カドス・コーポレーション(211A)の初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。割安な株価設定のため公開価格割れはなさそうです。


ただ人気があるIPOとは言えないため上場後の配当金上乗せ期待の銘柄と言えそうです。


カドス・コーポレーション(211A)IPOの評価


項目株数データ
想定価格2,850円
仮条件7月01日
公開価格7月09日
公募株数198,000株
売出株数232,000株
公開株数(合計)430,000株
オーバーアロットメント64,500株
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
野村證券
大和証券
SBI証券
東海東京証券
ひろぎん証券
委託見込大和コネクト証券
SBIネオトレード証券
DMM.com証券


建設事業と不動産事業の2つを柱とする地方企業になります。山口県と広島県を主力とし利益がしっかり出ている企業です。


ただ大手によれば人気があるとは言えないみたいです。


業績規模が小さい事と配当金が少ないと観測されています。上場後は配当性向を30%まで引き上げる予定があるそうです。現在は16.74%です。


想定発行価格2,850円による吸収金額は約14.1億円、時価総額は約27.0億円です。スタンダード市場と考えると「可もなく不可もなく」と感じます。


1単元あたりの株価が高いため損失を出したくない投資家は抽選に参加しないパターンもありそうです。


カドス・コーポレーション(211A)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。


最新の初値予想を調べると数値が掲載されていませんでした。そのため記事の書き方から独自予想を掲載しています。


初値予想2,950円~3,400円
※注目度C、想定発行価格2,850円


注目度が低く機関投資家のターゲットにはなりにくそうです。


配当予想が3%程度あるため下値支えになりそうです。競合株を考えると割安な株価設定なので買い先行だと考えています。


同社のPERは5.6倍程度になり競合株はPER10倍を何処も超えています。地方企業でもいけるのでは?と考えています。


これまでの情報は下記記事でまとめています。

「IPO承認」カドス・コーポレーション(211A)の上場データと初値予想を考察!


カドス・コーポレーション(211A)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSMBC日興証券が単独で引き受けます。


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(主幹事)387,000株90.00%
野村證券21,500株5.00%
大和証券8,600株2.00%
SBI証券4,300株1.00%
東海東京証券4,300株1.00%
ひろぎん証券4,300株1.00%


割れる割れないの前に公開株数が少ないためBBに参加しても当選確率が低そうです。面倒な方はスルーして良いと思います。


幹事配分を確認してみると主幹事以外はネット組に厳しそうですね。


せっかく当選できても割れたら残念な結果になるためリスクを取れる方だけIPO抽選に参加しておきましょう。


個人的な当選履歴を下記記事にまとめてみました。




カドス・コーポレーション(211A)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気だとわかれば面倒でもBBに全力で参加します!


カドス・コーポレーション(211A)IPOの業績予想
※カドス・コーポレーション公式サイト引用


業績を確認すると2024年7月期の単独予想を確認することができました。売上63.00億円となり前期56.59億円から11.33%増、経常利益5.85億円となり前期5.11億円から14.48%増となります。


四半期利益は3.85億円となり前期3.65億円から5.48%増を予想しています。


想定発行価格2,850円から指標を計算するとEPS508.20からPER5.61倍、BPS4,102.79からPBR0.69倍になります。配当金は85円予想のため配当利回り2.98%です。


成長性を考えると厳しい指摘もありそうですが、ここ数年は3億円以上の利益を計上しているため底堅い株価になると考えています。スタンダード市場への上場ですからね。


kimukimu

結論的にブックビルディングに全力で参加しても当選確率が低く当選できないパターンだと思います。業績は問題ない判断です!



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