
※みんなの年金公式サイト引用


信託保全を導入していれば、みんなの年金が万が一倒産した場合でも外部弁護士を通じて未出資金が返却されます。


そのため投資家は未出資金(預入金)を失うリスクから回避されます。


運営企業が倒産することは可能性として低いと思いますが、何があるかわからないため導入してあれば嬉しい材料だと思います。


みんなの年金を利用している投資家の口コミを調べてみた結果

口コミを調べたところ実際に投資を行っている投資家のツイートを見つけることはまだできませんでした。


しかし、PR TIMESなどを利用した情報なども公開されているため今後期待できそうです。








みんなの年金公式サイトのツイートも確認することができました。ファンド組成数が増えることにも期待したいと思います。


イエリーチのTwitterアカウントもありました。複合的にSNSの活用も行われていることを確認できました。


SNSで口コミが増えてきたらさらに情報共有したいと思います!


同社の比較対象となるのは業界大手のCREAL(クリアル)でしょう。こちらは私も実際に投資を行っています。よかったら下記記事も参考にして頂けたらと思います。


ファンド組成金額が大きいため即売になることは少なくなったと感じています。



みんなの年金は儲かるのか検証!評判と評価まとめ

みんなの年金の投資スペックは高いと言えます。ただ現状は組成されるファンド金額がやや低いため、投資できない可能性があると思います。


組成されたファンドが完売していることから人気があるとわかります。また、ファンド組成もコンスタンスに確認できることから運営としては問題がないと考えています。


みんなの年金の評判と評価まとめ



【まとめ】
  • 口座開設が無料で1口10万円からの投資
  • 劣後出資割合は10%~30%の間で設定される
  • 未投資金(預り金)に信託保全が付いている
  • 元本保証の投資ではない
  • ファンド組成金額が小さい
  • 企業破綻のリスクがないとは言えない


同社の特徴を簡単にまとめると上記のようなことが言えると思います。知名度こそまだ低いと思いますが大手同等のスペックと言えそうです。


不動産投資型クラウドファンディンへの投資は、なるべく手間をかけずに投資を行いたい方に向いている投資だと思います。投資リスクはミドルリスク・ミドルリターンと言われています。


kimukimu

実際に不動産を取得するため、投資金額がゼロになることは考えにくいと思います。



ただ地震などの転載により不動産価値が下がる場合があるかもしれません。他の投資でも同じだと思いますが投資なのでリスクは存在します。


株式などに比べると元本変動がなく投資ができるため人気の投資だと思います。


気になる方は小額で投資を行うことをお勧めします。いきなり大きなお金を投資すると精神的にも良くないと思います!


私は400万円~500万円程度の資金をクラウドファンディングで利用しています。地味に利益が積み上がりほったらかしで投資ができるため手間がかかりません。


唯一大変だと思うことは、人気ファンドが出た場合の先着申込です。たまに参加していますが即完売になるファンドもあるため先着方式だと競争になります。それも楽しみの一つかもしれませんね!!


と言うことで投資ができれば儲かると言えると思います。ファンド組成金額が数千万円規模になれば申込みやすいと思いますが、現状だと募集時間前に事前準備が必要だと思います。


事前準備とは主に通信環境が良い場所で申込みを行うことです。


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