DL FUNDING(ディーエルファンディング)が融資型クラウドファンディングを開始しました。そのため評判や評価を投資家目線で行い、メリットやデメリットを考察しています。


ファンド組成が既に行われているため投資家の口コミも合わせてご紹介しています。同社はFUELのプラットフォームを利用して上場企業のディア・ライフ(3245)がファンド組成を行います。


DL FUNDING(ディーエルファンディング)の評判と口コミ
※ディーエルファンディング公式サイト引用


ファンド運営とファンド審査や募集が別々になるため他社とは大きな違いがあります。


FUEL(フエル)は「FUELオンラインファンド」を自社で運営していますし、CRE Funding(シーアールイーファンディング)にもプラットフォームを提供しています。


そのため、FUELオンラインファンドに口座開設を行うことで複数のファンド運用会社を投資先として選ぶことができます。


利用するメリットとしては、投資を予定していたファンドが完売していても他社ファンドに投資を行うことが可能です。利回りが高いとは言えないかもしれませんが、効率的な運営を行っているイメージがあります。


同社でもファンド組成が行われているため早速確認してみたいと思います!

【この記事を読んでわかること】
  • ファンド運営とファンド審査・募集が別々となっている理由を説明している
  • 運営企業のディア・ライフがどのような強みを持つ企業なのか説明している
  • メリットとデメリットを考察し運営企業の特徴を説明している
  • 投資家の口コミと自分なりの評価を出している



DL FUNDING(ディーエルファンディング)は不動産を対象にしたファンドへ投資ができる

ディーエルファンディングの投資対象を確認してみたいと思います。融資型クラウドファンディングのため少し不安だと感じている方もいると思います。


DL FUNDING(ディーエルファンディング)の融資型クラウドファンディングの仕組み
※ディーエルファンディング公式サイト引用


不動産投資型クラウドファンディングだと実際に不動産を取得するため、投資先として強烈な人気があります。ただ同社はファンド組成と運用が上場企業ということで魅力があります。


ディア・ライフ(3245)は東証プライム上場企業になり、自己資本比率が高く安定した財務基盤となっています。コロナ禍でも増収増益見込みとあり、業績面の不安はなさそうです。


都内中心の投資用マンション開発や販売などを主力事業としているため、ファンド組成に不安はありません。ただ組成されたファンドの利回りが低く驚きました。


タイトルのデメリット1つとは利回りです。これから他社と競争しなければならないため、だんだんと利回りが高くなると個人的に考えています。


現在のところは上場企業の強みを生かした不動産クラウドファンディングと言った感じでしょう。ちなみに融資型クラウドファンディングは「貸付型クラウドファンディング」とも言われます。


まとめると、ソーシャルレンディングと言い方になります。


投資のやり方は公開されている事前情報を基に投資を行います。投資後は償還されるまで待つだけの投資になります。そのためファンド組成・運用を行う企業の「信用や信頼」が投資で重要なポイントになります。


組成されたファンドの利回りや募集金額などを確認してみました

DL FUNDING1号はディア・ライフの不動産事業資金に利用されるとあります。リアルタイムで募集状況を確認していませんが完売しています。


なぜこのような事が起きるのだろうか?と考えたところ気が付きました。


DL FUNDING1号ファンドの投資内容
※ディーエルファンディング公式サイト引用


FUELアカウントを持っていれば複数のファンド運営企業に投資ができるため、行き場を失った資金により完売になっていると想像できます。


もちろんファンド運営企業に不安がないことが条件です。


項 目その内容
想定利回り2.2%
募集方式先着方式
最低成立金額10,000,000円
申込金額(募集金額)50,000,000円
予定運用期間約12ヶ月
利益配当ファンド運用終了時に一括配当
元本償還ファンド運用終了時に一括償還


ファンド概要は上記のようになっています。また、事業者はディア・ライフの100%子会社となっています。


FUELオンラインファンドに口座を開設している方はより詳しい内容を確認することができます。情報量は他社比較で同等だと思います。


また、ディア・ライフの有価証券報告書も確認できるようになっていました。


今後のファンド組成に期待したいと思います。上場企業とは言え1号案件で5,000万円の資金を集められたのは、FUELに登録している投資家が多いからでしょう。


私も投資を行うつもりで入金しそのままになっている資金がありますからね。デポジット口座となっているため使い勝手はよいと思います。1口1万円から投資ができます!

運営企業のディア・ライフについて企業概要を調べました

運営企業のディア・ライフについて調べました。同社は東京都心に特化したハイグレードマンションや、商業ビル・オフィスビル開発等の不動産投資事業を行っている企業です。


また、不動産業界向けに人材派遣事業も行っています。経歴を確認すると都市型マンション開発で成長してきた企業として知名度が高い企業となっています。


項 目その内容
商号株式会社ディア・ライフ
英語表記 DEAR LIFE CO.,LTD.
本店所在地〒102-0073
東京都千代田区九段北1丁目13番5号ヒューリック九段ビル2F
会社設立2004年11月01日
資本金39億1,100万円
免許
  1. 宅地建物取引業 東京都知事(4)第83945
  2. 一級建築士事務所 東京都知事登録64484号
  3. 一般労働者派遣事業許可(派)13-300632
  4. 有料職業紹介事業免許 13-ユ-300590
代表取締役社長阿部幸広
事業内容リアルエステート事業(プリンシパルインベストメント事業)
※2023年2月26日調べ


同社事業の大きな特徴として、用地の仕入から開発後の売却までを一気通貫して手掛けていることがあげられます。


このためプロジェクトごとに少人数のチームを作り、一貫したマネジメントが行えます。そのためなのか事業効率が高まり従業員1人当たりの年間売上高が約10億円、1人当たり営業利益額が約1億円になるそうです。


そんな企業が不動産クラウドファンディングを行います。


同社が取得開発や投資する物件の殆どが東京23区内になり、最寄駅から徒歩10分以内という好立地条件であることから人気があります。今後も都心から外側のエリアで事業は行わないと断言しています。


確かに23区内の物件は安定していると言えます。業績が拡大傾向にあることから物件の需給にも不安がないと考えられます。


また、ファンド運営企業が上場企業となっていることで財務開示などが行われ透明性があると言えます。


DL FUNDING(ディーエルファンディング)の口座開設と投資完了までの手順を調べてみました

ディーエルファンディングの口座開設はFUELオンラインファンドになるため「FUELオンラインファンド」の口座開設手順を書いておきたいと思います。


DL
※FUEL公式サイト引用



【口座開設の流れ】
  1. メールアドレスの登録
  2. 口座開設申請
  3. 申請内容の審査
  4. 口座開設完了


個人だけでなく法人で投資を行うことも可能です。口座開設が完了するとハガキが送られてきます。


20歳未満や75歳以上の方、学生の方は口座開設ができないことになっています。


口座開設には「お客様情報」と「出金先口座」の入力、さらに本人確認書類のアップロードなどが必要になります。流れに沿って入力するだけなので間違う項目はないと思います。


マイナンバーについてもアップロードが必要になります。


口座開設申込みを行い審査に通過すると下記のようなハガキが登録住所に届きます。


DL FUNDING(ディーエルファンディング)口座開設完了のハガキ
※口座開設完了のハガキ


FUELの審査に通過する方が殆どだと思いますが、余裕資金で投資を行うことをお勧めします。


私は400万円~500万円をソーシャルレンディング(クラウドファンディング)で運用しています。複数企業に投資を行い平均リターン5%を狙っています!!


DL FUNDING(ディーエルファンディング)のメリットとデメリットを考察!

投資を行う前にメリットとデメリットを確認しておきたいと思います。


上場企業が運営するファンドでも元本保証の投資ではありません。法律で元本保証と書けないため差別化を行う企業が多くなっています。


同社の場合は利回りからもわかるように、確実性を高めたファンド組成が行われるようです。


別の角度から考えると、ファンドがデフォルトとなれば企業評価を落としかねないためデフォルトはさせないでしょう。もちろん想定した利回りもクリアーしてくると考えられます。


【メリット】
  • 東証プライム上場の企業が組成したファンドへ投資ができる
  • 1口1万円から小額投資ができる
  • デポジット口座が用意され、他社にも投資ができる
  • 3ヶ月に1回ファンドのモニタリングを行っている
  • 法人口座の開設が可能
  • 口座開設費用や維持管理費用が無料



【デメリット】
  • 利回りが高いとは言えない
  • 事前入金が必要
  • 入出金で振込代金が発生する
  • 元本毀損の可能性がある


東京都心で事業を行う企業のため、ファンド組成も厳選された商品を提供してくると考えられます。


確実性を求める投資家には面白い案件でしょう。ただ利回り重視で投資を行う方には物足りないと感じます。やはり利回り4%~5%は欲しいところです。


FUELオンラインファンドでは同社よりも高利回り設定のファンドも用意されているため楽しめると思います。


また、デポジット口座が用意されているためファンド償還後の再投資も簡単に行えます。


入金は用意された投資家専用の口座に振り込みを行うため所定の振込代金が発生します。即時入金などは用意されていません。


出金先口座がGMOあおぞらネット銀行の場合は手数料が無料になります。もちろんGMOあおぞらネット銀行から入金を行う方は振替手数料が無料です。同行間の振込代金は無料ですからね。


ちなみに出金時の振込手数料は他の金融機関宛てだと1件あたり145円になります。


メリット・デメリットを他社と比較するとそれほど差はありません。上場企業の冠があり「信用や信頼」できるけれど、利回りが低いため、まとまった資金が必要になりそうです。


ファンド組成金額は大きめなので投資環境は比較的よさそうです!


DL FUNDING(ディーエルファンディング)で投資を行った投資家の口コミを調べてみた結果

ディーエルファンディングの口コミを調べた感じでは、まだファンド組成数が少ないため情報も少ないと感じました。


私は物流施設への投資に興味があり、CRE Funding(シーアールイーファンディング)から口座開設を行っています。もちろんFUELのプラットフォームを利用しています。










それと私もはじめは「なぜ?」と思っていたことがあります。他社とスキームが異なるため別々に口座開設を行わなければならないのか?と疑問でした。


現在、FUELオンラインファンドを通じて投資ができるのは以下の7つです。FUELオンラインファンドに口座開設することで全てに投資できます。

  1. CRE Funding(物流等)
  2. 高島屋ソーシャルレンディング(ヘルスケアや海外等)
  3. シノケンオーナーズファンディング(アパートメント等)
  4. DL FUNDING(住居やビル等)
  5. さくらさくプラス(FUELセレクト取扱い)
  6. エー・ディー・ワークス(FUELセレクト取扱い)
  7. 日本商業開発(FUELセレクト取扱い)


FUELオンラインファンドとCRE Fundingについては別記事で投資内容を説明しています。


また、CRE Fundingの記事では代表取締役の亀山忠秀氏にインタビューさせて頂いています。よかったら投資の参考にして頂けたらと思います。






DL FUNDING(ディーエルファンディング)の評判と評価のまとめ!

ディーエルファンディングの評判と評価をまとめたいと思います。特に不安になる材料はありませんが、タイトルにも書いているように利回りが低いことが気になる方も多いかもしれません。


しかしファンド状況から投資家には人気のようです。


DL FUNDING(ディーエルファンディング)の評判と評価まとめ
※ディーエルファンディング公式サイト引用


ディーエルファンディングはFUELオンラインファンドのプラットフォームを利用する仕組みのため、運営企業のディア・ライフはファンド組成に注力できるメリットもあります。


できるだけ投資家に還元できるファンド組成を期待したいと思います!


【まとめ】
  • 1口1万円からの小額投資が可能
  • 利回りが高いとは言えない
  • ディーエルファンディング以外にも投資できる
  • 入出金手数料が基本的に必要
  • デポジット口座が用意され投資環境がよい
  • 元本保証の投資ではない


投資環境をまとめると上記のようなことが言えそうです。


個人的にはFUELオンラインファンドで投資タイミングが合えばDL FUNDING(ディーエルファンディング)にも投資を行うスタンスで考えています。


現在はCRE Fundingに投資を行っているため追加入金やファンド償還後に投資先を考えたいと思います。


同社は運用期間が1年程度のファンド組成を行うようなので、個人的には投資対象だと考えています。運用期間が2年を超えると私の場合は躊躇してしまいます。


また、首都圏の物件でファンド組成を行うようなので値崩れの心配が小さいと思います。その代わり利回りが低いようです。


不動産クラウドファンディングでも利回り10%超えとなる企業もあるため、投資家もファンドに合わせた投資が必要だと思います。




不動産投資型クラウドファンディングで勢いが出てきたのが利回り不動産だと思います。田村亮さんが広告塔なのでインパクトありますよね。


ファンド組成数も増加しているため投資妙味がありそうです。こちらもまとめてみました。


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