日本電解(5759)とステムセル研究所(7096)が明日上場します。IPOの地合いがよいとは言えない環境のため厳しい予想が出ているようです。
日本電解は公開価格割れ予想が出ており、直近でもVC案件は特に人気が見込めないため仕方がないのかもしれません。
※日本電解公式サイト引用
まず、日本電解から確認を行ってみたいと思います。参加者も多いですからね。
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,900円(公募・売出価格) |
上限値段 | 4,370円(更新値幅95円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,425円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 475円以上、7,600円以下 |
電解銅箔メーカーになり社歴62年を超える老舗企業です。高い技術力を持ち合わせており、大手電池メーカーとの取引も活況のようです。
業績は拡大傾向にあり成長傾向にある企業だと思います。しかし、業種が低PERであり、投資家の人気も業種的にいまいちのIPOなんですよね。
そしてとどめはファンド出口案件となっていることで人気が見込めません。
上場承認時から公開株数も減らされていますがとにかく人気がないようです。業種的にはこれから需要が見込めるため、下値では拾われる可能性があると思います。
電気自動車やプラグインハイブリッド車からの需要が続くと想定され仮条件が強気で決まったようですが、蓋を開けてみれば激不人気のようです。
ちなみに仮条件範囲は1,800円~2,480円で公開価格は1,900円に決定しています。大手予想のようにならない可能性もあると思いますが公募組は厳しい展開になりそうです。
日本電解の詳しい事業内容やこれまでの初値予想などは下記記事でまとめています。
日本電解(5759)IPOの初値予想
日本電解(5759)の最終初値予想はこうなる
日本電解の最終初値予想を調べてみました。想定発行価格が2,480円と発表された時点で既に怪しい雰囲気でした。大手の最終初値予想は1,757円となっています。この価格は幹事引受価額となっている1757.50円から予想されていると思います。
シンジケートカバー取引による初値予想とは厳しいですね。しかし、2021年6月に上場したVC案件はどれも初値が低く公開価格割れとなった銘柄も複数あります。
同社の場合はマザーズ上場で吸収金額が107.3億円と大きいため特に厳しそうです。また時価総額は137.8億円になり株式の多くを一度に売出します。そりゃ敬遠しますよね。
しかし、日経平均やNY市場がブックビルディング段階で好調だったため、IPO抽選に参加していた方も多かったように思います。私は無難にSBI証券のIPOチャレンジポイントだけ頂いています。
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ステムセル研究所(7096)の気配運用を調べてみました
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。ステムセル研究所は人気が見込めるため公開価格を超える初値予想が出ています。ただ事前予想よりも1,000円程度初値が低くなるようです。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 2,800円(公募・売出価格) |
上限値段 | 6,440円(更新値幅140円、更新時間10分) |
下限値段 | 2,100円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 700円以上、11,200円以下 |
民間さい帯血バンクとして有名な企業です。そして再生医療のIPOとしても注目されています。状況によっては買い上がる可能性もあると思いますが、IPOに資金が入っていないためどうでしょうか。
同社はコロナ禍により急激に業績が悪化しています。来期は持ち直す予定がでていますが、緊急事態宣言も長引き事業に影響が出ていないのか心配しています。
もとは2020年4月に上場予定でしたが新型コロナウイルスの影響で延期が決定していました。そして1年以上IPOが延長され、なぜか収益悪化にも関わらず株価設定が高くなるイレギラーなことが起きています。
類似企業のセルソース(4880)に比べれば割安判断と言えますが、初値4,000円と仮定したPERは148.37倍になります。この数値が妥当なのかさえわかりません。EPSは26.96になります。
ステムセル研究所の詳しい事業内容やこれまでの初値予想などは下記記事でまとめています。
ステムセル研究所(7096)IPOの初値予想
ステムセル研究所(7096)の最終初値予想はこうなる!
ステムセル研究所の最終初値予想を調べてみました。公開価格割れ予想が出ていないだけで気持ちが盛り上がります。※ステムセル研究所公式サイト引用
大手予想の最終初値予想は4,000円です。公開価格が2,800円なのでまとまった利益になりそうです。
人気が見込めれば買いが買いを呼び込むことも考えられると思います。本日上場のベイシス(4068)などがそうだと思います。人気が見込める株だと売渋りも起きるでしょう。
2021年4月まではIPOに資金が流入していましたが、どうも雰囲気が変わってきたように思います。投資家のコロナ疲れも影響しているのかもしれませんね。
上場2日目に初値が付いたアイ・パートナーズフィナンシャル(7345)あたりの株価が1万円を超えてくれば、セカンダリーを意識した投資家が戻ってきそうです。
と言うことで、個人的にSBI証券が主幹事を引受けるBCC(7376)にIPOチャレンジポイントを使うことをやめました。上場2日目の早い段階で初値が付きそうな気がしています。さてどうなりますかね。
しばらく公募組は面白くない環境になるのかもしれません。
日本電解のIPOに当選された方は割れたら長期でホールドすることを考えている方もいらっしゃいます。なんとか逃げ場があればと思います。ただSMBC日興証券が主幹事だと割れたら割れたままとなることも多い気がします。
売り玉も多いため公募組は板を見ながら考えましょう!
ステムセル研究所にご当選された方はおめでとうございます。ベイシスは上場2日目に初値が持ち越しとなり、予定されたように5,000円をクリアーできるのか見ものです。
7月分からまた強烈な買いが発生するように祈るしかありません。ただ公募組は事前人気がある程度わかるためリスクの調整は可能でしょう。
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松井証券が株主でありVCや上場企業の資本が入っています。詳し内容は下記記事にまとめています。
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