ユーピーアールIPO初値予想と幹事配分記事になります。意見が分かれる銘柄になり地合いと投資家の思惑によっては意外高の可能性も多少あります。ただし減益見込みとなっているあたりが足を引っ張り、思うような初値形成とはならない可能性もあるようです。


公開株数はオーバーアロットメントを含め529,400株、想定ベースの吸収額は約16.6億円となっています。物流業界では知名度が高いため一定の買いは見込めるものの、新奇性のない成熟企業になるため投資家からの需要も限定的のようです。


ユーピーアールIPO初値予想と幹事配分


項目株数データ
想定価格3,130円
仮条件5月23日
公開価格6月03日
公募株数384,000株
売出株数76,400株
公開株数(合計)460,400株
オーバーアロットメント69,000株
幹事団野村證券(主幹事)
東海東京証券 ←幹事引受け増加中
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
au カブコム証券
SMBC日興証券
SBI証券
ひろぎん証券
松井証券 ←前受け金不要


2019年8月連結業績予想は売上8.6%増(8.9億円増)、経常利益9.8%減(7,900万円減)の増収減益予想となっています。PERは9.49倍でPBRは0.85倍が予想されます。配当は25円見込まれ配当利回り0.8%になります。


米中貿易摩擦やイギリスブレグジット、米イラン問題など世界情勢が不安定なためブックビルディングを見送ることも検討に入れてよいかもしれません。株価が高く設定されているため公開価格割れになればシンジケートカバーまで下げる可能性もあります。


同社については下記の記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。

⇒ ユーピーアールIPO上場と初値予想【東証2部で5万円狙いか】


初値予想3,000円~3,500円


幹事名配分単位(株)引受割合(%)
野村證券(主幹事)414,40090.01
東海東京証券13,8003.00
三菱UFJモルガン・スタンレー証券9,2002.00
SMBC日興証券9,2002.00
SBI証券4,6001.00
ひろぎん証券4,6001.00
松井証券4,6001.00


人気があまりない銘柄は当選のチャンスになります。ただし東証2部はIPO投資において人気があるとは言えないためリスクもあります。野村證券が主幹事になり90%の引受け割合のため、ネット証券のように成行売りに走る投資家が少ないことはプラス材料でしょう。


目論見には福利厚生を目的に同社従業員持株会社が23,000株を上限として買い付けるようですがインパクトにはなり得ないでしょう。


物流業界は働き方改革などの問題があり、レンタル事業を行っている同社も多少関係ありそうです。またレンタル業界の価格競争が激化し値下げとなることも考えられます。その場合は同社業績に大打撃を与えそうです。


IoT事業部とビークルソリューション事業部の「コネクティッド事業」は思うような収益を得ることが出来ずに損失計上となっています。物流IoTとして期待している事業のようですがうまくいっていないようです。新規事業に関しては事業規模の拡大と収益源の多様化を進めるため物流と親和性のある新規事業に取り組んでいくそうです。


目論見から読み取れるものは収益に頭打ち感が感じられます。配当性向は現在10%ですが、将来30%まで引き上げられる目標があるもののこちらも不確実性が高く買い材料にはならないでしょう。


一発逆転があるとすればロボットスーツ?IoTソリューションにも大きく関係がありますが収益がいまいちなのはかなりの痛手です。仮条件が大きく引き下げられると魅力が出てきますが指標的には妥当水準でしょう。


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