イーディーピー(7794)[EDP]とサンウェルズ(9229)IPOの上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。


直近に上場したIPOの値動きが難しいためどこまで買われるのか予想しにくい状況だと思います。両銘柄とも実績ある企業なので人気化してもおかしくありません。


イーディーピー(7794)IPOの上場直前の初値予想
※EDP公式ページ引用


東京証券取引所から発表されたイーディーピー[EDP]の気配運用は下記のようになります。

項 目気配運用の内容
板中心値段5,000円(公募・売出価格)
上限値段11,500円(更新値幅250円、更新時間10分)
下限値段3,750円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲1,250円以上、20,000円以下


人工ダイヤモンドはこれまでも存在しましたが、同社は大型化に成功し宝飾品として提供できる技術を持っています。


世界的に見てもその技術は高いようで、上場企業よりも非上場企業に競合がいるとされ比較できる企業が少ないようです。


人工ダイヤで生産が盛んな中国では主に工業用が主力となっているため、宝飾品目的で人工ダイヤを制作している企業はかなり少ないと考えられます。


人工宝石以外の用途としては、半導体材料として様々なデバイスに使うための基盤、高発熱デバイスを冷やすための材料、原子レベルまで精度が要求される精密加工切断工具などの分野で利用されています。


目論見では人工宝石を製造するための種結晶が主力商品になり2021年3月期の売上は87.7%を占めているそうです。世界中から注文が入り7割が海外で3割は国内商社経由で海外へ販売されるそうです。


人工ダイヤは天然ダイヤに比べて3分の1以下の価格と言われていますが、需要が旺盛で製造が追いついていないようです。個人的に投資を行おうと思ったきっかけは、上場で得た資金を全て設備資金に利用することでした。


kimukimu

上場規模は公開価格5,000円で約24.7億円、時価総額約127.3億円になります!



問題なのは株価設定になりますが、機関投資家からの評価が高いため想定発行価格よりも11.11%高く付けられたと考えています。ただどこまで上値があるのかは未知です。


今後、業績が拡大すると容易に考えられる状況にあり評価が難しいところです。


地合いが良ければ10,000円と言った話も出ていましたが、新興指数が良いとは言えない状況のため大人買いしてくる機関がどの程度いるのかびくびくしています。


また独自性が強く利益率も高い、そして円安効果により想定されている業績が上向く可能性があります。業績予想は1ドル110円を想定しており取引の98%以上がドル建てになります。


kimukimu

となるとPERやPBRも下がることが想定されますよね。まあ、値嵩株は時に機関投資家が大人買いするので初値後にも期待できるかもしれません。地味系の企業でも人気が見込めそうです。



目論見などから考えると今後業績修正が行われる可能性も高く、その結果は業績押し上げにつながりそうです。ただこのまま円安が今後も続くのかは不透明感があります。上場時点では円安が好材料になりそうです。


そもそも天然ダイヤの価格が上昇傾向にあるため、人工ダイヤへ需要がシフトする流れも期待できそうです。イーディーピーは工場がフル稼働し営業利益も約3割なので純利益も伸長しています。


上場がピークになる事業ではないと個人的に考えています!


また、種結晶から種結晶を再製作する技術が既に存在するも、コスト面でやる意味が現時点ではないとの観測があります。同社の制作した人工ダイヤのほうがコストが低いそうなので強みを持っていると言えそうです。


ベンチャーキャピタル出資があり335,000株が公開価格1.5倍以上で解除されることには注意が必要です。機関投資家が何処まで強気に攻めてくるのかで初値が大きく変わりそうです。


上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。

イーディーピー[EDP]の上場データと初値予想を考察


イーディーピー(7794)の上場直前の初値予想はこうなる!

イーディーピー(7794)[EDP]の上場直前の初値予想を調べてみました。


300株も当選しているので気になって仕方がありません。


上場直前の初値予想


大手の上場直前の初値予想は7,250円になります!公開価格は5,000円です。


個人的にはややトーンダウンする予想になりますが何処で売るのか考えておきたいと思います。上値はあると考えています。


日本経済新聞の情報では2027年までに売上を5倍にする目標があるそうです。しかし、大手の見立てではVC警戒感がありロックアップが外れる前に初値が付くとされています。


比較できる企業がいないぶん予想もブレると思いますが、面白い展開が期待できればと考えています。


業績期待が強いことはわかりましたが、値嵩株のため初動は鈍いかもしれないと言った考えみたいですね。地合いを考えればそうかもしれません。


ただ当選した公募組も売り渋りを考えている方も一定数いると見て7,500円辺りは期待ができるのでは?と考えています。妄想ですね。


あわよくば初値8,000円と考えていましたが厳しそうです。


サンウェルズ(9229)の上場直前の初値予想と気配運用を調べました

サンウェルズ(9229)の上場承認時は人気が見込めたように思いましたが、地合いがだんだんと悪化し利益期待が薄れています。


パーキンソン病専門の有料老人ホームに強みを持つ企業になり、企業規模も大きく全国展開しています。


サンウェルズ(9229)IPOの上場直前の初値予想
※サンウェルズ公式サイト引用


介護関連株は地味とされており、個人投資家よりも機関投資家が積極的に買う傾向にあります。高齢化に歯止めがかからない状況が続き同社には追い風が吹きます。


このため成長余地が高く出店すればすぐに満床となるそうです。


ただ、これまで人気とされていたホスピス株の下落が最近は目立つようになり機関投資家需要は限定されるようです。


業績よりも地合いが問題なのかもしれません。同社の場合は上場規模が約65.5億円と大きく荷もたれ感があることは間違いありません。時価総額は約227.8億円です。


上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。

サンウェルズの上場データと初値予想を考察


東京証券取引所から発表されたサンウェルズの気配運用は下記のようになります。


項 目気配運用の内容
板中心値段1,940円(公募・売出価格)
上限値段4,465円(更新値幅97円、更新時間10分)
下限値段1,455円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲485円以上、7,760円以下


大手の上場直前の初値予想は2,000円となっています。公開価格は1,940円なので売却手数料を引いても利益が見込めそうです。


ただ気になるのは機関投資家の資金がイーディーピーとサンウェルズのどちらに向かうのか?と考えた場合に両方に出資できるの?と疑問です。


競合は少ないとされ業績期待はかなり高いようです。ただ上場規模が大きいためそこが一番問題だと思います。


また、ベンチャーキャピタル資本が入っていないため公開株式以外の株流通は少ないと考えらえます。ストックオプションも最短で2023年3月27日19万株となっています。発行株式数に対する割合も2.8%と低くなっています。


サンウェルズのIPOとしての問題は上場規模が大きいことだと思います。その他は特に問題がなく、オファリングレシオを主幹事の野村證券がもう少し絞っていればより初値期待が高かったと思います。


海外販売株数は公開株数の12.7%に決定しています。イーディーピーは国内需要だけで発進します!!


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