レンデックス(LENDEX)の利回りが高すぎるため評判や評価をまとめてみます。実績は順調に積み上がっており募集ファンドも100%成立ばかりです。特徴としては利回りが他社よりも高く魅力的だと思う反面、本当に投資をしても大丈夫なのか?と考えるところがあります。
なぜなら利回りが直近で8%~13%と高利回り過ぎるからです。そして運用期間が短く募集成立金額も低いものが多く投資対象としてどうなのか微妙です。
記事作成時点のローン成立総額は23.5億円を超えているため事業者としては成功しているように思います。また投資家人数は2,600人を超えています。
ちなみに私はまだ口座を開設していません。事業開始から同社ホームページを確認していますが利回りが凄いとそこばかりに目が行っています。特に同社に問題はないと思われるため自分の投資スタンスと合致するようであれば投資をお勧めします。
ネットで色々と情報を探してみると「怪しい」というキーワードが目立ちますが、結局人気がある企業じゃね?と感じています。個人的に気になる点もあるため以下にまとめます。
レンデックス(LENDEX)ファンドは人気が高く即売傾向にある
同社のファンドは主に「不動産担保付きローンファンド」と「ローンファンド」の2種類になるようです。担保設定があるファンドは利回りが若干低くなりますが、それでも他社より利回りが高い傾向にあります。
運用期間が短い理由を調べてみるとファンドが新たに購入する不動産の仕入資金の調達を目的として組成されたファンドが多いからのようです。金融機関から借りずに短期間で資金調達できるソーシャルレンディングを利用したという流れでしょう。
この辺りは普通に行われているため問題はないと思います。募集総額にもばらつきがあることから零細企業からの資金調達などもあるのかもしれません。大きな募集では1.3億円を超えるような大きなファンドも組成しています。
また、募集を開始した当初は5万円からの投資を行っていましたが現在は2万円からの投資が可能となっています。類似企業の多くは1万円から投資が出来るため意識していると思います。
募集ファンドは数分で売れることが殆どのようですが募集金額が低い案件は1分かからず満額成立になるようです。
レンデックス(LENDEX)の特徴とファンド組成から分配金の流れを調べてみた
同社の特徴を簡単にまとめると分配金は毎月分配になり1年以内の短期投資ファンド取扱いに特徴があります。投資額は2万円からの案件が中心になり会員登録などはすべて無料、そして東急リバブル株式会社が価格調査報告書を提出していることです。レンデックス(LENDEX)公式ページを見てもわかるように、東急リバブルの露出が行われているため同社の信用にも結び付いていると考えらえます。東急リバブルは東急不動産ホールディングス(3289)の100%子会社になります。CMも流れているため社会的信用も大きい企業だと考えられます。

【レンデックス(LENDEX)の特徴】
- リスクを抑えるために案件の大部分に担保を設定している
- 収益は毎月分配でリスクを軽減できる
- 1年以内の短期投資を中心にし先の見込みにくい投資案件はさけている
- 手軽に投資が行えるように数万円単位から始められる
- 口座開設費用や維持管理費用はすべて無料
- 第三者から国内不動産の価格調査報告書を取得している
ファンドが成立し分配金が支払われる流れは下記のようになります。レンデックス(LENDEX)が間に入ることで投資家は面倒な作業を行うことなく分配金を受け取ることができます。
分配金は毎月支払われ、元金はファンド終了時に事業者から返済された後に投資家の口座へ戻る仕組みです。
投資の際の注意点として、ファンドが満額成立の場合は募集はその時点で打ち切られます。また、募集期間終了時に応募総額が最低成立金額に達しない場合はファンドが不成立になります。
不成立の場合は投資を行った資金は投資家の投資口座に返金されます。
東急リバブルが第三者として担保設定を行っている
東急リバブルについても少し調べておきました。事業は不動産仲介業(売買仲介および賃貸仲介)、新築販売受託業(新築マンション・建売等の販売代理)、不動産販売業(新築マンションの分譲・リノベーション事業等)を行っています。従業員数は3,235名(連結3,385名)となっています。会社設立は1972年3月10日となり老舗企業です。資本金は14億円弱になり、売買・賃貸を全国27,810件から物件検索できるそうです。

ソーシャルレンディング企業としてはファンド担保を第三者査定を使って調査をしている企業は珍しくありません。ただ同社の場合は国内最大級の企業が査定を行っている安心感はあります。
またファンド組成に関して「大手国内不動産会社の査定価格の80%を上限にファンドを組成」しているとあります。このことからデフォルトになった場合でもある程度元本が保証されているのではないかと考えられます。

投資をするには良い環境なのかも?でも利回りが高すぎてみんな警戒しているのでは?
それに東急リバブルという看板もあり名前を汚す訳にはいかないでしょう。
口座開設時に気になることを調べてみました
同社に口座を開設するには20歳以上75歳未満の方と定められています。また日本国内に在留資格を有し居住地が日本国内の方となります。75歳以上でも会員登録を個別に受け付けているようなのでご希望の方は連絡をしてみるとよいでしょう。口座開設は公式ホームページから申し込みを行い、審査を通過した場合のみ簡易書留で本人確認書類の郵送が行われます。同社から本人確認書類発送までにかかる日数は概ね2営業日程度となっています。

口座開設や維持管理などの手数料は一切必要なくファンド成立となった場合でも手数料は掛かりません。同社へ入金する際は投資家が振込手数料を支払い、出金時は同社が振込手数料を負担します。この辺りは投資家にやさしいと感じます。
税金については自動的に源泉徴収され投資家の口座へ入金が行われます。源泉徴収税額は所得税の前払いとして所轄の税務署へ納付されます。
投資を行う場合はあらかじめ同社に用意されたデポジット口座(預託金口座)に振り込みを行わなければいけません。ファンドを選んでそこへ振り込むのではなく前受け金により投資対象ファンドへ投資を行います。
またジャパンネット銀行を取引口座に指定しているため24時間いつでもリアルタイムで入出金が反映されます。ジャパンネット銀行同士だと振り込み代金が割安なので確かります。現在は54円となっていますが、消費税が引き上げられると手数料も高くなるはずです。
分配金については、毎月貸付先から利息の支払いがあった日から4営業日以内に同社口座へ振込まれるそうです。
高利回りローンファンドの内容と投資金額が丸わかりだった
同社の担保設定内容は理解できました。そして事業者が返済ができない最悪の場合でも担保権を行使し回収額を大きくする流れもわかりました。毎月分配金も投資家に嬉しい情報です。そこで年間利回り13%ファンドを考察してみました。
募集総額1,500万円にたいして応募金額は1,500万円の満額成立となります。運用期間が3ヶ月と短いですが30万円を投資した場合のリターンは税引き前金額で10,043円にもなります。銀行の定期預金が19円であることから大きな差があります。
私もここに魅力を感じ4年ほど前からソーシャルレンディング投資を始めました。
【ファンド概要】
当ファンドは、主として不動産事業者が新たに購入する不動産の仕入れ資金の一部及び修繕費用の調達を目的として組成されたファンドです。
当案件は無担保・有保証・公正証書有です。対象物件は他物件も含めて3か月後の売却を予定しており、売却できない場合は不動産事業者が既に支払っている売買代金の一部が返還され、融資金は返済される見込みです。
口座がないのでログインできませんがある程度情報が公開されているため資料を見ることが可能です。内容を確認してみると不動産の仕入れ資金の一部として同社スキームを利用していることがわかります。
対象物件は東京都江戸川区の一棟レジになり土地および建物となっています。物件の評価額を第三者に査定してもらうと査定価格が8,600万円となったそうです。ただし無担保・有保証・公正証書有となっています。
対象物件は他物件も含めて3か月後の売却を予定しており、売却できない場合は不動産事業者が既に支払っている売買代金の一部が返還され融資金は返済される見込みとなっています。
返済は不動産の売却による売却代金、借入人の事業収益、又は他の金融機関からの借り入れによって行われ、状況によって期限前返済の可能性もあると記されています。
本案件に申し込んだ人数は28件、投資申込平均金額は535,714.29円となっています。この辺りの情報公開は投資家に参考になると思います。
詳細はログインをしなくても確認できるためみてみると一発で500万円の投資を行っている方がいました。その下は300万円、その下は100万円となっています。攻めるタイプの方もいるようです!
短期投資だと確かに安心できますがそこまで大きな投資を行ったことはまだありません。税金の関係もありますしね。
ただ即売になるほど人気なのはわかりました。
LENDEXから新規募集ファンドのお知らせがありました。
— ぐりーんりんく@投資2年目 (@greenlinkosaka) July 16, 2019
✅ 担保無し、連帯保証あり
✅ 利回り13%、運用期間4ヶ月11日
いろいろ攻めてますね。
私はパスですが、動向は注目します。 pic.twitter.com/mfcZeFVJp0
LENDEXの「不動産担保付きローンファンド144号」High&Low対決は、3分で完売のHigh案件に軍配が上がりました。
— きたの (@kitano_income) May 27, 2020
Low案件は27分かかりました。
昨日、ローンファンド106号が早期償還されたので、そのまま、予定通り両案件に申し込みしておきました。#ソーシャルレンディング #LENDEX #レンデックス pic.twitter.com/pLKfAu62hQ
このまま経営が拡大する期待はありますが、高利回りが維持できるのか少し不安なところはあります。
レンデックス(LENDEX)とはそもそもどんな会社なのか?
同社の企業概要をまとめてみました。公式ホームページには決算報告書をPDFで確認できる箇所が用意されていたため内容を確認すると貸借対照表が公開されていました。平成30年12月31日付で現金預金は約1.47億円あるようです。興味がある方は公式サイトでご確認ください。損益計算書の公開はありませんが、注意事項に「平成30年1月1日~平成30年12月31日までの当期純損失は14,076千円」と記載があります。個人的には意外に底堅いと感じました。大体どの企業も赤字から出発し運用資産が100億円を超えてくると事業が安定すると言われています。
現在の運用額は23.5億円なので見方によっては今後の業績期待はあると思います。運用利回りを半分にすれば利益に結び付くと思いますが、それでは投資家が集まらないため仕方がなく高利回りに設定している感じはします。

大々的に宣伝を行っていないことから投資家に還元するため高利回りに設定されていると思いたいです!
項 目 | その内容 |
企業名 | 株式会社LENDEX(レンデックス) |
設立 | 2000年8月01日 |
資本金 | 100,000,000円 |
事業内容 | ソーシャルレンディング事業 |
所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷二丁目1番11号 郁文堂青山通りビル5階 |
電話番号 | 03-6452-6922 FAX:03-6256-9033 |
貸金業登録情報 | 貸金業登録番号:東京都知事(1)第31631号 貸金業協会:日本貸金業協会会員 第005975号 加入指定信用情報機関:株式会社日本信用情報機構 貸金業務にかかる指定紛争解決機関:日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター |
金融商品取引業登録情報 | 金融商品取引業登録番号 関東財務局長(金商)第2460号 金融商品取引業協会:第二種金融商品取引業協会会員 第256番 金融商品取引業務にかかる指定紛争解決機関:証券・金融商品あっせん相談センター |
取引銀行 | みずほ銀行 銀座通支店 |
従業員数は役員を含め9人となっています。決算時の資料画像は流石に掲載するとまずそうなので公式サイトで確認してください。
レンデックス(LENDEX)評判のまとめと投資実行で気になる評価!
今回調べ見た感じではレンデックス(LENDEX)に大きな問題があるようには感じませんでした。ただ調べていて気になったことはあります。それは2019年3月に社長が筧悦夫氏から田川徳彦氏に変更されていることです。社長が交代し事業に何か影響が出た事実はありません。しかし、同社に問い合わせた投資家がいるようです。その返答内容がはっきりしなかったため同社への投資を回避する動きもあったようです。
現在は時間が経過しそのような動きはなさそうですが、社長交代の内容が「元々行っていた会計ビジネスが多忙になったから」という理由が投資家に納得できなかったのかもしれません。
新社長の田川徳彦氏は大蔵省や総務省、財務省などを経て同社の代表取締役社長に就任しているそうです。官僚と考えるとどうなのかわかりませんが、気になる企業ではあります。
人気が出てくれば利回りが低下する方向に向かうと思いますが、現在のとこと私の懐に余裕があまりありません。類似企業数社に入金予定なのでレンデックスまで手が回らない状態です。気になる点もあるけど自己責任で投資判断ですね!
ソーシャルレンディングに300万円まで投資額を増やしている最中なので10万円くらい運用してもいいんだけど?と考え中です。下記関連記事に実際に投資を行った記事を用意しているのでよかったら参考にしてください。少し悩みます。
⇒ レンデックス(LENDEX)公式
