Game Server Services(GS2)がイークラウドで株式投資型クラウドファンディングによる資金調達を行います。事前の評価や評判は既にVC出資や上場企業からの出資により期待が持てそうです。事業はゲームサーバーの開発を行い上場(IPO)を目指しています。
上場時期は2026年以降になるようですが、とても人気が見込めるECFだと思います。売上規模がまだ低いため投資リスクもあると思いますが、代表の丹羽一智氏の経歴から応援したいと思う投資家も多いと考えられます!
※イークラウド公式サイト引用
スマートフォン用のゲーム開発ではゲームタイトルごとにサーバーを開発しなければならず、そこにコストや時間がかかるそうです。その為、クラウドサービス化したゲームサーバーを用いて開発者を非生産的な作業から開放する狙いがあるそうです。
利用者(ユーザー)には見えてこない世界だと思いますが、丹羽氏が任天堂で培った技術を自分のビジネスとして今度は世の中に提供するそうです。将来的には日本発のサービスをグローバル展開する予定だそうです!
長年汎用ゲームサーバーを作ってきた実績があるからこそ、顧客が何を求めているのかわかるそうです。自分たちが取り組まなければ誰がやるの?と考えていることが面白いと感じます。
ゲームのプラットフォームは海外勢の力が強いとされていますが、同社は日本初のプラットフォームとしてAPAC諸国へのサービス展開まで考えているようです。
気になる企業なので今回も詳しく内容を確認してみましょう。
- 提供しているサービスについて調べている
- バリュエーション(時価総額)について数値を出している
- 上場する時期を調べた結果を書いている
- ベンチャーキャピタルや上場企業からの出資を受けていると説明している
Game Server Servicesは何を解決する企業なの?
同社はゲームサーバーをクラウド化することにチャレンジするため投資家の資金が必要のようです。既にVC出資や上場企業から資金を集めていることで、宣伝の意味も多少あるように感じます。売上を確認する数年後に大きく伸びるとされているため投資リスクは高いかもしれません。ただし提供する技術が良い物であれば急激な売上増加の期待も十分あると考えられます。
ゲーム事業を行っている大手企業は自社で何とかすると思いますが、中堅企業からの依頼や実績が増えてくれば凄いことになりそうです。もしくはヒット作に同社のゲームサーバーが利用されていれば注目されそうです。
※イークラウド公式サイト引用
Game Server Services(GS2)は大手ゲーム会社で培ったゲームサーバの「開発・運用」ノウハウを活かし、求められるレベルや技術水準が高く、厳しい環境にあるゲームサーバーに3つの価値を提供しゲーム会社向けサービスとして事業展開を行っています。
同社のゲームサーバーは秒間10万アクセスを超える負荷テストに耐えられるそうで、国内セールスランキング1位を獲得したタイトルのピーク時アクセスの2倍程度の負荷に耐えられる性能があるそうです。
あまり深く私もわかりませんが、スマホゲームやオンラインゲームなど技術革新が進んでいるため様々なところに負荷が生じるはずです。
GS2では独自のアプリケーションフレームワーク開発により、アプリケーション起動時間の大幅な削減を実現しているとあります。また同社のサービスは初期費用なしでサーバーリクエスト量に応じた課金体型を取っているそうです。
既に売上が上がっていることで取引先があると考えられます。また同社によれば以下のようなことが言えるそうです。
ゲーム開発者向け国内ゲームサーバー市場の現状と成長性について
オンラインプラットフォーム市場ではゲームアプリ市場が大半を占めているそうです。国内ゲーム市場は全体で10年連続で拡大を続け、イークラウド公式サイトによれば2019年の数値で1兆7,330億円という数値が確認できます。同社では、まず年間成長率7%と堅調な国内ゲームサーバー市場でメジャータイトル実績を作ることを目標とし、中国を中心としたAPAC諸国へ提供地域を広げるそうです。
※イークラウド公式サイト引用
中国ではゲーム市場の拡大が続いていると観測できているため期待ができそうです。
また、同社は2020年9月に「SBクラウド株式会社」と「株式会社ビヨンド」との業務提携を行い、既に中国市場のサービス提供体制を整えているようです!
ゲーム市場が伸び続けていることで期待できる環境にあるようです。あとはゲームサーバー市場での実績作りでしょう。ちょっとワクワクする企業ですよね。
GS2の企業概要とバリュエーションを調べてみました
企業概要とバリュエーションを調べてみました。会社設立から3年半程度経過しているようです。1株当たり30,000円の設定なので、発行済株式総数15,000株からプレバリュエーションは約4.5億円になります。人気が見込めそうな案件のため今回の上限募集3,333株を足すとポストバリューエーションは約5.5億円になります。
発行者が資金調達できる金額は1年間で1億円未満と決まっているため上限で攻めてきたようです!上限達成しそうな気がしています。
項 目 | その内容 |
商号 | Game Server Services株式会社 |
所在地 | 〒154-0002 東京都世田谷区下馬下馬二丁目15番1号 |
代表者 | 丹羽 一智 |
資本金 | 4,373万円 |
発行可能株式総数 | 100,000株 |
発行済株式総数 | 15,000株 (普通株式11,000株、A種優先株式4,000株) |
設立年月日 | 2016年9月7日 |
決算期 | 3月 |
株主構成 |
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調達額が9,999万円の資金使途は人件費として5,460万円、広告宣伝費として2,614万円充当予定となっています。残りはイークラウドへの手数料になるそうです。
また、事業計画に基づきゲームタイトルの獲得強化を行い、メディアを通じた情報発信を行う技術専門人材の採用強化などを行うそうです。
経営環境や事業展開の状況によって資金使途が今後変更される可能性もあります。
株主に大和スタートアップ支援投資事業有限責任組合(大和企業投資)があるため、大和証券主幹事で上場(IPO)を行ってくるのかな?と感くぐるところがあります。
以前、イークラウド代表の波多江直彦氏にインタビューさせて頂いたときには「基本的に企業・経営者側が最終的な選定」とお言葉を頂きました。
資本関係もある事から個人的には大和証券主幹事だよね?と思っています。一番スムーズに事が運びそうですからね。
イークラウド(Ecrowd)代表取締役の波多江 直彦氏に直接インタビューをさせて頂きました。株式投資型クラウドファンディング(ECF)に興味があるけれど、まだ投資を悩んでいる方へ参考になる内容だと思います。 今回も普段お …
Game Server Servicesのビジネスモデルと収益を確認してみました
Game Server Services(GS2)のサービスは初期費用なしで、サーバーのリクエスト数、またはユーザー数に応じて利用料を徴収するビジネスモデルを採用しています。従量課金となっており開発者は少ないリスクで開発に取り組むことができます。また、同社は自社サービスを使って構築されたゲームがヒットした場合に大きな収益を得ることができるとされています。
※イークラウド公式サイト引用
また、同社技術の特徴となっている「サーバレス技術」によってサーバーの起動時間を大幅に抑えることができるそうです。
これにより同社が支払うインフラ費用を20%程度に抑えることが可能だそうです。とにかく自社インフラ費用を抑えることができると解釈できます。
※イークラウド公式サイト引用
上記画像のように必要な時だけ起動する仕組みとなっています。
これまでなぜこのような仕組みがなかったの?と思いますが難しい領域だからこそ取り組む企業がいなかったのかもしれません。技術革新を行う場合には大きな資金も必要ですからね。
Game Server Servicesの上場(IPO)計画と実績を確認してみた結果!
GS2は2019年7月からオープンベータテストを実施し、2020年2月から正式にサービスを開始したとあります。設立が2016年9月なのである程度時間がかかっているようです。2020年12月末時点で累計654名の開発者が登録しているそうです。個人開発者や中小デベロッパーを中心に導入事例が出始めており、大手パブリッシャーの人気タイトルでの採用も決定したそうです。
※イークラウド公式サイト引用
上記はバンダイの「データカードダス アイカツプラネット」になります。詳しくは同社ホームページに事例紹介記事が書かれています。余裕があれば投資前に確認を行っておくとよいかもしれません。
大手企業の作品に同社サービスが利用され、知名度が少しずつ上がっている印象を受けます。
また上場(IPO)を行う時期は2026年以降を計画しているそうです。提携先次第では前倒しになる可能性もあるのかもしれません。
開発等に資金が多く必要になると思われるため、株式投資型クラウドファンディング(ECF)を利用した資金調達の可能性もあるかもしれません。
※イークラウド公式サイト引用
今後の事業計画は下記のようになっています。日本国内よりもAPAC諸国にサービスを展開することが目標になっている気がします。
年月日 | その内容 |
2021年 | オープンソース開発、ユーザーグループ形成着手 |
2022年 | ローカライズ・カルチャライズ開始 2件の大規模タイトル導入実績 |
2024年 | グローバル展開開始 10件の大規模タイトル導入実績 |
2026年 | 国内売上高7.4億円到達 |
202X年 | 株式公開 IPO |
上場企業からの出資を受けていることは個人投資家にも安心材料になりそうです。しかも知名度が高い企業から出資を受けています。
上場企業だと東証1部のGameWith(6552)とディー・エヌ・エー(2432)の名前が挙げられいます。ワンダープラネットはエンターテインメントサービス事業を行い株主にはVCも多くいます。ゲームアプリを国内外に配信している企業です。
代表取締役CEOである丹羽一智氏の経歴は以下のようになっています。
Game Server Servicesに投資を行っても問題ないの?まとめ
Game Server Servicesへの投資は面白そうだと感じます。イークラウドの審査を通過しているため現段階で事業計画に問題はないと考えられます。また今回は「エンジェル税制優遇措置B」が適用されることになっています!さらに丹羽社長のオンライントークライブが行われるため投資を検討している方は参加してみましょう。
※イークラウド公式サイト引用
私は2号案件でも動画視聴を行いましたが内容が濃いため非常に参考になります。自分以外の投資家が何を考えているのか?また代表者がどんな人物なのか、そして事業に対しての熱意などを感じ取ることができます。
オンライントークライブを見逃した方もイークラウド公式サイトで動画が見れるはずです。2号案件では現在も見ることができます。
投資を行う場合は最低金額が90,000円で最高金額が450,0000円となっています。株主優待の設定はありません。
- 90,000円(3株)
- 180,000円(6株)
- 270,000円(9株)
- 450,000円(15株)
メディア掲載実績も複数で確認でき、「AWS Summit Tokyo 2018」では受賞歴もあるそうです。
導入支援パートナーではCloud Ace(クラウドエース)やClassmethod(クラスメソッド)、beyond(ビヨンド)の名前があります。Google CloudやAWSのクラウドに特化した企業ですよね。
イークラウドが取り扱う株式投資型クラウドファンディングでは3号案件で初めてベンチャーキャピタル出資が行われています。
この辺りで事業の加速化を狙っている感じでしょう。投資家登録も順調に増えているとお聞きしているため即売はなくても満額成立は十分考えられます。
また募集状況を確認して投資を行う投資家も多い気がします。日本初のプラットフォームになるとされているため上場する場合はかなり人気になると思います。どの案件でも同じですが企業破綻リスクは常にあります。
同社の企業規模はまだ小さく、成長軌道に乗ることができればVCからの出資もさらに期待できそうです。ECFを行った後にVC出資が行われると上場(IPO)の期待が高まると思います!!
ということで最終的には自己判断になりますが、Game Server Services(GS2)を応援したい投資家も多いと思います。
イークラウドの事業について詳しく知りたい方は下記記事が参考になると思います。しかも2号案件ではZoomで打ち合わせをさせて頂きました。メディア露出にも積極的な企業だと感じます。
株式投資型クラウドファンディングに「イークラウド」という企業が登場しました。そこで評判や評価などを考察し、投資を行う際のデメリットは何なのか考えてみました。既に投資を行っている投資家も多いと思います …
それと日本で最初に株式投資型クラウドファンディングを行ったファンディーノさんとタイアップを行っているので、興味があればご利用ください。詳しくは下記記事にまとめています。
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