トリドリ(9337)IPOの上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。赤字上場でも人気事業のため買われる予想が出ています。
来期業績予想は現時点で公開されていませんが、同社代表によれば2023年は通期で黒字化を目指すとのことです。今期業績予想から考えると無理だと感じますが、投資家がどのように判断するのか面白そうです。
※トリドリ公式ページ引用
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,500円(公募・売出価格) |
上限値段 | 3,450円(更新値幅75円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,125円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 375円以上、6,000円以下 |
インフルエンサー支援を行う企業になり、インフルエンサーと企業のマッチング等を手掛けています。
事業の幅が広く現在は先行投資を行っている状況のようです。
需給不安はないとの観測が出ています。マネーフォワード系VCの親引けが行われることが発表されたのは好材料だと思います。そもそも上場規模が約7.5億円と小さく設定されているため買い先行が期待されています。
時価総額が約46.4億円のためオファリングレシオは16.2%程度と低めです。本当に黒字化の見込みがあれば上場後に株価が上向くと考えられます。
また、ダウンラウンド案件のため流石に割れないだろうと言われています。IPO的には好まれる事業なので黒字化していればもっと市場から大きな金額を得られたはずです。
早期に上場せざる負えない経済状態なのか?とも考えられます。上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
トリドリの上場データと初値予想を考察
トリドリ(9337)IPOの評価と業績を分析
トリドリ(9337)の上場直前の初値予想はこうなる!
トリドリの上場直前の初値予想を調べてみました。赤字上場でもダウンラウンド案件なら人気が見込めると判断されると困りますよね。ダウンラウンド案件が続き個人的に疑問です。
公募組もセカンダリー組もその方が良いのかもしれまが、今後が思いやられます。2022年中に上場させたいだけなら良いのですが。
大手の上場直前の初値予想は2,000円となっています。
公開価格比1.33倍となる予想が出ています。大手ではスマートドライブの初値で資金が入ったため同社にも入ると考えているようです。赤字耐性とのワードが出ています。
また、ベンチャーキャピタルに対してロックアップが公開価格の2倍以上となっているため安心感もあります。
ロックアップを外しに行く展開は難しいと思いますが、インフルエンサーマーケティングを行う企業のため個人投資家の資金が短期的に向かいそうです。
上場1日目の大引け後に公開される「大和レポート」に何かしら材料が書かれていると考えています。某紙でも注目しているようです!
個人的には赤字企業にはあまり投資をしないため中長期で保有したくない銘柄です。そもそもリスクを嫌うためIPO投資を選択しています。
しかし、IPOに縛られ過ぎると大きな利益を得られないとも感じます。このバランスが重要ですね。
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