【プレ初値予想】カバー(5253)IPOの評価と業績を分析！公開価格割れも？

カバー(5253)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。上場タイミングが良いとは言えないようですね。盛り上がっているのは一部の投資家だけで公開価格割れもあり得るようです。


ANYCOLOR(エニーカラー)よりも割高な株価設定になり機関投資家の評価は低いようです。

項目	株数データ
想定価格	710円
仮条件	3月07日
公開価格	3月15日
公募株数	1,500,000株
売出株数	10,927,400株
公開株数(合計)	12,427,400株
オーバーアロットメント	1,864,100株
幹事団	みずほ証券(共同主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事) SBI証券 大和証券 野村證券 マネックス証券 楽天証券
委託見込	auカブコム証券 SBIネオトレード証券 CONNECT

カバーもエニーカラーと同じでVチューバー事務所大手になり、ホロライブプロダクションというVTuber事務所運営を行います。


明確な比較対象企業があることで株価は伸び悩むとの観測になっています。


エニーカラーの株価も高値から3分の1以下になっています。現在の株価と比較しても同社の想定発行価格が割高になっています。意外と機関投資家は冷ややかな目で見ているのかもしれません。


個人的には上場規模が大き過ぎることで初値利益を狙いにくいと考えています。売出株も多く上場後もVCの売り圧力が高い状況が続きます。


上場タイミングは旬を逃がしたと考えられているためあまり良くないようです。一つの指標として海外需要が高ければ初値に期待できるかもしれません。どうも国内勢だけで上値を追うような展開は現時点で期待できないようです。


エニーカラーでは公開価格がPER18.34倍と割安設定でしたが、今回は想定ベースで29.67倍になります。この差は大きいと思います！


想定発行価格710円の上場による吸収金額は約101.5億円、時価総額434.0億円になります。


日程を確認すると3月27日は単独上場となっているため、なんとか乗りきれればと言った状況だと感じます。利益見込みもあると思いますがリスクもそれなりにあるようです。


個人的にIPOには参加しますけどね!!

カバー(5253)IPOの大手初値予想と評価はこうなる！

大手初値予想の数値を調べてみました。仮条件が発表される前の予想値になりますがかなり弱いと感じます。


最新の初値予想は下記のようになっています！




個人投資家は上場承認時から盛り上がっていましたが、IPOに参加するスタンスを変更する方も出てきそうです。


特に店頭申し込み予定の方は仮条件や大手予想の修正値をしっかり確認する必要があると思います。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

カバーの上場データと初値予想を考察

カバー(5253)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券が共同で引受けます。

幹事名	割当株数	引受割合
みずほ証券(共同)	6,338,000株	51.00％
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同)	5,716,700株	46.00％
SBI証券	124,300株	1.00％
大和証券	62,100株	0.50％
野村證券	62,100株	0.50％
マネックス証券	62,100株	0.50％
楽天証券	62,100株	0.50％

ネット組もみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券から申込んでおけば当選できるかもしれません。


単価が低いため手数料負けとなる可能性もありそうです。ネット証券などを利用した申込だと当選後のキャンセルも簡単にできそうです。


あえてリスクをとり積極的に申込めば複数当選の可能性は高いと思います。上場までに何か新しい材料が出れば良いですよね。


三菱UFJモルガン・スタンレー証券から委託販売が決定しているauカブコム証券からの申込みは行っておいたほうがよさそうです。


2回申込みが必要になり他社で抽選結果が出た後に購入申込を行うことができます。昨年は大栄環境(9336)で三菱UFJモルガン・スタンレー証券が共同主幹事だったため申込を行いIPOに当選できています。


微妙なIPOの時は当選確率が高いと実感しています。IPOルールは下記記事にまとめています！

カバー(5253)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込めれば積極的に参加しIPOで利益を狙いたいと思います！



※カバー公式サイト引用


業績を確認すると2023年3月の単独予想を確認することができました。それによれば売上180.56億円となり前期136.63億円から32.15％増、経常利益21.36億円となり前期18.53億円から15.27％増となります。


四半期利益は14.27億円となり前期12.44億円から14.71％増の予想が出ています。


想定発行価格710円から計算される指標はEPS23.93からPER29.67倍、BPS95.47からPBR7.44倍になります。配当はありません。


IPOとしての注目度は高いため地合いの変化などで買われる可能性も残されていると思います。ただプレ初値予想段階ではあまり人気が見込めない観測となっています。


エニーカラーの大相場が過ぎた後になることが懸念材料になりそうです。どんどん株価が下げていますからね。


ということで現段階では利益が見込めるのか微妙な感じみたいです。公開価格割れはないかもしれませんが大きな利益には結びつかないようです。海外需要頼みの雰囲気はブックビルディングに参加しにくいと思います。


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