ソフトバンク上場によるニュースや情報がどんどん出てきています。一大イベントに変わりありませんが、冷ややかな感じでとらえている方も多いようです。CMも数日前から流れており日本郵政グループ以来の上場CMとなっています。店頭口座を開設されている方は既に営業の電話が入っていると思いますが、人気があると伝わっているようです。


仮に人気がなくても「人気だ」と言うほかないと思いますが、株数が多く売りさばくには苦労するのではないでしょうか。日本郵政グループ上場時でも株が余っていると一部では言われていましたが、公開価格が決定するころには、逆に株が足りないといった現象も一部では起きていたようです。今回のソフトバンク上場ではどうでしょうか?


ソフトバンク上場と初値予想暫定


項目 株数データ
想定価格 1,500円
仮条件 11月30日
公開価格 12月10日
公募株数 0株
売出株数 1,603,693,700株
公開株数(合計) 1,603,693,700株
国内募集1,427,287,400株
海外募集176,406,300株
オーバーアロットメント 160,369,400株
上場時発行済み株数 4,787,145,170株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約7.18兆円
幹事団 【共同主幹事】
野村證券
大和証券
SMBC日興証券
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券

【幹事又は委託幹事】
岡三証券
東海東京証券
岩井コスモ証券
水戸証券
西日本シティTT証券
松井証券 ←前受け金不要
マネックス証券 ←完全平等抽選
あかつき証券
カブドットコム証券(委託)
岡三オンライン証券(委託) ←前受け金不要


初値予想1,630円~1,800円


初値予想はあるものを参考にしていますが、個人的には1,600円以上であればよいと思います。今後数値が大きく変動してくると思われるため、仮条件が発表される11月30日以降にネットで情報を探すことをお勧めします。現段階の予想はあくまでも希望値であることをご考慮頂きたいと思います。


上場規模があまりにも大きいため市場では誰が買うのか?と話題になっています。その前に、同じ通信事業者の株を一旦売却し、ソフトバンク(9434)の株を購入する流れも出てくるようです。もしくは高配当銘柄の資産入れ替えを狙って武田薬品工業(4502)や住友商事(8053)などの高配当銘柄と入れ替えが起こるかもしれません。


通信事業者とはソフトバンクの他に、NTT(9432)やNTTドコモ(9437)、KDDI(9433)が挙げられます。日産自動車(7201)なども高配当なので入れ替えとして名前が上がっているようですが、ソフトバンクよりも配当が高いため入れ替えは限定的かと思います。高配当と言えば日本たばこ産業(2914)も入れ替え候補にあがります。


また誰が株を買うのか?という問いの答えは個人投資家になります。国内売出しによる募集は2.1兆円程あるため個人投資家だけでは無理だと思いますが、海外で人気となればどうでしょうか。前向きに検討をしている方も多いと思いますが、現在のところは中立で考えている方が多いでしょう。既に配分確約の話も出ているようです。


確約とは話が別ですが松井証券のIPO抽選ルールが変更され「前受け金不要」に最近なりました。今回幹事に入っているため当選狙いで申し込んでみてはいかがでしょうか?岡三オンライン証券も前受け金不要で今回募集が行われます。


松井証券のIPO抽選ルール(前受け金不要)


SBI証券では105,476,500株を引き受ける予定となっているため、複数当選の期待もあります。ネット最大手となり、主幹事や幹事を引受けることも多いためIPO投資を始められる方にはかなりお勧めできます。


SBI証券のIPO抽選ルール


過去の大型上場にはどんな銘柄があるのか?

過去の大型上場の情報を調べてみました。私が投資を始めたのは2006年あたりなのでデータでしかわかりませんが、NTTドコモが2.1兆円を集めているため参考になりそうです。第一生命はあれだけ不人気にも関わらず大きく公開価格を超えてきたことを思い出します。今回の上場規模とはかけ離れていて参考になりませんが、よき思い出です。


社名 上場時の吸収金額
NTT(9432) 約2.21兆円
NTTドコモ(9437) 約2.15兆円
第一生命(8750) 約0.71兆円
日本航空(9201) 約0.66兆円
日本郵政(6178) 約0.69兆円
ゆうちょ銀行(7182) 約0.59兆円
かんぽ生命(7181) 約0.14兆円


ソフトバンクの上場による公開株式はすべてソフトバンクグループジャパンとなっており、ベンチャーキャピタル出資などありません。公開株式以外に株が流通する可能性は殆どありません。


上場発行株式と想定発行価格を掛け合わせた時価総額は7.2兆円弱あり、日本の時価総額ランキングではいきなりトップ10入りすることになります。このことによりファンドなどの組み入れ期待も出ています。また、ネット情報でたどり着いた話ですが日本郵政グループ上場時における募集は8兆円を超えていたようです。


そう考えるとソフトバンクの2.7兆円規模は楽観視?


個人的にはそんなに楽観視しておらず、微妙だと感じていますが注目があることは間違いありません。ソフトバンクの事業内容や業績などは下記の記事にまとめているのでよかったら参考にしてください。


ソフトバンク(9434)IPO新規上場と初値予想の記事へ


私は体験していませんが、NTTが上場した頃は初値こそよかったそうですが、その後個人投資家は含み損を抱え株式市場でも少し問題になったようです。今の日本郵政グループとたいして変わらないのかもしれませんね。上場時の市場による影響も大きいと思いますが、初値売却が賢明なのかもしれません。


ちなみに配当を調べると本日算出で下記のようになります。


社名 配当利回り
ソフトバンク(9434) 想定1,500円で配当利回り5%
NTTドコモ(9437) 4.28%
KDDI(9433) 3.96%
ソフトバンクG(9984) 0.5%
NTT(9432) 3.7%


さらにソフトバンクのEPS87.73からPERを計算してみると約17.1倍、BPS230.23からPBRを計算してみると約6.51倍となります。NTTがPER13.77倍、KDDIがPER9.72倍と考えると割高となります。配当は一番高くなる見込みですが、指標的には割高になります。


今後手掛ける新事業への期待から買われるであろうと思いますが、個人投資家の全てが自分で情報を探せるわけではないためイメージで購入する方も多いはずです。証券会社からの電話では、人気があり希望どうりに配分できない可能性がありますなど言いようは様々でしょう。


私にかかってきた営業電話は2本でしたが、どちらも早めに申し込みを行ってくださいね!という電話で威圧的ではありませんでした。過去には強烈な方がいましたが、担当から外れています。ソフトバンク上場が成功するかどうかは、市場の勢いが大事だと考えています。


また、リスクがあると思う方は同社のIPOに参加しない手もあります。上場する銘柄が多くなっているため他の銘柄への参加でもよいと思います。多くの方が参加すると思われ私も参加予定ですが、最終的に参加するかどうかは他人の意見ではなく自分の意志で参加するようにしましょう。


1枚で数万円儲かる株になるかどうかは誰にもわからないと思います。ただ予想では上昇するみたいですね。年間配当は7,500円予想で株主優待の設定はまだ発表されていません。店頭から参加すると断りにくいためネット申し込みで済ませる方も多そうです。当選後に購入もしくは、キャンセルの判断をするのもありでしょう。


ソフトバンク(9434)IPO幹事入りしました! 【完全平等抽選のマネックス証券】
⇒ マネックス証券公式へ