伸和ホールディングス(7118)の初値予想と幹事割当数などを調べ評価したいと思います。札証アンビシャスに上場する飲食業の小粒案件なので公開価格を超えた初値が期待できるようです。
TOKYO PRO Marketからの市場変更の銘柄になります。
| 項目 | 株数データ |
| 想定価格 | 1,650円 |
| 仮条件 | 9月30日 |
| 公開価格 | 10月09日 |
| 公募株数 | 50,000株 |
| 売出株数 | 120,000株 |
| 公開株数(合計) | 170,000株 |
| オーバーアロットメント | 0株 |
| 幹事団 | アイザワ証券(主幹事) SBI証券 北洋証券 東海東京証券 マネックス証券 岡三証券 あかつき証券 東洋証券 |
| 委託見込 | SBIネオトレード証券 岡三オンライン |
飲食事業では「炭火居酒屋炎」、物販事業では「美唄焼鳥・惣菜炎」などを展開します。店舗は道内中心に展開しています。
現時点で業績不安はなさそうですが、北海道という地域性なのか売上・利益ともに頭打ちが続いています。株価設定はやや割安だと思いますが地方上場なのが心配です。
某紙では公開価格前後、もしくは公開価格以上の初値が付くと考えられているようです。
個人的には微妙なのでIPO抽選には消極的に参加する予定です。
想定発行価格1,650円による吸収金額は約2.8億円、時価総額は約22.3億円になります。飲食業なので吸収できそうな気はしますよね。直近上場の飲食業だったINGS(イングス)の初値は好調でした。
伸和ホールディングス(7118)の大手初値予想と評価はこうなる！
大手初値予想の数値を調べてみました。発表後に自民党総裁が決定し株式市場が暴落しています。このようなことを考慮すると初値が高くなるようには感じません。
最新の初値予想は下記のようになっています！
大手初値予想1,600円～1,900円
※注目度C
※注目度C
予想値だけ見れば投資妙味があると感じますが地合いが不安定なのが問題だと思います。
地方銘柄の福証Q-Boardに上場したリプライオリティやCross Eホールディングスは公開価格割れでした。地方上場と言うだけで資金が入らない気がします。
同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。
「IPO承認」伸和ホールディングス(7118)の上場データと初値予想を考察！
幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はアイザワ証券が単独で務めます。久しぶりのアイザワ証券主幹事になりますが昔からIPO投資をやっている方しか証券口座を開設していないと思います。私はネット口座を開設しています。
| 幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
| アイザワ証券(主幹事) | 136,800株 | 80.47％ |
| SBI証券 | 7,700株 | 4.53％ |
| 北洋証券 | 6,800株 | 4.00％ |
| 東海東京証券 | 6,800株 | 4.00％ |
| マネックス証券 | 3,400株 | 2.00％ |
| 岡三証券 | 3,400株 | 2.00％ |
| あかつき証券 | 3,400株 | 2.00％ |
| 東洋証券 | 1,700株 | 1.00％ |
TOKYO PRO Marketでの株価は551円となっていましたが今回の上場は想定ベースで1,650円です。
調べると2023年1月26日に付けた価格となっていました。現在の業績確認では売上と営業利益が特に伸びているようです。
また、株主優待が新設されても道内でしか利用できなければ需要が見込めません。そのため優待狙いの買いは期待できないでしょう。
IPO投資で利益がなかなか出ないためクラファンに投資する方が増えているようです。最近はMoneyFarmなどのトークンを利用したサービスが出てきています。
金銭債権をトークン化する面白いサービスを提供しているので記事にしてみました。よかったら読んでみてください。
MoneyFarm(マネーファーム)という投資サービスが始まりました。高いリターンが見込めるため詳しく調べてみたいと思います。 金銭債権をトークン化して販売するマーケットプレイスになります。ブロックチェーン技術を採用して …
伸和ホールディングス(7118)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
微妙な案件なので悩む方も多そうですが地方案件は厳しいと思います。
※伸和HD公式サイト引用
業績を確認すると2025年3月期の連結予想を確認することができました。それによれば売上60.48億円となり前期58.71億円から3.01％増、経常利益1.99億円となり前期2.08億円から4.33％減となります。
四半期利益は1.41億円となり前期1.40億円から0.71％増を予想しています。
想定発行価格1,650円から指標を計算するとEPS106.89からPER15.44倍、BPS536.13からPBR3.08倍になります。類似企業のPERは20倍以上が多いようです。
個人投資家に人気の飲食業の株でも流石に今回は厳しいのでは？と考えています。事業に関してはなんら問題ないと思います。
kimu TOKYO PRO Marketから昇格したかったと感じ取れる銘柄だと思います！
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