「IPO承認」グロースエクスパートナーズ(244A)の上場データと初値予想を考察！

グロースエクスパートナーズ(244A)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。ニプログループへの売上が大きいようです。


主幹事は野村證券が務め公開株数738,900株、オーバーアロットメント110,800株です。上場規模は想定発行価格1,320円から計算すると約11.2億円になります。



※グロースエクスパートナーズ公式サイト引用


同社は大手企業向けにエンタープライズDXの提供を行っている企業です。


コンサルタントやエンジニア数を増員し、DXコンサルティング領域の拡大、データ駆動型プラットフォームにおけるAI/データ解析領域の取組強化による生産性向上を掲げ成長しています。


既に新しい収益モデルにも取り組み、成長戦略に関わる企画や立案などグループ戦略企画室のもとで推進しているそうです。


ちょっとワクワクできるようなIPOが登場したので積極的に抽選に参加する予定です！

グロースエクスパートナーズ(244A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目	上場基本データ
上場日	9月26日～10月02日
市場	グロース市場
業種	情報・通信業
事業内容	エンタープライズ向けのDX支援事業
ブックビルディング	9月06日～9月19日
想定価格	1,320円
仮条件	1,480円～1,530円
公開価格	9月13日～9月20日
初値結果	未
企業情報	https://www.gxp-group.co.jp/
監査人	太陽有限責任監査法人
手取金の使途	運転資金(人員採用費及び人件費並びに地代家賃) 設備資金(人員増強に伴う増床)

項目	株数データ
公募株数	443,400株
売出株数	295,500株
公開株数(合計)	738,900株
オーバーアロットメント	110,800株
上場時発行済み株数	3,180,000株 ※公募分を含む
想定ベースの時価総額	約42.0億円
幹事団	野村證券(主幹事) 大和証券 SBI証券 楽天証券 岡三証券
委託見込	大和コネクト証券 SBIネオトレード証券 岡三オンライン

グロースエクスパートナーズ(244A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,320円を基に吸収金額を算出すると約9.8億円となり、オーバーアロットメントを含めると約11.2億円規模の上場となります。


グロースエクスパートナーズはITを駆使して顧客企業の価値を創造することをミッションとして、大手企業の組織及びITの変革に伴走する「エンタープライズDX事業」を展開しています。


顧客のDX支援へのアプローチは、顧客が蓄積してきたレガシー資産の強みを活用した新しいサービスやビジネスモデルの企画を支援するDXコンサルティングから開始するそうです。



※有価証券届出書引用


主たる顧客のエンタープライズ顧客数は継続的に増加し23年8月期実績で17社となっています。


年間取引金額1億円以上の顧客が8社、その内年間取引金額2億円以上の顧客が4社あるそうです。顧客維持率は92.1％にもなりストック性の高い収益構造となっています。


既存顧客の関係性深耕により、年間取引金額2億円以上のロイヤルカスタマーを拡大しているそうです。1社あたりの単価が大きく魅力あるビジネスのようです。



※有価証券届出書引用


同社はコンサルタント・エンジニア社員数が継続的に増加し、24年5月末時点で170名となっています。


海外出身人財を積極採用し、将来的に海外出身人財比率40％以上を目指しているそうです。


DXテクノロジーアセットの蓄積においては、特に「データ駆動型プラットフォーム」を実現する技術的な資産の蓄積を推進しています。





※有価証券届出書引用

グロースエクスパートナーズ(244A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2008年7月04日、東京都新宿区西新宿一丁目26番2号に本社を構えます。社長は渡邉伸一氏(1969年4月02日生まれ55歳)、株式保有率は45.51％(1,393,400株)です。資産管理会社保有分は除く。※2024年8月21日調べ


従業員数229人で臨時雇用者0人、平均年齢36.2歳、平均勤続年数5.2年、平均年間給与6,242,000円です。連結従業員数も229人です。


連結のセグメントはエンタープライズDX事業の単一セグメントになります。

氏名又は名称	所有株式数(株)	所有株式数割合(％)	ロック
渡邉 伸一	1,393,400株	45.51％	○
Watanabe&Partners株式会社	600,000株	19.60％	○
ニプロ株式会社	130,000株	4.25％	○
豊田通商株式会社	130,000株	4.25％	○
奥山 秀朗	100,000株	3.27％	○
株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズ	100,000株	3.27％	○
小野 純一	66,000株	2.16％	○

※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には90日間のロックアップが付与されています。新株予約権者の多くにも同様のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


GxPグループ従業員持株会は180日間で解除倍率設定はありません。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。

グロースエクスパートナーズ(244A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。




仮条件が1,480円～1,530円に決定し上場による吸収金額は最大で約13.0億円、時価総額は約48.7億円になります。


想定発行価格から上振れしているため初値に期待できそうです。ただし1単元あたりの利益は5万円以下になるようです。1年前なら初値2倍超えは簡単でしたが現在は厳しいようです。


同日上場が多いため日程に恵まれなかったのは仕方がありません。また9月決算と日程が被るため資金が入らない可能性もありそうです。


とは言っても公開価格割れするような銘柄ではないと思うのでブックビルディングには全力で参加したいと思います！




業績を確認すると2025年8月期の連結予想を確認することができました。売上50.30億円となり前期比14.92％増、経常利益7.41億円となり前期比30.92％増となります。


四半期利益は4.59億円となり前期比26.80％増を予想しています。


公開価格が1,530円決定の場合の指標はEPS148.68からPER10.29倍、BPS926.75からPBR1.65倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


競合に比べ実はPERが少し高い設定となっています。これは業績面の評価だと考えられます。

幹事名	割当株数	引受割合
野村證券(主幹事)	680,100株	92.04％
大和証券	29,500株	3.99％
SBI証券	14,700株	1.99％
楽天証券	7,300株	0.99％
岡三証券	7,300株	0.99-％

利益が出ているDX支援会社なのでIPOとして期待できそうです。通常であれば初値2倍は超えてきそうです！


とにかく証券口座を開設している企業から全力で申込んでおきましょう。大和証券からの委託販売で大和コネクト証券からもできれば抽選に参加しておきましょう。


今回は違いますが、大和証券が主幹事を引受けた場合に当選が特に期待できますからね。まだ口座開設していない方はキャンペーンが行われているためお得に口座開設できます。


IPOルールは下記記事でがっつりまとめています！




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即時入金があるため入出金を無料にできます。最大4,500円分のポイントが貰えるためお得です。

類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。

類似企業	PER	PBR
大和コンピューター(3816)	PER13.52倍	PBR0.88倍
ランドコンピュータ(3924)	PER10.41倍	PBR2.30倍
オービーシステム(5576)	PER10.49倍	PBR1.07倍

※2024年9月06日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間	株式の数	発行価格
2023年10月23日～2030年10月21日	282,000株	350円
2023年10月29日～2031年10月28日	34,420株	1,450円
2024年11月30日～2032年11月29日	23,600株	1,450円
2025年11月30日～2033年11月29日	7,700株	1,750円

ストックオプション(新株予約権)は316,420株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数2,940,000株に対する新株予約権の割合は11.83％に相当します。新株予約権による潜在株式数は347,720株です。

グロースエクスパートナーズ(244A)IPOの評価と申し込みスタンス！まとめ

グロースエクスパートナーズのIPOは人気が見込めると思います。


野村證券なので当選確率は低いと思いますが利益が見込めるため積極的に抽選に参加しておきましょう。少々地合いが悪くても問題ないと考えています！



※グロースエクスパートナーズ公式サイト引用


エンタープライズ企業に絞ったDX支援を行う企業です。実力も高く中長期では顧客と共創型事業による成長も目指しているそうです。


ニプログループや豊田通商などとも資本業務提携を締結していることから実力ある企業だと感じます。三越伊勢丹システム・ソリューションズや菱洋エレクトロの名前も株主名簿にあります。


ベンチャーキャピタル出資も確認できますが三菱UFJキャピタル1社の2万株だけなので需給不安もなさそうです。ロックアップもガチガチですからね。




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