ナイル(5618)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。目論見に16期連続で増収と書いてありますが赤字体質の企業でした。


主幹事はSMBC日興証券(単独ブックランナー)とSBI証券が共同で行います。ファンド保有株が多いようです!


公開株数1,320,800株、オーバーアロットメント198,100株です。上場規模は想定発行価格1,615円から計算すると約24.5億円になります。


ナイル(5618)IPOが上場承認
※ナイル公式サイト引用


2017年12月にオリックス自動車と業務提携し現在の売上割合は30%を超えるようです。


DXやマーケティングを得意とする企業のようですが赤字なんですよね。黒字化も近そうですがどうでしょうか。


社会構造の変化や消費活動の多様化に伴い同社サービスの売上は伸びています。まだ頭打ちする感じはないため数年後は面白いかもしれません。


ただIPO投資を考えると消化不良になりそうな気がします。想定仮条件の上限1,790円でOA含め27.2億円程度の吸収で共同主幹事ですからね。売りたい株主もわんさかいそうです!


ナイル(5618)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日12月20日
市場グロース市場
業種情報・通信業
事業内容自動車産業DX事業(オンライン主体のマイカーサブスク関連サービスを提供)、ホリゾンタルDX事業(DX・マーケティングに関するコンサルティングなどを提供)
ブックビルディング12月05日~12月11日
想定価格1,615円
※1,440円~1,790円の平均価格
仮条件1,620円~1,680円
公開価格1,680円
初値結果1,540円(騰落率-8.33%)
企業情報https://nyle.co.jp/
監査人有限責任監査法人トーマツ
手取金の使途
  • 採用費及び人件費
  • 広告宣伝費


項目株数データ
公募株数350,000株
売出株数970,800株
公開株数(合計)1,320,800株
オーバーアロットメント198,100株
上場時発行済み株数8,535,200株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約137.8億円
幹事団SMBC日興証券(共同主幹事)
SBI証券(共同主幹事)
松井証券
大和証券
楽天証券
マネックス証券
岩井コスモ証券
丸三証券
極東証券
岡三証券
東洋証券
委託見込SBIネオトレード証券
大和コネクト証券
岡三オンライン


ナイル(5618)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,615円を基に吸収金額を算出すると約21.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約24.5億円規模の上場となります。


同社は創業以来DX及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術、ノウハウを蓄積し、その強みを活用して「ホリゾンタルDX事業」と「自動車産業DX事業」を運営しています。


ホリゾンタルDX事業ではDXやマーケティングを中心とするインターネットを活用した技術・ノウハウを強みにし、顧客企業に対するコンサルティングサービスを主軸としサービスを行います。


生成AIによる業務自動化支援、メディア開発・運営及びデジタル広告に関するソリューション提供を通じた事業支援を行っています。


ナイル(5618)の業績
※有価証券届出書引用


DX&マーケティング事業では具体的な案件として、DX・マーケティングに関するコンサルティングや実行支援、メディア開発・運営支援、コンテンツマーケティング支援などを行います。


また、ユーザー解析に基づくWebサイト改善コンサルティング支援、生成AIによる業務自動化支援等、顧客企業のニーズに応じインターネットを活用した様々なソリューションを提供します。


この他、メディア&ソリューション事業では、主に複数のメディアの開発・運営及びデジタル広告に関するソリューション提供を通じ顧客の事業成長支援を行います。


ナイルのDX事業詳細
※有価証券届出書引用


自動車産業DX事業は、DX及びマーケティングの知見を活用して自動車産業のDX化を推進する事業として2018年に立ち上げた事業です。


「おトクにマイカー 定額カルモくん」の事業運営を主軸として、個人向けに日系メーカー全車種の新車及び中古車を取り扱っています。


頭金やボーナス払なしで月1万円台からマイカーを利用できるサブスクリプションサービスを提供しています。


ナイルIPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


自動車産業DX事業では、個人の車購入におけるプロセスをDX化することで、マイカー購買の手間暇を省力化し与信の弱い個人に対する自動車金融商品の提供可能性を模索しています。


同社は自動車領域における金融包摂サービスの提供を進めており、新車・中古車の販売市場における新たな市場創出に取り組んでいるそうです。


ナイル(5618)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2007年1月15日、東京都品川区東五反田一丁目24番2号に本社を構えます。社長は高橋飛翔氏(1985年12月14日生まれ)、株式保有率は43.13%(3,884,000株)です。※新株予約権を含む


従業員数235人で臨時雇用者29人、平均年齢35.8歳、平均勤続年数2.7年、平均年間給与6,079,000円です。最近1年間における従業員数は15人増加しています。


セグメント別従業員数はホリゾンタルDX事業102人(臨時22人)、自動車産業DX事業89人(臨時6人)、全社共通44人(臨時1人)となります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
高橋 飛翔3,884,000株43.13%
JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合1,245,600株13.83%
株式会社SMBC信託銀行608,400株6.75%
株式会社セプテーニ・ホールディングス412,400株4.57%
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合405,200株4.49%
榎並 慶浩276,000株3.06%
EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合247,600株2.74%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2024年6月16日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


また、ベンチャーキャピタル等には90日間(2024年3月18日まで)のロックアップ付与、ロックアップ解除倍率は発行価格(売出価格)の1.5倍以上となっています。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


ナイル(5618)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が1,620円~1,680円に決定し吸収金額は最大で約25.5億円、時価総額は約143.4億円になります。想定仮条件の上限からは下げていますが個人的に評価が高いと思います。


また、機関投資家の関心の表明があり「アセットマネジメントOne」が運用するファンド7つが最大で4億円に相当する株式を取得する可能性があります。


機関投資家のお墨付きを得たことで下値不安はないのかもしれません。この辺りは不確実性が高いと思いますが心理的には楽になったように思います。


ただ赤字上場で黒字化のタイミングもわからないため個人的には消極的に参加予定です。


大手初値予想1,500円~2,000円
修正値1,650円~1,800円
最終予想1,680円

※注目度B


業績を確認すると2023年12月期の単独予想を確認することができました。売上50.47億円となり前期比21.94%増、経常利益-9.30億円となり前期-13.54億円から赤字が縮小します。


四半期利益は-9.33億円となり前期-13.55億円から赤字縮小となります。大手では再々来期までには黒字化できるのでは?と観測されているようです。


どうなるのかわかりませんけどね。


公開価格が1,680円決定の場合の指標はEPS-113.60からPERは算出不可、BPS123.50からPBR13.60倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


オリックス自動車と業務提携を開始した以降は赤字額が縮小しているため成長期待はあるのかもしれません。マイカーリースではオンライン集客による仲介を専業としリース業自体はリース業者任せになります。


kimukimu

大手の評価も個人向けオンライン日本車リース仲介サービスについて詳しく書かれているため自動車産業DX事業が上手くいけば株価が上がると感じます。



インターネットを利用した成長支援については特に珍しくない判断だと思います。関心の表明が行われても公募組はリスクが高いためよく考えて申込んだほうがよさそうです。


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(共同)1,155,800株87.51%
SBI証券(共同)66,000株5.00%
松井証券19,800株1.50%
大和証券19,800株1.50%
楽天証券13,200株1.00%
マネックス証券13,200株1.00%
岩井コスモ証券6,600株0.50%
丸三証券6,600株0.50%
極東証券6,600株0.50%
岡三証券6,600株0.50%
東洋証券6,600株0.50%


あまり魅力がないIPOだと思っています。上場規模が比較的小さく魅力がありそうな気もしますが、赤字体質でVC出資が確認できるため抵抗があります。


海外販売があるため海外で人気があればいいのですが、ここ最近は海外勢も渋い気がしています。SMBC日興証券案件でも普通に割れることもありますからね。


kimukimu

とりあえず様子を伺いたい銘柄だと思います。売出株も多めなんですよね。



アイフル(8515)子会社のAGクラウドファンディングさんとタイアップを行っています。


口座開設ベースで2,000円分の特典をプレゼントしているのでよかったら頂いてください。


貸金業を行う親会社のイメージダウンになるのでデフォルトの可能性は低いと思います。アイフルファンドは鉄板でしょうね!




COMMOSUS(コモサス)で利回り7%のファンド組成が決定しました。月末までキャンペーンも行われています!


COZUCHI(コヅチ)が出資している企業で有名です。年内はファンド組成が続くそうなので投資を行うチャンスだと思います。サービス内容を下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
ブランディングテクノロジー(7067)PER23.81倍PBR1.43倍
デジタリフト(9244)PER25.48倍PBR1.88倍
AViC(9554)PER17.55倍PBR4.24倍
※2023年12月05日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2020年1月05日~2027年12月15日127,200株815円
2020年10月01日~2028年9月20日7,200株905円
2019年10月01日~2029年9月29日350,800株1,050円
2019年11月01日~2029年10月30日276,000株1,050円
2022年12月06日~2032年11月20日49,200株2,020円
2023年6月20日~2033年6月20日9,600株2,020円


ストックオプション(新株予約権)は820,000株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数8,185,200株に対する新株予約権の割合は10.02%に相当します。新株予約権による潜在株式数は820,000株です。


ナイル(5618)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

ナイルのIPOは仮条件発表まで申込みスタンスは保有とします。


DX関連株なので事業はIPO向きだと思いますが内容が良くないと思います。


ナイル(5618)IPOのまとめ
※ナイル公式サイト引用


自動車関連市場に強みがあるようですがオリックス自動車に依存している一面があります。


広告宣伝費がかさみ営業損失が大きくなっているようです。ある程度の市場を獲得できれば業績に反映されそうですね。


売上が伸びている理由は先行投資が影響しているようです。2022年度の自動車産業DX事業の広告宣伝費が約10.9億円となっています。お金掛がかかるようです。


黒字化すれば繰越欠損金が大きいため税務面のメリットが発生します。それがいつになるのかはわかりませんけどね。


kimukimu

また、目論見によればベンチャーキャピタル(VC)所有割合が27.5%にも上るそうです。厳しそうですね。



インカムゲインで利回りが高く設定されている利回り不動産に口座開設するとワイズコインが2,000円分貰えます。


ワイズコインは投資に使うことができますがAmazonギフト券に交換することも可能です。ファンド組成金額も大型になっているので投資しやすいと思います。


運用期間が短いので資金回転できます。過去には利回り10%のファンドも出ています!!


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