「プレ初値予想」売れるネット広告社(9235)のIPO評価は低い!?

売れるネット広告社(9235)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。今期は増収増益で業績自体は堅調のようです。


インターネット上には同社が関わったのか？と思える広告を見かけることがあり意外と利用企業が多そうです。

項目	株数データ
想定価格	1,040円
仮条件	10月03日
公開価格	10月12日
公募株数	450,000株
売出株数	450,000株
公開株数(合計)	900,000株
オーバーアロットメント	135,000株
幹事団	東海東京証券(主幹事) SBI証券 岡三証券 野村證券 西日本シティTT証券 楽天証券 松井証券 岩井コスモ証券 FFG証券 丸三証券 東洋証券 あかつき証券
委託見込	岡三オンライン SBIネオトレード証券

同社はD2C(ネット通販)事業者のインターネット広告の費用対効果を改善するデジタルマーケティング支援などを主力にしている企業です。


主なクライアントは「健康食品」「化粧品」を取り扱うD2C事業者となっています。これらの広告は度々問題になることも多く個人的にはあまり関心がありません。


SaaS型のストック収益になるそうですが、解約率が高く2022年7月期は58％となっています。割引などを行った反動だということですがストック収益と考えるには難しそうですね。


最新の情報では、クラウドサービスにおいてクライアント数が2023年4月末時点で158社になるそうです。解約率については36.7％という数字が出ています。


同社を利用する企業の質の問題もあると考えられます。


想定発行価格1,040円による吸収金額は約10.8億円、時価総額は約35.9億円になります。

売れるネット広告社(9235)IPOの大手初値予想と評価はこうなる！

大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので、投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。


最新の初値予想は下記のようになっています！




想定ベースの上場規模は約10.8億円と小粒ですが公開価格割れが視野に入るようです。予想値だけみれば買われるように感じますけどね。


また、某サイトではここに表現できないようなことが書かれているようです。言いたいことは伝わります。


健康食品や化粧品を取扱う企業はグレーな企業が多いイメージがあります。直近上場の企業だと2023年7月上場のブリーチ(9162)があげられます。


株価を見ると人気のなさがわかるはずです。上場前から色んな噂があるようでしたからね。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

「IPO承認」売れるネット広告社(9235)の上場データと初値予想を考察！

売れるネット広告社(9235)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は東海東京証券が単独で務めます。


平幹事引受け割合が大きいため「自信がないのかも？」と考えてしまいます！

幹事名	割当株数	引受割合
東海東京証券(主幹事)	567,000株	63.00％
SBI証券	90,000株	10.00％
岡三証券	90,000株	10.00％
野村證券	45,000株	5.00％
西日本シティTT証券	27,000株	3.00％
楽天証券	18,000株	2.00％
松井証券	18,000株	2.00％
岩井コスモ証券	18,000株	2.00％
FFG証券	9,000株	1.00％
丸三証券	9,000株	1.00％
東洋証券	4,500株	0.50％
あかつき証券	4,500株	0.50％

当選を狙うのであれば主幹事の東海東京証券からの申込みを行っておきましょう。


私は消極的に申込みを行う予定です。


通常であればクラウド系サービスを提供するため買われるはずです。ただ今の地合いは銘柄分析を行う参加者が多くなり上場規模が10億円程度でも人気がない場合もあります。


2023年上半期は何でもOKと言った状況だったと思います。しかし下半期はIPOに資金が入らず苦戦する銘柄が多いようです。


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売れるネット広告社(9235)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。





業績を確認すると2024年7月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上10.51億円となり前期9.59億円から9.59％増、経常利益2.45億円となり前期1.66億円から47.59％増となります。


四半期利益は1.52億円となり前期1.13億円から34.51％増となる予想が出ています。


想定発行価格1,040円から指標を計算するとEPS45.55からPER22.83倍、BPS353.42からPBR2.94倍になります。




クラウド費用が上昇する中で業績改善の傾向があることは好感できます。ただ2021年7月期の売上比較で半分以下に落込んだ業績は見ため的に良くないと思います。


当時はコロナ禍による追風だと考えられますがその勢いが現在は感じられないようです。


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