サクシードと網屋、そしてFinatextホールディングスが明日上場します。この他にも3社が上場することになっているため別記事でご紹介します。


予想値は公開価格超えとなる銘柄もあれば公開価格割れ予想も出ています。本日上場のラバブルマーケティンググループは初値持越しとなり人気が集中したようです。


サクシード(9256)IPOの最終初値予想


東京証券取引所から発表されたサクシードの気配運用は下記のようになります。

項 目気配運用の内容
板中心値段1,560円(公募・売出価格)
上限値段3,590円(更新値幅78円、更新時間10分)
下限値段1,170円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲390円以上、6,240円以下


直近上場の銘柄を観察しているとファンド案件や事前人気が低いIPOに資金が向かわず下げる展開が多いようです。


そうなる展開であれば公募組も戦略を持って抽選に参加できます。


既にブックビルディングはほとんど終了していますが、後期型抽選や補欠繰上りを期待している方も多そうです。


セカンダリー投資も資金が入りそうな銘柄を狙えば楽しめるのかもしれません。初値後の初動を捉えることは難しそうですが、状況を確認して参加することはできそうです。


ただ祭りがすぐに終わるためリスクは高いと個人的に思っています。



サクシードの最終初値予想はこうなる!

サクシードの最終初値予想を調べてみました。実はIPOに当選しているため先に持ってきました。利益が見込めるのはサクシードくらいしかありませんからね。


あとは微妙な銘柄ばかりが当選しています。ネットプロテクションズホールディングスは公開価格あたりで処分できたためほっとしています。


最終初値予想


大手から発表された最終初値予想は2,000円です。公開価格が1,560円なので少し利益が出そうです。


まだどうなるのかわかりませんが業績が好調のため公開価格割れはないと思います。上場規模も13.5億円と軽量級で明日上場のなかでは最も吸収金額が少なくなっています。


初値高騰もなさそうですが何となく期待しておきたいと思います。


教育や福祉関連の人材サービスを行う企業なのでIT系ではありません。しかし売上25.8億円で営業利益が4億円超えはなかなかです。利益もしっかりと言ったイメージです。


業績や事業内容、これまでの初値予想は下記記事でまとめています。

サクシードの上場データと初値予想を考察


網屋の最終初値予想はこうなる!

続いて網屋の内容を確認してみたいと思います。


同社はセキュリティーソリューションを提供し大手企業との取引が中心となっています。まずは東京証券取引所から発表された気配運用を確認してみたいと思います。


項 目気配運用の内容
板中心値段1,970円(公募・売出価格)
上限値段4,535円(更新値幅99円、更新時間10分)
下限値段1,478円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲493円以上、7,880円以下


岡三証券主幹事で店頭口座の方は配分を頂いた方が多かったように思います。私はネットなので落選でした。


事業はIT系になり、業績もそれなりと言った感じなので公開価格割れはなさそうです。株価設定が高いため思ったほど買われないパターンもあるかもしれません。


上場規模は23.3億円と少し大きい程度です。セキュリティソフト関連のIPOなので初値高騰後の急落もありそうです。


最終初値予想は2,600円です!


22日以降も上場する銘柄が複数社あるため急落には気を付けたいところです。公開価格は希薄化PERが65倍になるそうです。人気は高そうですがセカンダリー投資のリスクも高いようです。


業績や事業内容、これまでの初値予想は下記記事でまとめています。

網屋の上場データと初値予想を考察


Finatextホールディングスの最終初値予想はこうなる!

最後にFinatextホールディングスを確認してみたいと思います。このIPOは当選を辞退した方も多いようです。


東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。


項 目気配運用の内容
板中心値段1,290円(公募・売出価格)
上限値段2,967円(更新値幅65円、更新時間10分)
下限値段968円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲323円以上、5,160円以下


大手では初値苦戦と出ているようですね。赤字グロース株のため難しいみたいです。上場するまでわかりませんが個人投資家で積極的に買い向かう方は少ないと思います。


上場規模は229.6億円になり海外配分は39%になります。金額にすると90億円程度が海外販売だったことになります。


最終初値予想は1,193円になっています!!


シンジケートカバーによる初値形成と考えられているようです。SaaS収益も4割程度と低いため完全なサブスク銘柄とも言えませんからね。


そしてベンチャーキャピタル売出しが中心のため人気はないと考えています。


26億円の売上で赤字金額が10億円、吸収金額から考えると無謀な感じがします。数年後に黒字化したタイミングであればもっと人気だったと思いますが、上場を先延ばしできない理由でもあるのかな?と逆に思うところがあります。


私はブックビルディングに1つも参加していませんでした。どんな値動きになるのか楽しみにしておきたいと思います。


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