大家.comが不動産投資型クラウドファンディングを始めたため特徴をまとめました。今回も評判と評価の目線で内容を詳しくまとめています。メリットやデメリットについても解説を行っています。
投資家の口コミを調べ実際に投資を行っている実績などもご紹介したいと思います。上場企業の子会社にあたるため信頼がおける企業だと考えています。
投資を行っても問題がない企業なのか深掘りしてみました!
※大家.com公式サイト引用
親会社は東証2部上場のプロスペクト(3528)になります。プロスペクトはマンション分譲など不動産事業を行っている企業になります。
大家.comは新築戸建や収益不動産のバリューアップ等のノウハウを持つ企業でしたが、プロスペクト傘下に入ることで不動産収益の幅を広げたファンド組成ができるようになったそうです。
不動産特定共同事業法を活かして新しい不動産投資商品の開発も行うそうです。とは言え他社と同じ投資商品であれば利回り重視で投資家も動いてしまうはずです。
ソーシャルレンディングに新しい商品を組み合わせてきている企業も既に出てきています。そのため、同社にも期待できると思います!
現状の発表では不動産とITを掛け合わせて、不動産投資商品の仕組みを構築している最中のようです。
- 運営会社の親会社が上場企業であることを説明している
- 絶対に儲かる投資ではないと説明している
- 投資を行う際のメリットとデメリットを説明している
- 口コミを調べていたら親会社の株主優待が使えることがわかった
- セキュリティー トークン オファリングを利用してファンドを売買できることを知った
大家.comの投資だとほったらかしで利益が見込める?それ間違ってるかもしれない
クラウドファンディングへの投資でも同社は「不動産投資型」になります。インターネットにつながっていればスマートフォンやパソコンから簡単に投資ができる仕組みを構築しています。実際に不動産を所有するには大きな資金が必要になりますが、不動産投資型クラウドファンディング(不動産型CF)という仕組みを利用し1口1万円からの小口投資が可能になります。

※大家.com公式サイト引用
同社が間に入ることで投資家は実際の建物や土地を購入することなく投資ができます。同社が投資家から資金を集めてそのお金を運用することで収益が発生する仕組みとなっています。
収益は不動産の賃料や売却収益になり、ファンド毎に設定された配当に基づき投資家に配当が行われます。
不動産を対象にした投資だと「融資型クラウドファンディング」という仕組もあります。どちらも不動産を投資対象としていますが、仕組みが異なるため投資前に確認を行っておきましょう。

簡単に表すと上記のようになります。融資型の場合は投資対象が事業者になり、不動産投資型の場合は投資対象が収益不動産(不動産)になります。
融資型で不動産を取扱っていても実際には事業者に投資を行っていることになります。融資型の場合はより慎重に投資が必要だと個人的に考えています。そのため利回りが高めになる傾向があると思います。
またクラウドファンディング事業者の信用(信頼)が大きなポイントになると思います。非上場企業の場合は特に事業者の信用が大事になると思います。そのため不動産鑑定などを利用する企業も増えているようです。
同社の場合は不動産等を取得するスキームになります。投資家の考え方次第かもしれませんが、クラウドファンディング初心者であれば不動産型クラウドファンディンへの投資をお勧めします。
劣後出資や保証が複数ついているため投資リスクを軽減できる仕組みが凄い
大家.comで取扱いがあるファンドには劣後出資が行われます。劣後出資とは不動産の価値が下落した場合に、同社が先に下落分を吸収してくれ仕組みです。これにより投資家保護の役割があります。

匿名組合契約における出資の区分のこと。劣後出資者は、利益のうちから優先出資者が得られた分配を控除した後に残額があれば分配金を受けることができる。また、損失については、優先出資者よりも先に被ることになる。
簡単に言うならば、不動産価値が下落しても劣後出資者の投資額以上に評価額が下がらなければ、投資家が損失を被ることはありません。
劣後出資を行っているのは大家.comを運営しているグローベルスになります。不動産CFを行っている多くの企業でこの仕組みを取り入れているため同社だけが特化しているとは言えません。
さらに投資家にメリットとなることを発見してしまいました。それは日本保証による保証付きファンドがあることです。全てのファンドに保証が付くことはないと考えていますが、劣後出資に加え、日本保証による保証は凄いです。
日本保証は金融機関の残高が2,000億円以上の実績がある保証会社になります。私も保証付きファンドに複数投資を行っています。

この事から既にダブルで保証が付いていることになると思います。企業によっては劣後出資さえ行っていない場合があります。
ファンド内容により異なりますが、できるだけ優先劣後構造を行う企業を選択しておけば安心できると思います。その前に企業の評判もしっかり調べておきましょう。
運営企業の企業概要を調べてみました
運営企業はグローベルスになり親会社が東証2部上場のプロスペクトです。上場企業が親会社になるため一定の信頼を既に獲得していると考えられます。最近は上場企業が直接クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を行っていることも多く、投資家もどこで投資を行うのか悩むことが多いと思います。
個人的には投資先を1社に絞らず、複数企業で資産運用したほうがより安全だと考えています。上場企業でも絶対に破綻しないとは言えませんからね。
項 目 | その内容 |
会社名 | 株式会社グローベルス |
サービス名 | 大家.com |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号虎ノ門ファーストガーデン11F |
事業内容 |
|
創立 | 1996年7月10日 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 藤田 賢一 |
関連会社 | 株式会社プロスペクト(東証2部上場) |
不動産に特化した企業のためファンド組成などの心配はないと思います。
利回り設定は他社比較でやや高めだと感じます。また長期的に事業を行うことを考えているようです。
投資家目線だと上場企業の子会社に同社があたるため、メディア露出などを積極的に行ってくると考えています。最近はWeb広告でも見かけることが多くなっています。
不動産投資型のクラウドファンディングの登場により、誰もがかんたんに「大家」になれる時代だと思います。ただし、投資リスクがあることは知っておきましょう。
大家.comに投資をすれば儲かると言えるのか。リスクがないとは言えない
これまでは富裕層やプロの不動産投資家が行っていた投資をクラウドファンディングという仕組みを用いることで、一般投資家が小口で投資を行えるようになりました。マンションや店舗などの不動産へ直接投資を行うにはハードルが高いため、同社のスキームを利用して「家賃収入」という感覚で投資が行えると思います。

金融機関にお金を預けても金利が低いためリターンが見込めません。そのため投資を行い少しでも資産を運用したい方が増えています。
同社だと1万円からの投資ができるため、投資家のハードルもかなり低いと感じます。ただし分配金は雑所得にあたるため、大口で投資を考えている方は確定申告も考えておきましょう。
上記のように銀行定期預金と比べられることが多い投資ですが最大のリスクは企業破綻です。そのため投資リスクは常にあると言えそうです。
しかし定期預金で運用するにはあまりにも少ないリターンだと思っているため、私もクラウドファンディングに投資を行っています。リスクをできるだけ軽減できるように工夫を行い投資を行っています。
儲かるにはファンドの内容をしっかり確認し投資を行うことだと思います。実際のところは人気ある投資のためファンドに申込んだ後に、不安があればキャンセルする方法でもよいと思います。
投資家同士で競争を行って申し込んでいる現状がありますからね。また、入金期日までに入金できない場合は自動的にキャンセル扱いとなるそうです。キャンセル料の発生はありません。
リスク的にはミドルリスク・ミドルリターンと言われる投資になります。投資には常にリスクがあるため不安だと思う方にはお勧めしません。
ただ株式や為替のように投資金が日々変化する投資ではないため、ほったらかしで投資ができます。そのため投資家に人気があります。
日本で「不動産投資型クラウドファンディング」や「融資型クラウドファンディング」を行う企業で、怪しい企業はほぼ消え去ったと言えると思います。
同社のように上場企業が関わっている運営者やベンチャーキャピタルが出資している企業などは比較的安全な投資先だと個人的に考えています。
絶対に儲かる投資とは言えませんし、リスクもある投資になります!
大家.comに投資を行う場合のメリットとデメリットを考察
投資家目線でメリットとデメリットをまとめてみました。どの企業でも気になる点がいくつか出てきます。小額投資を考えると手数料などが一番気になると思います。また元金保証と書くことが法律で禁止されているため各企業が様々な方法で投資家にアピールしています。
同社の場合は劣後出資と保証会社を入れていることです。
- 口座開設や維持管理は全て無料
- 1万円から投資ができる
- 事前入金の必要がない
- ファンド購入手数料が無料
- 優先劣後出資構造のため投資家保護につながる
- 保証会社による保証付きファンドの組成が行われる
- やむ得ない事由が発生した場合は途中解約が可能
- STOスキームを利用して第三者にファンドを譲渡することが可能
- 上場企業が親会社となっている
- 元本保証の投資ではない
- 入金と出金の両方に手数料が発生する
- 運用利回りは確約された数値ではない
- 企業倒産となる可能性も少なからずある
- 確定申告が必要になる場合がある
ファンド組成から考えると利回りは4%~6%あたりになるようです。ファンドがこれから登場してくると利回りも定まってくると考えています。
また、上場企業が親会社となるため一定の評価はできると思いますが、企業破綻となった場合は投資家の資金回収ができない場合があります。何処で投資を行っても同じです。
同業者のCREAL(クリアル)だと投資家の預かり金が分別管理になるためより安心することができると思います。ここまで徹底している企業は少ないと思います。マスターリース契約も行っている企業です。
詳しくは下記記事でまとめています。クラウドファンディングを行っている先行者は実績が積み上がるため投資家も安心材料になると思います。
CREAL(クリアル)の評判や特徴をまとめてみました。私も口座開設を実際に行いメリットやデメリットについて調べてみました。メール登録を行うと物件の詳細が確認できるためまずは登録から始めましょう。 同社で投資を行いたいと考 …
また、ファンドは基本的に償還されるまで解約はできませんが、やむを得ない理由があれば解約が可能となっていました。STOスキームについては別にまとめています。

タイトルのデメリット1つとは出金のことになります。分配金が出るたびに出金手数料が発生します。多くの方は166円を徴収されると思います。分配金が1回で3万円以上になる方は少ないと思われるからです。
ただし、GMOあおぞらネット銀行だと出金手数料が無料(0円)になります。ゆうちょ銀行とかでやっれくれると個人的に嬉しいんですけどね。
入金時の振込手数料は多くの企業で投資家持ちとなっており、同社でも振込手数料が毎回発生します。これは仕方がないと感じます。
ファンドによっては分配金と元金が同時に償還されるパターンも考えられるため、その際は出金手数料が1回で済むことになります。
口座開設手順を調べてみました。ハガキが届きます
口座開設を行うには投資家登録を行います。公式サイトの条件には20歳以上であることが口座開設の条件になっています。法人の投資家登録も可能です。
会員登録を行い、その後投資家登録を行う流れになります。個人情報入力や本人確認書類の添付、さらに出金先の金融機関入力などを済ませることで口座開設ができます。
マイナンバーの提出も必要になるため事前に用意を行っておくと、スムーズに口座開設ができると思います。全ての入力が完了すると登録住所にハガキが届きます。
ハガキが届いた後は投資ができる状態となります。
- 投資を行うファンドを選択し申込を行う
- 収益不動産が成立する
- 振込先が登録メールアドレスに届く
- 指定された口座に投資金を振り込む
- ファンドの運用が開始される
- 配当金が振り込まれる
- ファンド運用が終了し出資金が返還される(償還)
配当金はファンドごとに用意された分配日になるため都度確認が必要です。
どの企業でファンドを購入しても似たようなスキームになります。口座開設の手順もほぼ同じです。口座開設で戸惑うとすれば本人確認書類の添付あたりでしょう。
大家.comの口コミを調べた結果どうだったのか?新事実に遭遇
口コミを調べていて物凄いことに気が付きました。しかも2つあります。ツイートを見ていただくとわかります!昨年末から買い注文を入れていた、プロスペクト社の株売買が約定しました。
— きたの (@kitano_income) January 7, 2021
配当金は期待できませんが、「大家 .com」の1号~9月末までの案件で投資額1%キャッシュバックになるようです。
ついでに優先出資権もあると嬉しいです。
2号案件が待ち遠しいです。#不動産投資型クラウドファンディング pic.twitter.com/sqjfMhYceb
●9月3日に傘下に入ったキーノートはグローベルスへ社名を変更
— パンダ動物証券 (@panda55fund) September 9, 2020
新)9月9日にグローベルスはTATERU子会社Robot HomeとIoT製品の供給に関する業務提携
①開発しているしている分譲マンションシリーズへスマートデバイスのシステム導入
②入居者と管理会社のペーパレス化
⇒より付加価値の高い商品へ
【今日の暗号資産】
— ふぃなんこいん (@financialparty) December 14, 2020
不動産投資のクラウドファンディングを展開する「大家.com」が、不動産事業にSTOのスキームを導入することを発表しました。
日本初ではありませんが、いよいよ不動産STOが現実的になってきました。注目ですよ😄❗#グローベルスhttps://t.co/YYWkOcZEjS
書かれているようにプロスペクトの株主優待が「大家.com」で使えます。これってプロパティエージェント(3464)と優待設定が似ていますよね。
プロパティエージェントの場合はRimple(リンプル)で使えるリアルエステートコインになります。投資内容を詳しくまとめたので、よかったら投資の参考にしてください。こちらは東証1部上場企業なので投資家登録者がかなり多くなっています。
そのため信用(信頼)が高くても投資できるのかは運次第です。何故なら抽選による投資方法になっているからです。大家.comの場合は先着方式を採用しています。
Rimple(リンプル)がサービスを開始しました。東証1部に上場するプロパティエージェントが不動産投資型クラウドファンディングのサービスを行います。東京23区のマンション投資を専門にする企業になるため期待できそうです。 …
もう一つは、STO(セキュリティー トークン オファリング)を導入したことです。詳しい情報は下記文章で説明しています。
不動産特定共同事業者向けSTOスキームとは、「大家.com」に投資した投資家が持つ出資持分を投資家同士で売買できる仕組となります。当初、一度出資すると運用期間中、出資金がロックされてしまうため、運用期間終了まで出資持分を保有し続けなければなりませんでしたが、このスキームを導入することで、運用期間中であっても出資持分を譲渡することが可能となり、投資家の皆様の資金流動性リスクの軽減につながります。
これまで投資を行ったファンドは償還されるまで現金化することはできませんでした。しかしSTOによる投資家間のファンド売買ができるようになるため、リスク軽減につながります。
第三者に出資持分を譲渡可能になるため投資家にメリットがあります。調べると日本初のサービスではないそうですが、早い段階で取り入れているため話題となっています。
プロスペクト(3528)の株主優待で投資額の1%キャッシュバックは凄い
プロスペクトの株主優待を詳しく調べてみました。大家.comに投資を行う方はプロスペクトの株主優待権利を獲得しておいたほうがよいと思います。項 目 | その内容 |
対象となる株主 | 3月末日の株主名簿に記載又は記録された株主 |
株主優待の内容 | グローベルスが運営する不動産特定共同事業法による不動産投資型クラウドファンディング「大家.com」で応募している収益不動産へ投資いただくと、投資期間満了時に通常の配当利回りに加え、投資額の1.0%分をキャッシュバックいたします |
対象条件 | 「大家.com」の投資家登録を行い、実際に投資商品へ投資された株主 |
注意事項 |
|
2020年9月末日の権利を獲得している方も株主優待の権利があるそうです。次回から9月も優待設定に含まれるのかわかりませんが、本決算は3月末となっています。
全株主となっているため単元株の100株以下の保有でも良さそうです。数千円の株なので購入してもすぐに元は取れそうですね。
単元未満株で株式を購入したい方は日興フロッギーで口座を開設して株を買えば買付手数料無料で株主になれます。売却時にだけ手数料が発生します。プロスペクトの株価が低いため手数料を払うのも馬鹿らしいですからね。
日興フロッギーの詳細は下記記事でまとめています。実際に使っている証券口座なので取引を行った画像も掲載しています。dポイントが使えるためポイントで株を買う方法でもよいと思います。
日興フロッギーを使って実際に株式を購入してみました。詳細についても徹底的に調べてみたのでよかったら参考にしてください。日興フロッギーとはSMBC日興証券で行われている投資初心者をサポートするサービスになり、記事を …
大家.comの評判と評価をまとめるとこうなる!?
大家.comの評判などはこれからファンド取扱い実績と共に上がっていくと考えられます。後発企業になりますが、新しいことをクラウドファンディングに組み入れているため期待できると考えられます。親会社プロスペクトの株主優待から感じることは、本気で「大家.com」を収益目的で事業展開してきたと感じます。プロスペクトの株価も上がれば良いですよね。

投資の要点を簡単にまとめると以下のようになると思います。
- 1口1万円からの不動産を対象にした投資ができる
- 出資金は後払いでOK
- 入金手数料と出金手数料が発生する
- 優先劣後出資や保証会社の保証がファンド毎に設定される
- ミドルリスク・ミドルリターンでほったらかしの投資ができる
- 口座開設には一切費用が発生しない
- ファンド購入手数料は完全無料!
投資家が安全に投資を行えるようなスキームが用意されているため、トータル的には何ら問題がない企業だと思います。親会社の収益が気になりますが、今後改善できるように祈りたいと思います。
保証会社では日本保証の名前が挙げられています、契約内容を確認すると投資家に募集を行う前に保証会社の買取保証額の提示を行うそうです。
提示された金額を参考にしながら募集金額を決める流れとなるそうです。そのため保証の内容的には投資家の投資金が保証でまかなえることが考えられます。
経費をかけてファンド組成を行っているため、これから戦略的に攻めてくることが考えられます!
投資家には収益のチャンスかもしれません。クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)で大きな利益を上げている企業も出てきたため同社も目指していると考えられます。
とにかく実績を積み上げて投資家をさらに呼び込むことサイクルを作らないといけません。早めに気が付いた投資家は資産運用でメリットがありそうです。
同社によれば投資対象不動産への買取保証となるため出資法の観点から問題ないそうです。投資家には嬉しい材料だとおもいます!先日私が投資を行ったCAMPFIRE Ownersでも日本保証の保証が付いていたため安心して投資を行えました。
最近は保証を付けたファンドが増えてきていますよね。利回りが下がると思いますが投資家には好材料だと思います。CAMPFIRE Ownersでは2本のファンドに投資を行い両方とも保証付き案件でした。
キャンプファイヤーオーナーズ(CAMPFIRE Owners)に初めて投資を行いました。融資型クラウドファンディングを専門に取り扱っている企業になるため投資ハードルが高いとこれまで考えていました。 しかし日本保証による保 …