オリーブ技研がユニコーン(Unicorn)の第2号案件として投資家から資金を募集します。株式投資型クラウドファンディングによる資金募集になり、ベンチャーキャピタルなどの機関投資家よりも先に投資が出来ることに魅力があります。


しかもユニコーンで資金募集を行う企業には株主優待を設定することが条件となっているため出資者には還元を受ける大きなメリットがあります。これは魅力だと思います。


しかも上場することになれば投資額を大きく超えたリターンを得るかの可能性があります!


ユニコーン2号案件のオリーブ技研が上場(IPO)を目指す


今回のオリーブ技研はシニアベンチャーというカテゴリーになるようです。時代的に今後このような企業が増えてくる可能性はあると思います。高年齢化の日本では企業を退職した後に「起業」を行い社会貢献を行う流れも期待できそうです。


同社の事業は「抗酸化カルシウムイオン水溶液」をベースにし、様々な分野で利用できる商品を開発しています。株式投資型クラウドファンディングに興味がない方でも記事を読んでいただけると凄い企業なのではないか?と思うはずです。しかもシニア世代が頑張っていることに驚きます。


また、特許を取得しているため唯一無二の抗酸化技術と抗酸化カルシュウムイオン水溶液となっています。畜産や農業(アグリ)、ヘルスケア分野で既に利用が始まったいたり検討が進んでいます。


ユニコーン公式ホームページ


抗酸化カルシウムイオン水溶液ってなに?需要があるのか調べてみた

抗酸化技術の研究を20年間続けてきたオリーブ技研が特許取得と農林水産省の肥料登録に認定され、これから人々の暮らしや活力を向上させたいと願っているそうです。


そして同社の製品は、「人や動物の身体、自然環境に有益な抗酸化性が高いカルシウムイオンを安定的に含有させることに成功した業界初の製品」となっています。


kimukimu

業界初と聞いたら投資したくなる方も多そうですね!


オリーブ技研の抗酸化カルシウムイオン水溶液の製品


簡単に説明すると同社の製品は肥料などに使うための水道水や井戸水を抗酸化させる商品を販売しています。これまでも同様の製品は世の中に存在していましたが、同社は従来製品の半分以下のコストで済むそうです。


約20年の歳月をかけてやっと販売できたのには松下良博氏の並みならぬ努力があるそうです。松下良博氏は武田薬品工業に入社後、研究部門に配属され定年まで勤めたそうです。


定年退職後はカルシウムイオンを研究するベンチャー企業へ務め特許取得に貢献し、その後現在のオリーブ技研を設立しています。


設立に至るまでには多くの苦難があり大変だったようです。また行政の支援やサポートもあり、現在販路拡大を目指しているそうです。


抗酸化カルシウムイオン水溶液MyNIC-S


そもそも水道水の消毒や殺菌に使われている「塩素」は細胞を酸化させる働きがあります。この酸化を還元・無害化させるカルシウムイオンを含んだ抗酸化剤を販売することで収益を得ようと考えているそうです。


公式サイトによるとカルシウムイオンは栄養素というイメージが強く、さらに万物の老いや劣化の主要原因となる酸化を防ぐそうです。そして生き生きとした状態や活動を取り戻す抗酸化性に優れた物質だそうです。


さらに、カルシウムイオンは塩素を無害化したり水が細胞に浸透する力を高めるなど、水が持つ機能を変化させ高める効能があると言うことです。


これまではカルシウムをイオン化させるにはプロセスが難しかったり、臭いの問題があったそうです。そこを同社では長年にわたる研究の結果、「高酸化力が強く」「無味無臭」のカルシウムイオン水溶液の量産化を安定的に実現しています。





上記の動画を見るとわかりますが同社のマイニックエス(MyNIC-S)を使うと瞬時に塩素を還元することが出来ます。また動画の人物が松下良博氏になります。


使用原料や配分割内などを製造技術として特許を取得しているそうです。販売価格は1リットル当たり2,000円程度となっているようです。


販売先には養鶏農家やゴルフ場などが想定され実際に販売も行われています。


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抗酸化カルシウムイオン水溶液の大量販売が可能になった

これまでの製造方法だとカルシウムイオンを水溶液として安定化させるには6ヶ月以上の製造時間をかけなければなりませんでした。また、貝殻や種など天然由来の原料を特殊な製法で加工する必要があったそうです。


さらにミネラル量にばらつきがあり同一内容の製品を作ることは難しかったそうです。


抗酸化カルシウムイオン水溶液の製造方法


原料として使用するのは無機質材料のため、工業的な製造が可能のため製造期間の短縮や大幅なコストダウンを実現する事が出来ています。


同社が開発した製品は約1年~2年間常温で効果を維持できるそうなので、保存や管理面でもメリットがあります。さらに同様の製造方法を再現できる競合がいないため、市場においてプライスリーダーとなれる地位を確立できている条件が整っているそうです。



この辺りは凄いと感じます。実際に製品化し販売も行っていることから、その効果が世の中に知れ渡る機会があれば爆発的な利益を上げることもできそうです。

項 目その内容
用途上水または井戸水などの還元水化を目的とした添加
使用法本製品を上水または井戸水などで1,000倍希釈して使用
含有ミネラルCaイオン
各種アミノ酸(いずれも食品添加物公定書収載)
Caイオンの効能カルシウムイオンは水の分子集団を更に小さな「水の分子集団」に再編して水の浸透性を高めたり、抗酸化性(還元性)を与えるなど水の持つ機能を改変することが知られている
物性について外観は「ほとんど無色」
臭いは「わずかに特異臭」
PH約3.2の酸性で「0.1%希釈液のpHは6.8」
原液の安定性は「室温で18ヶ月安定」
上水中の塩素の還元についてMyNIC-Sを上水に0.1%添加することで上水中に含まれる塩素は即還元されて無害の塩素イオンとなり、+330mvあった上水の酸化還元電位は-350~-400mvを示した。

また、塩素検出試薬であるO-トリジン溶液を滴加するとき液は無色であり、塩素は検出されなかった。一般に、人の体液や血液のORP(約-400mv)に近い水や食べ物ほど健康維持に役立つと言われており、このことからもMyNIC-Sは体にとって有益な製品と考えられる。


同社のメイン商品であるマイニックエス(MyNIC-S)の詳細を調べてみると上記のようになっていました。

販売市場規模はどのくらい?どんな事業者にアピールしていくのか?

潜在需要が大きい市場には国内畜産飼料、世界葉面散布肥料(アグリ)、国内健康分野ヘルスケアなどが挙げられています。同社の販売先として国内畜産飼料と世界葉面散布肥料には既に売上実績があります。


抗酸化カルシウムイオン水溶液の市場規模


同社の見込みでは今後もシェアが伸びていくとされ期待しているそうです。またヘルスケア領域において健康増進・未病への効果をエビデンスとして確保・立証していくことで地位確立を狙うそうです。


水と関係する産業分野で幅広く活用される期待が出来るため、思わぬ市場開拓も今後あるのかもしれません。同社では住宅や建材市場などへの進出も考えているようです。


現時点では高級卵を生産する養鶏農家とゴルフ場への販売が殆どだと言うことです。従来よりもコストや製造期間を短縮することに成功していますが、販売先が多くなるとさらに販売単価が引き下がる可能性があります。


それに、同社の製造方法はこれまでの天然有機物を原料とせず、簡単に手に入れることができる「無機物」を原料とし簡易的な工場設備を使用することで、商品の安定供給ができることに大きな強みがあります。


市場規模は同社調べて国内畜産飼料市場約4,300億円、世界葉面散布肥料(アグリ)6,500億円、ヘルスケア市場約10兆円となっています。ヘルスケア市場はこれからのようですが利用価値があると判断した大手企業との提携などが期待されます。

オリーブ技研の会社概要を調べてみた

オリーブ技研は松下良博氏によって設立されている企業です。カルシウムイオンの持つ機能に着目し抗酸化剤の開発を20年間行っています。武田薬品工業株式会社の研究部門で働いていたことが大きく関係しているように思います。


項 目その内容
社名株式会社オリーブ技研
事業内容主にCaイオンや還元性を用いた製品の開発・製造・販売
資本金10,000,000円
設立日平成28年11月
所在・連絡先〒530-0047
大阪市北区西天満3丁目5-18 第3新興ビル306号
TEL:06-6948-5840
FAX:06-6948-5841
取締役 社長松下 良博
会社理念・社会と喜びを分かち合い、相互の成長、発展に寄与する
・仲間を大切にし、物心両面の幸せを追求する
・思いやり、謙虚、感謝の心を忘れない
※2020年1月06日調べ


現在の代表取締役は新井泰雄氏になりLG科学ジャパン勤務、トランストレード代表取締役、貿易専門会社の代表取締役などの経歴があります。2019年5月からオリーブ技研の営業支援のために松下良博氏から事業承継を受けています。


新井泰雄氏と松下良博氏


    【受賞歴とビジネスプログラム採択歴】

  • 2019年8月 大阪産業創造館開催 LAGプログラム最終発表会出場
  • 2019年9月 大阪府主催 スタートアップイニシャルプログラム採択
  • 2019年10月 大阪産業創造館開催主催 ビジコンOSAKA2019最終発表会出場
  • 2019年11月 特許庁主管 調査実証研究事業全国15社に採択


またメディアでは日本経済新聞やBplatz(大阪産業創造館発行)に掲載されています。


オリーブ技研がユニコーンを使って資金募集する要項をチェック!

同社がユニコーン(Unicorn)第2号案件として募集する金額の目標額は50,000,000円となっています。また上限目標額が57,500,000円です。


1株当たり25,000円になり最低申し込み株数は4株です。金額的には100,000円が最低申込み金額になります。


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投資ができるのは2020年1月14日からなので気を付けてください!


項 目その内容
目標募集額/株数50,000,000円/2,000株
上限募集額/株数57,500,000円/2,300株
申込単位1株
最低申込金額/株数100,000円/4株
上限申込金額/株数500,000円/20株
申込期間2020年1月14日(12:00) ~ 2020年1月17日(23:59)


株式投資型クラウドファンディングの上限申し込みは法律で1銘柄50万円までと決まっています。これを超えて投資をすることは現在できません。


投資を行う際には先着順で受け付けています。ただし投資を申込んだ後でも申込から8日間はキャンセルが可能となっています。


前回投資を行った感じすが、キャンセル待ちが多かった割に繰り上がって募集枠に入った投資家もいました。とりあえず申し込みを行い事業的に気になるところがあれば後からキャンセルしても良いですからね。


ユニコーン公式ホームページ


上場(IPO)を行うのは5年以内!売上155.7倍を目指すビジョン

ユニコーンの開示情報によると5年以内に上場(IPO)を目指すそうです。そして2020年の売り上げ目標3,000万円が2024年に46.7億円と具体的な数字が出ています。あくまで目標値なので参考にしかなりませんが、もし現実になれば売上が約155.7倍になります。


すると株価はいくらになるの?ととんでもない金額を妄想してしまいます。前倒しで上場することもあるかもしれませんし、5年以上上場まで時間を必要とするかもしれません。しかしビジョンは壮大です!


オリーブ技研の売上高目標


事業が軌道に乗るまでに資金が必要になると思いますが、同社製品が世の中に受け入れられる日も近いのかもしれません。類似企業ではコストが高くなり、安定した製品供給が難しいのであれば同社製品を使うメリットは大きいでしょう。


製品にデメリットがないのであれば使いたいと思う企業は沢山あるのでは?と考えます。ただ養鶏場で考えると卵にコストを転嫁できないのであれば利用も難しそうです。


卵もブランド化出来ている企業には更なるビジネスチャンスかもしれません。今後は抗酸化カルシウムイオン水溶液の製造法の国際特許取得などを踏まえ、ビズネスをグローバル展開していくことも考えているようです。


ユニコーンで資金調達を行うことが世の中に知れ渡るとメディア掲載も増え、知名度アップにつながり大きな宣伝にもなることでしょう。

ユニコーン(Unicorn)に投資する前に知っておくべきこと

ユニコーンに投資を行う前に知っておいたほうが良いことがあります。今回が2回目の募集になるためFUNDINNOと比べた場合にまだ知名度が低いと思うからです。


知名度に関しては2019年12月13日にZUU(4387)と資本提携していることから、以前よりも企業信頼の面で個人的な評価も高くなっています。これまで資本提携などにより案件が中々出てこなかったのではないかと感じています。


ZUUは金融メディアのZUUオンラインを運営している企業です。投資をされている方は比較的ご存知の方が多いと思います。


2019年10月18日の公式プレスリリースではCOOL(クール)を運営するCOOL SERVICES社の株式を取得し子会社化したと発表しています。こちらもファンド組成が止まっていたためなぜ?と思っていましたが、大人の事情があるようですね。


【評判と評価】ソーシャルレンディングCOOL(クール)は儲かる!?デメリット1つに注目記事へ


ユニコーンの投資前に知っておくべきことは下記になります。


    【投資前の確認事項】

  • 全ての企業が上場(IPO)やM&Aを行うとは限らない
  • 投資を行っても資金回収できない可能性がある
  • 株式を売却したくてもすぐに売却できない可能性があり換金性に乏しい
  • 上場をしても投資額よりも株式価格が低い可能性がある



ベンチャーキャピタルよりも早い段階で投資が出来るため、もし上場を行うことになれば投資額の数倍に株価が跳ね上がることが考えられます。そのために投資をするようなものです!


エンジェル投資家と呼ばれ未上場企業への投資を専門にしている投資家も現れています。


ユニコーン投資のメリット


企業への応援の意味を込めて投資を行っている方もだんだんと増えてきているようです。なかなかそこまでの気持ちは湧かないと思いますが、資金的余裕があればそのような考えもありだと思います。


その他の要点を少しまとめると、口座開設費用や維持管理費用は無料になり、基本的に5万円からの投資が可能になっています。今回は10万円の設定です。


また申込から8日間はキャンセルが可能でキャンセル料金は発生しません。投資家登録の条件には20歳以上75歳未満の日本国内移住者と定められています。金融資産200万円以下の方は投資家審査をクリーアーすることが出来ないそうなので気を付けてください。


給与明細などの添付は必要なく自己申告となっています。200万円未満の金融資産の方はIPOへの投資をお勧めします。余裕資金で株式投資型クラウドファンディングの投資を行いましょう!


投資の際に詳細を詳しく知りたい方は下記記事にまとめています。


もっと詳しく知りたい

ユニコーンの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。投資を行う際の注意点などをまとめています。

ユニコーン(UNICORN)評判とデメリット!上場で利益が出る仕組み


オリーブ技研の株主優待について調べてみた

オリーブ技研に投資を行うと毎年10月末に同社株主名簿に記載又は記録された方を対象に「当品質卵」「機能性果物」等を贈呈することになっています。実際に同社の商品を使って製品化された物が送られてくるそうです。


株主優待の時期は11月以降に順次発送する予定だそうです。


株式投資型クラウドファンディングで株主優待


また今回の株式投資型クラウドファンディングに投資を行った方に対して特典が用意されています。


上記画像の様に、浪越養鶏場「⽗⺟ヶ浜・Sたまご」30個⼊りを頂くことができます。しかも投資株数に制限がないため最低申し込み株数でも適用されます。


ユニコーンで資金調達する企業には基本的に株主優待が義務図けられています。優待の他にも貰えるのは特別な感じがして嬉しいですよね。


オリーブ技研に投資を行うにはどうすればよいのか?

同社に投資を行うにはユニコーンに口座開設を行います。その後、自分が投資を行ってみたい企業が出てきたらインターネットにより投資先を決定します。


ただし先着順による投資になるため人気がある企業への投資は競争になることが考えられます。この辺りは事業内容や募集金額により変わってくると思います。


ユニコーン口座開設の審査


審査には2日~3日程かかるそうなので早めの行動がよさそうです。オリーブ技研に投資が出来なくても、第3号案件も魅力的な企業かもしれません。


上場企業と資本提携していることから横のつながりにも期待したいと思います。審査に関しては上記でも書いていますが、1年以上の「リスク性の金融商品」へ投資していることが前提となっています。


ユニコーンは投資銀行や証券出身のIPOのプロが多く在籍していることから、オリーブ技研の上場は期待が出来るかもしれません。ベンチャー企業への投資はリスクがそれなりにありますが、既に販売化出来ていることに魅力を感じます。


⇒ ユニコーン公式サイトはこちら


ユニコーン2号案件、オリーブ技研のまとめ

今か今かと投資先を待っていた投資家が多くいます。第1号はGPSとIoTを掛け合わせた観光プラットフォーム案件でかなり人気がありました。


目標募集額50,000,000円で上限募集57,500,000円をクリアーできています。投資家人数は383人となっています。


GPS×IoTの観光プラットフォーム「SpotTour」


満額となっていない理由は最低投資額が5万円だったからでしょう。残り4万円なので投資条件外になります。


また、口座を開設しないと公式サイトの「リスク情報」等を見ることができません。それに投資金は後から指定された口座に振り込む流れになります。まずは投資を行ってから連絡を待つことになります。


リーブ技研が手掛ける「抗酸化カルシウムイオン水溶液」は主に加工食品などに使われているそうです。同社では養鶏場やゴルフ場となっているため、市場開拓余地は十分あるように思います。


リーブ技研の抗酸化カルシウムイオン水溶液


自然製造と工業的製造で同じ商品ができるのであればこれまでの市場の流れが変わってきてもおかしくありません。しかも安価で大量生産が可能となっているため一大市場を築く可能性があります。



食品に使うには少し気になることもありますが専門家ではないため考えても無駄でしょう。投資を行わなくても、もしかすると今後生活に大きな影響を与えるかもしれない企業だと思います。


中小企業庁の小規模企業白書によれば、2017年の65歳以上の起業希望者は9.6万人、事業分野では60歳代が「学術研究、専門・技術サービス」25.3%と最多だそうです。


もしかすると同社の様にシニアベンチャー企業が今後増えてくるのかもしれません。実際に「シニア起業」という言葉が出てきているため日本経済の活性化に貢献しているようです。


ユニコーン第2号案件は2020年1月14日火曜日の12時から募集を開始します。第1回は即売となり今回も早い段階で目標募集額に達成することが考えられます!面白い企業の登場ですね。


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