ククレブ・アドバイザーズ(276A)がグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。上場規模が小さく公開株数が多いため公募組には嬉しいIPOです。


主幹事はみずほ証券が務め公開株数1,210,900株、オーバーアロットメント181,600株です。上場規模は想定発行価格1,050円から計算すると約14.6億円になります。


ククレブ・アドバイザーズ(276A)IPOが上場承認
※ククレブ・アドバイザーズ公式サイト引用


不動産業界はDX推進が遅れているとされ同社のような企業が収益を上げているケースが見られます。


設立から5年程度で上場となっているためスピード上場と言えそうです。従業員数は12人しかいません。


企業不動産(CRE)に特化したビジネスとなっているため穴場なのかもしれません。プレイヤー自体が少なくニッチ市場のようですからね。


CERソリューションビジネスと不動産テックビジネスに関する多様な収益ポイントがあり、不動産テックによるサブスクリプション収入、CREアドバイザリーに関する固定収入、不動産賃貸収入による固定収入などあるそうです!


ククレブ・アドバイザーズ(276A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日11月28日
市場グロース市場
業種不動産業
事業内容AIを活用したCRE(企業不動産)に関するソリューションの提供及び不動産テックシステムの開発・販売
ブックビルディング11月12日~11月18日
想定価格1,050円
仮条件890円~950円
公開価格11月19日
初値結果
企業情報https://ccreb.jp/
監査人ESネクスト有限責任監査法人
手取金の使途
  • 人件費関連の資金
  • 広告宣伝費
  • 本店移転経費


項目株数データ
公募株数640,000株
売出株数570,900株
公開株数(合計)1,210,900株
オーバーアロットメント181,600株
上場時発行済み株数4,103,637株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約43.1億円
幹事団みずほ証券(主幹事)
楽天証券
水戸証券
極東証券
委託見込DMM.com証券


ククレブ・アドバイザーズ(276A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,050円を基に吸収金額を算出すると約12.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約14.6億円規模の上場となります。


同社はAI(人工知能)を中心とした不動産テックシステムを活用した企業不動産(CRE)へのソリューション提供及び不動産テックシステムの開発・販売を行っています。


CREの中でも大手の不動産プレイヤーが金額規模などの問題で取り扱わないコンパクトサイズの物件を商材としてフォーカスしています。


また、不動産テックを活用しながら企業間の不動産ニーズのマッチングやソリューション提供を行っています。


ククレブ・アドバイザーズの業績
※有価証券届出書引用


同社はCREソリューション事業の単一セグメントになりますが、「CREソリューションビジネス」「不動産テックビジネス」の2つのビジネスを展開しています。


CREソリューションビジネスは、顧客企業のCREニーズに対して不動産テックを活用しながら顧客にとって最適なCREに関するソリューションを提供しています。


CREソリューションビジネスにおける売上高は、同社グループ全体の売上高に対して約81%を占めているそうです。※2023年8月期実績


ククレブ・アドバイザーズのビジネスモデル
※有価証券届出書引用


不動産テックビジネスは、長年の経験と知見に基づき不動産業界における不動産売却や購入ニーズの発掘から実際の取引成約に至るまでの取引の一連の過程についてテックシステムを開発しています。


不動産プレイヤー(不動産会社、資産運用会社、金融機関、建設会社、不動産調査会社等)向けにサブスクリプションサービス等として複数のサービスを提供しています。


不動産テックビジネスの売上高は、同社グループ全体の売上高に対して約19%を占めています。※2023年8月期実績


ククレブ・アドバイザーズの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


ククレブ・アドバイザーズ(276A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2019年7月04日、東京都千代田区内神田一丁目14番8号に本社を構えます。社長は宮寺之裕氏(1976年3月10日生まれ48歳)、株式保有率は49.56%(1,868,000株)です。※2024年10月24日調べ


従業員数12人で臨時雇用者0人、平均年齢36.7歳、平均勤続年数1.7年、平均年間給与7,800,000円です。連結従業員数も12人となっています。


セグメントはCREソリューション事業の単一セグメントです。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
宮寺 之裕1,868,000株49.56%
株式会社フィールド・パートナーズ784,091株20.80%
コタエル信託株式会社346,300株9.19%
エムエル・エステート株式会社181,819株4.82%
合同会社ステルラ160,000株4.24%
株式会社シーアールイー90,000株2.39%
合同会社ティー・エム・ティー77,271株2.05%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2025年5月26日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


ククレブ・アドバイザーズ(276A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾1,300円~1,700円
  • 第二弾1,100円~1,230円
※業績が伸びているタイミングでの上場なので買われると予想


仮条件が890円~950円に決定し上場による吸収金額は最大で約13.2億円、時価総額は約39.0億円になります。


想定発行価格からの下振れとなっていますが、本案件は需要の申告結果から仮条件上限を20%超えて公開価格が決定する可能性があります。


個人的には公開価格割れはなさそうなので積極的にブックビルディングに参加するつもりです!


VC出資なしで上場規模も小さめなので問題ない判断です。業績も拡大しており財務面の心配もありません。このIPOが割れたら他のIPOも駄目でしょう。株価設定は割安とは言えませんけどね。


大手初値予想1,200円~1,500円
修正値1,100円~1,250円

※注目度B


業績を確認すると2025年8月期の連結予想を確認することができました。売上17.92億円となり前期比41.21%増、経常利益5.00億円となり前期比20.19%増となります。


四半期利益は3.40億円となり前期比18.06%増を予想しています。


公開価格が950円決定の場合の指標はEPS87.09からPER10.91倍、BPS467.70からPBR2.03倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


某社によれば再現性のない不動産販売は評価されにくいそうです。この辺りは業績で今後カバーされる可能性がありそうです。上場承認時で業績が2桁増となっていることから初値不安はなさそうです。


日銀の追加利上げの予想がある中で不動産株に手を出しずらいと言った実情もありそうですね。


kimukimu

同社は不動産テックを手掛けているため投資キーワードもあることから多少なり公募組は初値売却益が見込まれると考えています!



幹事名割当株数引受割合
みずほ証券(主幹事)1,126,400株93.02%
楽天証券60,500株5.00%
水戸証券18,000株1.49%
極東証券6,000株0.50%


みずほ証券と楽天証券のコンビみたいですね。水戸証券と極東証券の店頭口座を開設している方は店頭経由で申込んでおくと配分があるかもしれません。


私はみずほ証券と楽天証券のネット口座しかありません。それでも当選を狙いたいと思います。


kimukimu

自分ができることを頑張っておきましょう!



直近でサービスを開始したFUNDI(ファンディ)の利回りが凄いため情報共有したいと思います。


ローンチされたばかりなので記事作成前にセミナーを2回受講しました。期待できる企業だと思ったので私も口座開設して投資したいと思います。まとめました。




11月末までFunds(ファンズ)の口座開設だけで2,500円分の特典が貰えます。タイアップ特典が付いているので急いだほうがお得だと思います。


上場企業を中心としたファンド組成なので償還率も100%となっています。投資リスクを下げたい方向けの企業だと思います。詳しくは下記記事にまとめています。


なかなかこのような機会がないのでご利用いただければと思います!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
シーアールイー(3458)PER7.14倍PBR0.87倍
プロパティデータバンク(4389)PER15.24倍PBR2.62倍
トーセイ(8923)PER10.11倍PBR1.36倍
※2024年11月12日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2023年12月01日~2032年7月05日346,300株555円


ストックオプション(新株予約権)は346,300株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数3,463,637株に対する新株予約権の割合は10.0%に相当します。新株予約権による潜在株式数は346,300株です。


ククレブ・アドバイザーズIPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

ククレブ・アドバイザーズのIPOは全力で申込みしたいと考えています。


11月は上場する銘柄が少ないため初値が飛びやすいと思います。あとは相場の環境次第です。


ククレブ・アドバイザーズIPOのまとめ
※ククレブ・アドバイザーズ公式サイト引用


同社は大手不動産会社や中堅・中小の不動産会社が積極的に取り扱わないコンパクトサイズのCREに特化しているため需要があるそうです。


地政学リスクの高まり、サプライチェーンの混乱などは同社にとって意識の高まりによりメリットがあるようです。


目論見によれば企業経営におけるCRE戦略の重要性が年々増加しているそうです。上場企業のニーズも増えているそうです。


現在はマッチングシステム活用による収益拡大が狙えるタイミングのようですね。競合リスクを確認すると知財戦略として特許を取得するなど類似ビジネスに対策を講じているそうです。


kimukimu

IPO的には利益が狙えると考えていますが、不動産業と投資家が意識すると初値が伸びない可能性がありそうです。AIを活用しているため個人的には大丈夫だと思っています。

普通の不動産売買だとIPOでは不人気ですからね。



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