KOKUSAI ELECTRIC(コクサイエレックトリック)[6525]のIPOがプライム市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。ケイケイアール・エイチケーイー・インベストメント・エルピー(KKR HKE Investment L.P.)によるファンド出口案件になります。


再上場になり、以前は日立国際電気として東証1部に上場していました。KKRによるTOBにより株式市場から姿を消しています。


主幹事は野村證券とSMBC日興証券をはじめとした5社共同になります。公開株数58,847,600株、オーバーアロットメント8,827,100株です。上場規模は想定発行価格1,890円から計算すると約1,279.1億円になります。


KOKUSAI ELECTRIC(コクサイエレックトリック)[6525]IPOが上場承認
※KOKUSAI ELECTRIC公式サイト引用


同社は旧日立系半導体製造装置メーカーになり上場が噂されていた銘柄です。ソフトバンク(9434)以来の大型上場になるそうです!


成膜技術を軸とした半導体製造装置の専門メーカーで直近の業績は堅調に推移しているようです。2022年3月期の調整後当期利益が555.7億円は素晴らしいですね。


半導体製造プロセスの前工程における成膜工程に注力し、バッチ成膜装置とトリートメント装置で世界トップクラスのシェアを有しているそうです。


かなり前から再上場の噂があったので驚きはしませんが、業績規模が大きくもしかしてIPOで人気かも?と頭をよぎります。ただ直近で不人気のファンド出口案件なんですよね。


と言うことで詳しい上場内容を確認してみたいと思います!


KOKUSAI ELECTRIC[6525]IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日10月25日
市場プライム市場
業種電気機器
事業内容半導体製造装置の開発・製造・販売・保守サービス及びそれに附帯関連する事業
ブックビルディング10月10日~10月13日
想定価格1,890円
仮条件1,830円~1,840円
売出価格1,840円
初値結果2,116円(公開価格1.15倍)
企業情報https://www.kokusai-electric.com/
監査人EY新日本有限責任監査法人


項目株数データ
公募株数0株
売出株数58,847,600株
国内売出株式数28,394,000株→ 25,010,300株→ 21,626,500株
海外売出株式数30,453,600株→ 33,837,300株→ 37,221,100株
公開株数(合計)58,847,600株
オーバーアロットメント8,827,100株
上場時発行済み株数230,404,200株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約4,354.6億円
幹事団野村證券(共同主幹事)
SMBC日興証券(共同主幹事)
みずほ証券(共同主幹事)
三菱UFJモルガンスタンレー証券(共同主幹事)
ゴールドマン・サックス証券(共同主幹事)
大和証券
東海東京証券
委託見込大和コネクト証券
auカブコム証券
DMM.com証券


KOKUSAI ELECTRIC[6525]の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,890円を基に吸収金額を算出すると約1,112.2億円となり、オーバーアロットメントを含めると約1,279.1億円規模の上場となります。


日本市場だけを考えると約703.5億円になります!


同社グループはKOKUSAI ELECTRICと連結子会社6社で構成され、半導体製造装置の製造・販売・保守サービスを行っています。


同社の装置は前工程における「成膜」工程の装置を主力製品として、また「熱処理」工程に用いられる装置の製造販売を行います。


半導体はシリコンウェーハ上に回路を形成していく工程を何度も繰り返して製造していきます。


回路形成工程は、回路形成に必要な薄膜等を形成する成膜工程、成膜後に熱をかけて結晶サイズを揃える等の熱処理工程、成膜上に回路を形成するパターニングを行うリソグラフィー工程、パターンに沿って膜を取り除くエッチング工程、各工程間でウェーハを洗浄する洗浄工程、各工程間での検査工程で構成されます。


シリコンウェーハ上にこれらの工程を数百回繰り返して回路を形成する製造工程を総称して前工程と呼んでいます。


KOKUSAI ELECTRIC[6525]の業績
※有価証券届出書引用


成膜工程とは、シリコンウェーハの回路形成における回路素材となるポリシリコン膜や絶縁膜等の薄膜を形成する工程を指します。


その成膜工程の中でLP-CVD製品のほかに、ALDに対応した製品を同社では提供しています。


一方、熱処理工程とは、熱酸化膜を形成するプロセスや、成膜後に加熱して膜中の結晶サイズを揃えるプロセス、成膜後に注入した不純物を加熱して均一に拡散するプロセス、


また、プラズマを用いて成膜後に膜質を改善するプロセスなどを指します。同社グループでは、本工程に最適なプロセス技術にて装置提供を行っているそうです。


KOKUSAI ELECTRIC(コクサイエレックトリック)の事業内容
※有価証券届出書引用


半導体製造装置の製造販売の他には販売した製品のアフターサービスを行います。


半導体生産工場では半導体製造装置が年中無休で稼働しており、半導体製造装置に対し安定的な稼働とともに、耐久性が高い製品の提供が要求されます。


これらの製品に対しアフターサービスを提供する体制があり、顧客の製造拠点に近い場所にサービス拠点を設置しているそうです。


また、エンジニアを配置し交換パーツを配備することで、装置トラブルに迅速、かつ、的確に対応可能な体制を整えているそうです。


KOKUSAI ELECTRIC(コクサイエレックトリック)の販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


私も半導体設備で仕事をしたことがありますが、かなりレベルの高い環境だと感じます。ちなみに前工程です。


半導体装置は特殊かつ複雑なので覚えるのも大変です。ほぼ英語で表示される装置ばかりなんですよね。


KOKUSAI ELECTRIC[6525]の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2017年2月02日、東京都千代田区神田鍛冶町三丁目4番地に本社を構えます。代表取締役社長執行役員は金井史幸氏(1956年9月02日生まれ)、株式保有率は0.25%(592,923株)です。※株式は新株予約権


従業員数1,129人で臨時雇用者0人、平均年齢44.2歳、平均勤続年数17.4年、平均年間給与9,760,615円です。連結従業員数は2,473人で臨時雇用者は0人です。


セグメントは半導体製造装置事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
KKR HKE Investment L.P.168,700,500株70.77%
Applied Materials Europe B.V.34,560,000株14.50%
KSP Kokusai Investments, LLC15,619,500株6.55%
Qatar Holding LLC11,520,000株4.83%
金井 史幸592,923株0.25%
小川 雲龍349,512株0.15%
柳川 秀宏348,432株0.15%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2024年4月21日当日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


親引けはありません。


KOKUSAI ELECTRIC[6525]IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が1,830円~1,840円に決定し上場による吸収金額が最大で約1245.2億円、時価総額は約4239.4億円になります。


仮条件発表時に海外販売分が45%から50%に変更されています。海外では需要が見込めるようです。


外資系情報サイトでは米国資産運用会社2社から購入約束の情報があると既に観測されているようです。


同社の株価設定は競合に比べると妥当な位置にあるようですが、業績の落ち込みが強烈なので心配する面があります。技術自体は高いと観測されているためV字回復の期待もあるようです。


大手メディアでリーマンショック級のメモリー不況が到来していると言われているため、KOKUSAI ELECTRICの業績が何処で反転するのかがポイントのようです!


底打ちの兆しが出てきたと言われていますがどうでしょうね。一部のメーカーでは値上げも始まっているようです。


大手初値予想1,700円~2,000円
修正値1,830円~1,850円
最終予想1,840円

※注目度S、幹事引受価格1757.20円


業績を確認すると2024年3月期の連結予想を確認することができました。売上収益1,800.00億円となり前期比26.75%減、税引き前利益282.80億円となり前期比49.41%減となります。


四半期利益は202.00億円となり前期比49.88%減と予想されています。


公開価格が1,840円決定の場合の指標はEPS87.67からPER20.99倍、BPS793.70からPBR2.32倍になります。配当金は11円予想なので配当利回りが0.6%になります。


kimukimu

IPO関連の材料は強弱あると思いますが、地合いが悪い中で無理してIPO抽選に参加しなくても良いかもしれません。そもそもファンド出口案件ですからね。



maronmaron

でも海外人気が高いから初値売却益が期待できるのでは?



一概に海外人気が高くても国内販売が上手くいかなければ公開価格を割ることも普通にあると思います。大手予想も公開価格を意識した展開を予想していますからね。


また、有利子負債は改善傾向にあるそうですが、財務面が良好だとは観測されていません。


まさに微妙な落としどころで上場させる大人の事情があるのか?とさえ感じますね。ということで個人的には少しだけ申込を行ってみたいと考えています。


kimukimu

プライム市場なので大人の事情と指数買いに期待してみます。損したくない方は真似しないでくださいね!!

それと、米半導体製造装置最大手のアプライドマテリアルズが2021年に同社を買収しようとした経緯があるためその辺りにも少し期待したいです。



幹事名割当株数引受割合
野村證券(共同)6,536,200株30.22%
SMBC日興証券(共同)6,439,800株29.78%
みずほ証券(共同)3,556,300株16.44%
三菱UFJモルガンスタンレー証券(共同)3,556,300株16.44%
ゴールドマン・サックス証券(共同)480,600株2.22%
大和証券576,700株2.67%
東海東京証券480,600株2.22%
※売出価格決定時に株数変更が行われたため修正しています


東証プライム市場に直接上場する巨大なIPOが登場しました。このIPOに参加するには詳しく調べる必要がありそうです。


半導体銘柄は良くも悪くも注目され直近でも英半導体アームの再上場の話題がありました。同じく同社も再上場になります。


大型のファンド出口案件なので個人投資家は警戒していると思います。ただプライム市場への直接上場なのでインデックス需要なども期待でき、ある程度人気になる可能性があります。


kimukimu

今を時めく半導体銘柄なので気にかけておきたいと思います!!



10月以降もAGクラウドファンディングとのタイアップが継続されることになりました。


口座開設で2,000円分の特典を貰えるのでよかったらご利用ください。投資を行うと最大10万円分のVプリカも別に貰うことができます。


詳しくは公式サイト、又は下記記事で詳細を確認していただけたらと思います。




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口座開設だけだと2,050ポイントなので投資したほうがお得だと思います。


こちらも詳しい内容を下記記事でまとめてみました。よかったら参考にしてください。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
オプトラン(6235)PER15.19倍PBR1.46倍
サムコ(6387)PER24.33倍PBR2.99倍
東京エレクトロン(8035)PER31.73倍PBR6.05倍
※2023年10月11日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2018年8月03日の翌日~2025年3月31日まで1,937,973株171円
2018年8月03日の翌日~2025年3月31日まで96,097株167円
2021年4月28日の翌日~2026年7月31日まで622,996株1円


ストックオプション(新株予約権)は2,657,066株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数230,404,200株に対する新株予約権の割合は1.15%に相当します。新株予約権による潜在株式数は2,657,066株です。


KOKUSAI ELECTRIC[6525]IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

KOKUSAI ELECTRIC(コクサイエレックトリック)のIPOは大手予想を確認後にブックビルディングスタンスを決定したいと思います。


半導体関連は過去に何度も損失を出したことが個人的にあるため慎重にBBを検討したいと思います。


KOKUSAI ELECTRIC(コクサイエレックトリック)[6525]IPOのまとめ
※KOKUSAI ELECTRIC公式サイト引用


半導体関連はパソコンやスマートフォン、又AI等の産業向けへの需要拡大などにより拡大していましたが、コロナ禍で減速気味となっているそうです。


テレワーク導入拡大や、高速通信規格「5G」などに支えられていましたが、ロシア・ウクライナ問題、上海ロックダウンなどの悪材料が足を引っ張るようです。


同社の業績を確認する限り影響は限定的のようにも感じます。ただ全体的にみればメモリーを中心に半導体デバイスの需要が停滞しているそうです。


一方で自動車EV化等の加速により成熟品に対する半導体デバイスメーカーの投資が活発化し、メモリーを中心とした半導体デバイスの在庫調整が進んでいるそうです。


kimukimu

市場予想は難しそうですね。政治的なことで需要が減る可能性もありそうです!



同社が製造販売するバッチ成膜装置は競合メーカーと激しい競争が続いているそうです。また他社の枚葉装置と部分的に競合するとあります。


上場時の業績は良さそうなので、機関投資家需要が見込めるのであれば初値で利益が狙えるのかもしれません。とりあえず市場リサーチを行いこの記事に大手の初値予想などを追記したいと考えています。


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利回りは低めですが元本回収を考えると魅力的な企業だと思います。


【追記】
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