田村淳氏がDEFアニバーサリー取締役になることで株式投資型クラウドファンディングの話題が沸騰しています。芸能人が本業以外にビズネスを行うことは珍しくありませんが、ファンディーノで資金を集めるということを公言したためこれまで以上に注目されています。
投資とはあまり関係がなかった方も興味を示しているようです。田村淳氏もこのような活動を行うとタレントとしてのリスクも伴うはずですから、なんとしても上場させてくるのではないかと考えています。事業は言語学習アプリ「英音学」の開発・販売を行っています。
英語塾の開校を目指す事と前代未聞の市場を作ろうとしている企業が出てきました。
日本人の英語力の無さは昔から指摘されています。そこでグローバル社会を目指すため、東海圏を中心に展開する学習塾(東進ゼミナ―ル)代表取締役の飯田裕紀氏、さらには世界8ヶ国にABC cookingStudioを展開する株式会社エービーシースタイル代表取締役の横井宏吏氏がタッグを組みDEFアニバーサリーとして事業を行うことを発表しています。
異例とも言える組み合わせのようですが、実は仕事上でつながりがあり今回スタートアップ企業として発足しています。
ファンディーノで目標設定となる金額は2,700万円、上限応募額は5,000万円を予定しています。調達した資金は英音学アプリの開発費やコンテンツ制作費、人件費とランディングページ制作費に充当する予定だそうです。
上限応募額に到達した場合は広告宣伝費及び諸経費に充当する予定となっています。
言語学習アプリの英音学とはいったいどんなものなのか?
言語学習法の開発は東進が運営するミュージックスクールで得たボイストレーニングNAYUTAS(ナユタス)のノウハウと、学習塾東進ゼミナールで37年以上培われてきた指導ノウハウをベースにしているそうです。飯田氏によれば、東進で行ってきた英語教育力と音楽を組み合わせることにより英語力が自然と身に付くような教材を開発していくそうです。
日本の英語教育はテストが良くてもしゃべれるわけではないことが大きな課題となっています。中学から大学まで勉強しても日常で英語を使うレベルにまで達することができる方は一握りです。
企業就職しても日本人はプレゼンや交渉能力が低いと言われている要因にもなっています。
英音学では音声を中心に学習を進めるため学習者が「楽しみながら発声するシステムを構築」しています。これまでの英語学習の不足点を解消し、「読む」「聞く」「書く」「話す」といった4技能を誰もが手軽に効率よく習得できる学習システムとなっています。
さらに同社によれば、アプリ学習になることでユーザーは手軽に楽しくできるというメリットがあり、今まで属人的な教育に頼らざるを得なかった「話す」という分野に対してシステム上での完結が可能になると考えているそうです。
また、アプリからスピーキングのデータを収集し、そのデータと正しい発音との差異をAIにより分析していくことで、学習の進捗の「見える化」を行い効果の高い教育コンテンツを目指しているそうです。
DEFアニバーサリーが解決したい課題は言語学習環境の改善
言語学習を改善することにより同社が目指すものは、音楽から入ることにより日常会話レベルの英語を簡単に身に着けることです。この他にも2020年から大学入試が2技能から4技能試験に変更されることも言語学習取り組みに関係があるそうです。使える英語の力になるため同社アプリ作成に結び付いたようです。東進ゼミナールの飯田裕紀氏は海外で活躍する日本人が増えてほしいと仰っています。
【英音楽とはなにか?】
- 言語学習のために作成したオリジナル楽曲である
- 4技能学習を効率よく学べる学習体系である
- 自動発声を促進させ歌のように気楽に学習ができる
これまでに英語教材は色々とヒットしましたが、もしかするとDEFアニバーサリー社が開発した英音学アプリが日常的に普及している未来が待っているかもいしれません。
日本では中学から大学まで1500時間もの授業や講義を受けるとされている割に話せる人は少ない現状がありました。これからグローバル化が加速する中で英語力が必要となる時代はすぐそこまで来ています。
現に、センター試験が廃止され2021年01月から始まる「大学入学共通テスト」では評価方法が大きく変わります。私と同世代の方は子供の教育が難しくなり、親の時代とは評価方法が変わる節目となります。
英語共通テスト単独での得点割合は「読む50%」と「聞く50%」になり、現行試験と比較して「聞く」スキルの得点比率が2.5倍にも上昇するそうです。センター試験のリスニングでも難しいと感じるのにさらに難しくなるため教育の在り方も変化してきそうです。
大学入学共通テストではTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)が撤退し採用されなくなります。これからはベネッセが運営しているGTEC(英語4技能試験)になります。
このことからも政府として英語能力の向上を狙うことが伺えます。社会に出ればまた違った考えかもしれませんが教育の現場でも色々と切り替わろうとしています。
ファンディーノ公式サイトにもありますが、中学や高校の英語授業で90%以上が音声活動を授業内で実施するようになるそうです。ただし教員の課題も多く4技能を伸ばす指導方法には課題も多いとされています。
これらのことから同社では大人が英語を学ぶ場合も、音声を効果的に用いて4技能をバランスよく伸ばす教育コンテンツへつなげたく、今回のアプリ制作になったようです。
言語学習アプリの英音学を使えば英語が話せるようになるのか?
普通に考えて「誰でも英語が話せるようになるのか?」といった課題はあると思いますが、ある程度の能力がある方や若い方がアプリを使い英語を話せるようになる事は考えられるでしょう。その他、スマートフォンなどのデバイスを所持し使えることが条件にあると思います。公式サイトにデモ曲があったので実際に聞いてみました。
短い音源なので5回くらいリピートして聞いてみると、日本語と英語の2つの言語が聞こえていることに気が付きました。もしかするとパソコンでヘッドフォンをしたため聞こえずらかったのかも?
英語はそもそも覚えられそうな感じなの?
少し聞いただけでは判断しにくいけど普段英語を聞いていないから何とも・・・・
たまに知り合いのオーストラリア人と会話することがあるけど、双方で英語と日本語が混じっていてお互いそこから先に進んでいません。教材は毎日聞いていれば問題なさそうかな~
気になる方はFUNDINNO(ファンディーノ)の公式サイトに音声が用意されているので聞いてみるとよいと思います。パソコンだと日本語自体が聞き取れなかったんですよね。
また言語学習アプリでは学習者(利用者)のスピーキングを活用し多種多様な言語学習へ応用したり、「英語の歌」の英語発音力測定システムの開発などへ応用る予定があるそうです。
音声ビッグデータや学習進捗改善ビッグデータなどがサーバーに組み込まれているそうです。
東進の学習方法がベースだから信頼性が高いノウハウを組み込める
上記でも説明しましたが東進の学習方法がベースになっているため信頼度や安心感が高いと言えます。予備校界の超一流講師と資格試験満点のスタッフなどの知見を投入することが既にできているそうです。これまでのやり方ではなかなか頭に入らなかったことからオリジナル楽曲を用いたり、自発発声を促進させる歌のような練習方法、さらに語学が自然と覚えられ自然と聞けるなどに独自性があるとされています。
日本語と英語が同時に流れるため自然と覚えることができるようです。
また同社アプリを使うことで英語以外の言語習得にも応用でき、日本語習得ニーズにも対応できるシステムの拡張性があります。
フィリピン最大手の英語学留学CNE1と業務提携を既に行っているそうです。本格的なスピーキングテストを有料で実施する予定となっています。
DEFアニバーサリーが思い描く市場規模と今後の展開
同社が進めるビジネスには東進やABCクッキングスタジオが大きく関係しています。サービスを開始する初期段階では、東進ゼミナール塾生とNAYUTAS生徒計約4,500名、料理教室最大手のABCクッキングスタジオのユーザー28万人を対象にサービスの宣伝と先行無料体験版をリリースすることを計画しているそうです。この他、ファンディーノで投資家になった株主にも先行無料体験を実施する予定があるそうです。同社のインフルエンサーによる情報拡散やプロモーション等によりサービスの認知度向上なども行うそうです。
この辺りに田村淳氏の力が期待されそうです。
2017年の国内語学ビジネス総市場規模は約8,666億円と言われています。アプローチ可能なユーザー数は約28.5万人、2015年海外の日本語学習者数約365万人と言われています。
※Ethnologue、矢野経済研究所、海外日本語教育機関調査調べ
これから世界中に同社のサービスが拡大する可能性を秘めているため、同社へ投資を行いたいという方はいるはずです。東進やABCクッキングスタジオの生徒はそもそも何かを学びたい意識で参加しているため結果を出すことができれば、「英音学」の評判に大きく貢献できそうです。
英語で成功すれば他の言語でも市場開拓余地があり、横展開を行うことで大きな利益を出すことも可能でしょう。商標と特許を保有していることから類似企業との差別化もできているようです。また、今後はライセンス販売なども行う予定があるとのことです。
田村淳氏が語学ビジネス事業に興味を持ったきっかけは何なのか?
きっかけはAbemaTVの青学受験企画になるそうです。メディアで話題になっていたためご存知の方も多いと思います。結果は失敗に終わりましたが、この時の経験が今回のビジネスに深く関わっているそうです。今回ジョインしたDEFアニバーサリーという会社名の由来は、横井さんに入ってもらっていることもあり、「ABCの次にする仕事」って意味で、アルファベットでABCの次はDEF…ってことで「DEFアニバーサリー」って社名になりました。他にも“DEF”にはいい意味があるっていう話も聞いてます(笑)
余談ですが、田村氏が上記のように社名由来を語っています。そんなのりで良いのか少し不安ですが他の意味もあるようですね。
田村氏はマネージャーがシリコンバレーに行って帰ってきたら、吉本興業をやめて起業したことに刺激を受けたそうです。そこでシリコンバレーに行き色々と見て回った結果、英語を話せるようになりたいという衝動にかられたようです。
Facebookの会議の仕方に驚いたエピソードなどもファンディーノ公式に掲載されていました。結果、マネージャーが起業した理由がわかったとのことです。面白い内容が色々と書かれていました。
自分は芸能人ではなく「タレント」だと思っているそうです。タレント業も婚活パーティも、英語スクール事業も全て「本業」になるそうです。なんかかっこいい言葉ですね。その延長で今回はDEFアニバーサリーの主要株主(取締役)に抜擢されているようです!
ベンチャー企業の設立や出資などもたまにメディアで聞くため今回の役員入りは投資家に期待材料でしょう。
また、株式投資型クラウドファンディング市場で同じように注目されている企業があるためお時間があれば下記記事もお勧め致します。
ユニコーンという企業になりSpotTour(スポットツアー)が投資家を募集しています。どちらも人気が高いことが予想されるため口座開設に少し時間が掛かるかもしれません。
⇒ ユニコーン投資でSpotTourが5千万調達!IPO(上場)やM&Aによる利益期待
3年~5年の間にIPOを目指すそうなのでこちらも期待できそうです。ユニコーンの第1号案件なので期待している投資家も多いようです。私もですけどね。
DEFアニバーサリーのビジネスモデルと上場(IPO)を行う目安はいつ頃なのか?
ビズネスモデルは今まで属人的だった言語学習をシステム化することで、ユーザーの空き時間を利用した学習が可能になります。その空き時間を効率よく利用することで学習できるシステムです。ともかく資金を調達し同社に係る企業へ試験的導入、さらにインフルエンサーによる拡散です。資金使途も英音学アプリの開発費やコンテンツ制作費から進めるということでさらなる開発が進められるようです。
収益方法は「英音学」アプリの月額利用料、多言語対応や日本語のアウトバウンドの際に新たな学習システムの構築・販売により行ってうそうです。個人的にはライセンス販売も気になっています。
IPO的な材料はスマートフォンアプリやビッグデータなどITを活用している企業であること。著名人が役員にいることなどが考えられます。
勝手な思惑ですが、もし上場できれば大きな収益となり得るのではないでしょうか。ただ数年間は投資金を眠らせておく必要があります。もしかすると上場できないかもしれません。
会社設立は2014年12月になり、2019年8月の売上は7,050,750円を予定しているようです。段階を追って企業成長しながら2024年8月以降に上場を行う意向があるようです。
ちなみに2024年8月は売上13.2億円を目指すようです。先のことはどうなるのかわかりませんが、面白い企業がまた登場してきました。
これまでファンディーノでは芸能人が絡んだ取り組みはなかったと思われるため今回の発表は衝撃的な内容でした。口座開設者も多くなり投資を検討している方も多数いることでしょう。ファンディーノの詳細は下記でまとめているのでよかったら参考にしてください。
⇒ FUNDINNO(ファンディーノ)の評判がいいのに審査が厳しい?上場で儲かる可能性
投資条件は下記のようになっています。最低申し込みが10万円となっていますが、次は30万円なので気を付けましょう。20万円の設定はありません。
項 目 | その内容 |
1株 | 100,000円コース |
3株 | 300,000円コース |
5株 | 500,000円コース |
申込期間 | 27,000,000円 ※上限応募額は50,000,000円 |
募集案件に投資を行ったあとでも設けられた期間にキャンセルすることも可能です。また募集代金の入金は指定された口座に直接振り込むかたちになります。
募集開始と同時に財務データの開示が行われると思いますので投資申込み後に詳細確認を行い、よく考えた上で投資確定を行う方法もありだと思います。正直なところ、財務確認をしていると人気が見込める案件はすぐに目標額に到達してしまいます。
既存口座開設者は管理画面にログインすることで「事業計画」や「審査内容」「契約締結前交付書面」を見ることができます。口座がない方は一部の内容までしか見ることが出来なくなっています。
ちなみに払込期限は2019年8月02日~8月19日までに支払うようになっています。株主申し込みを行い支払いまで意外と時間があるため投資を行った方は忘れないように入金をしておきましょう。
投資を行った方には登録メールアドレスに詳細が届くためこの辺りの心配はいりません!
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