「プレ初値予想」S&J(エスアンドジェイ)のIPO評価！微妙案件

S&J(エスアンドジェイ)[5599]の初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。ファーストインプレッションは利益見込みとなっていますが少し気を付けたほうがいいIPOかもしれません。


サイバーセキュリティー関連株なので人気が見込める半面、親会社の売出が多いデメリットもあります。

項目	株数データ
想定価格	1,320円
仮条件	11月27日
公開価格	12月06日
公募株数	480,000株
売出株数	1,110,000株
公開株数(合計)	1,590,000株
オーバーアロットメント	238,500株
幹事団	東海東京証券(主幹事) SMBC日興証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 丸三証券 あかつき証券 極東証券 東洋証券 むさし証券
委託見込	岡三オンライン DMM.com証券

マクニカホールディングス(3132)が親会社で傘下のマクニカが筆頭株主となる案件です。


事業はサイバーセキュリティーを専業とし中小企業を中心としたサービス提供を行います。海外製品よりも割安で提供しているそうです。


代理店などを利用した販売網となっており売上は年間契約のストック型になります。今期は販管費が増加し利益は前期並みになるそうですね。


想定発行価格1,320円による吸収金額は約24.1億円、時価総額は約72.1億円になります。


この規模なら問題なさそうですが株価設定が高く主幹事の実力不足？が指摘されているようです。


東海東京証券が前回主幹事を行った、売れるネット広告社(9235)は酷い結果となっているため指摘があるのもわかりますよね。今回は親会社の知名度が高いため何とかなるのでは？と考えています。

S&J(エスアンドジェイ)IPOの大手初値予想と評価はこうなる！

大手初値予想の数値を調べてみました。内容の割に利益が見込めるようなんですよね。


最新の初値予想は下記のようになっています！




仮条件が決定すると予想値の修正が行われますが、現時点ではそれほど悪くない印象のようです。


不安材料はあるけれどセキュリティー関連で人気が見込めるようです。なにを信じればいいのか現時点では微妙のようです。


金利上昇局面でグロース株の上昇が難しくなっているため上値追いすることはなさそうな雰囲気です。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

「IPO承認」S&J(エスアンドジェイ)[5599]の上場データと初値予想を考察！マクニカHDが親会社

S&J(エスアンドジェイ)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は東海東京証券が単独で務めます。

幹事名	割当株数	引受割合
東海東京証券(主幹事)	1,351,400株	84.99％
SMBC日興証券	103,400株	6.50％
楽天証券	15,900株	1.00％
マネックス証券	15,900株	1.00％
松井証券	15,900株	1.00％
岡三証券	15,900株	1.00％
丸三証券	15,900株	1.00％
あかつき証券	15,900株	1.00％
極東証券	15,900株	1.00％
東洋証券	15,900株	1.00％
むさし証券	8,000株	0.50％

公開株数が多いため主幹事から申込めば当選確率は高そうです。微妙案件みたいなのでネット組も当選期待が十分あると思います。


個人的にはベンチマークとなる企業がどのあたりになるかだと考えています。セキュリティー関連で人気企業だとPER50倍を超えてきますからね。




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S&J(エスアンドジェイ)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


IPO抽選に参加しようと考えていますが仮条件の結果次第では不参加になるかもしれません。



※S&J公式サイト引用


業績を確認すると2024年3月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上16.04億円となり前期12.81億円から25.21％増、経常利益3.23億円となり前期3.21億円から0.62％増となります。


四半期利益は2.10億円となり前期2.10億円から変化がありません。ただ販管費の増加が要因となっており営業収益は伸びています。


想定発行価格1,320円による指標はEPS41.09からPER32.12倍、BPS281.58からPBR4.69倍になります。配当金は出ません。


業績よりも取引先大手がマクニカになるため関連企業で業績を押し上げていると言えます。この辺りを機関投資家がどう考えるかだと思います。




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