黒田グループ(287A)がスタンダード市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。また人気がなさそうなIPOが登場しました。もういい加減にしてほしいです。


主幹事はSMBC日興証券と野村證券が共同で務めます。全て売出株となっています!


公開株数12,148,200株、オーバーアロットメント1,822,200株です。上場規模は想定発行価格640円から計算すると約89.4億円になります。


黒田グループ(287A)IPOが上場承認
※黒田グループ公式サイト引用


2018年3月にファンドによるTOBを行い東証1部を上場廃止になっている企業です。そして再上場をスタンダード市場で行います。


投資ファンドの売出株なので人気がないと思います。株単価を下げて買いやすく調整されているようですが魅力がありません。


ここ最近は大型のIPOが多く内容も悪いものが多いため人気が低迷しています。ただでさて12月は上場ラッシュとなるため荷もたれ感があるIPOはパスでよさそうです。


今回は配当利回りが4%を超えてくるようなら考える程度で良いと思います。銘柄を選別しないと勝率が下がるためしっかり考えましょう!


海外販売も行われる予定です。


黒田グループ(287A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日12月17日
市場スタンダード市場
業種卸売業
事業内容
  • 液晶ディスプレイ用印刷版、自動化設備、樹脂成形金型、HDD用部品、電力・電設資材、アルミダイカスト製品の製造・販売およびプリント回路基板の設計・受託開発
  • エレクトロニクス業界および自動車業界への電子部品、電気材料等の販売
ブックビルディング11月29日~12月04日
想定価格640円
仮条件11月28日
売出価格12月06日
初値結果
企業情報https://www.kuroda-group.com/hd/
監査人有限責任あずさ監査法人


項目株数データ
公募株数0株
売出株数12,148,200株
公開株数(合計)12,148,200株
オーバーアロットメント1,822,200株
上場時発行済み株数46,568,020株
想定ベースの時価総額約298.0億円
幹事団SMBC日興証券(共同主幹事)
野村證券(共同主幹事)
大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
みずほ証券
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
委託見込大和コネクト証券
auカブコム証券
SBIネオトレード証券
DMM.com証券


黒田グループ(287A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格640円を基に吸収金額を算出すると約77.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約89.4億円規模の上場となります。


同社グループは、黒田グループと連結子会社29社(製造事業会社13社、商社事業会社15社、管理事業会社1社)で構成されています。


製造事業では日本をはじめ、タイ、中国、ベトナムの各国の顧客に対して独自の製品の生産・供給体制を構築しています。


商社事業では日本と海外12ヶ国に進出し、独自のグループネットワークを構築することで、車載関連の顧客に対して電子部品、電気材料等のグローバルな供給体制を構築しています。


黒田グループの業績
※有価証券届出書引用


2023年2月に策定された新3ヶ年経営計画(2024年3月期~2026年3月期)における基本方針を「やるべきことを“さらに”しぼりこみ、価値をあげる」と定めています。


常に10年先の事業継続を見据え、それぞれの事業をより強くする自力の取組みに注力した事業戦略を具現化しているそうです。


黒田グループの組織図
※有価証券届出書引用


上場後はこれまでのように、各子会社における営業利益及び営業利益率と運転資本回収期間の改善に取り組みながら、収益性と資金創出力を高め、更なる事業強化のための再投資に繋げるそうです。


スタンダード市場への上場なので公開価格を超えれば良いのでは?といった感じですね。


人気があるようには考えていません。どちらかと言えば不人気でしょう!


黒田グループの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


黒田グループ(287A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2017年10月06日、東京都品川区南大井五丁目17番9号に本社を構えます。社長は細川浩一氏(1957年5月05日生まれ67歳)、株式保有率は0.68%(297,140株)です。※2024年11月13日調べ


従業員数59人で臨時雇用者6人、平均年齢45.7歳、平均勤続年数10年1ヶ月、平均年間給与9,340,146円です。連結従業員数は2,491人で臨時雇用者は289人です。


連結のセグメントは製造、商社、全社共通の3つにわかれています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
ケイエム・ツー・エルピー42,449,980株97.09%
細川 浩一297,140株0.68%
森 安伸137,960株0.32%
鈴木 秀和95,520株0.22%
尹 棡洙95,520株0.22%
小林 郁夫95,520株0.22%
Cheng Jit Ann95,520株0.22%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


ケイエム・ツー・エルピーには180日間(2025年6月14日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


黒田グループ(287A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾600円~700円
※割れる可能性が高そう?


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(共同主幹事)-株-%
野村證券(共同主幹事)-株-%
大和証券-株-%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券-株-%
みずほ証券-株-%
SBI証券-株-%
楽天証券-株-%
マネックス証券-株-%


ネット組はSMBC日興証券から申込めば当選確率が高いと思います。当選したい方は申込んでおきましょう。


上場規模もそこそこ大きめなので店頭組には営業の電話があるかもしれません。直近だとリガク・ホールディングスが公開価格割れしたため同社も厳しそうなイメージがあります。


SMBC日興証券はIPOが結構頻繁に当選しているためまだ口座開設していない方はお勧めします。IPOルールと当選画像などをまとめています。




驚き!クラファンでFUNDI(ファンディ)という企業が登場しました。想定を超える利回りを提供できる企業です。ちなみに利回り10%以上となることが多いそうです!


1号ファンドは気合が入っているため利回り上振れ期待ができます。既に5倍程度の評価額があるようですからね。ということで事前セミナーを受けて記事にまとめました。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2026年7月20日~2034年7月19日1,273,500株663円


ストックオプション(新株予約権)で上場時に行使期限を迎える株数はありません。


発行済株式総数46,568,020株に対する新株予約権の割合は2.73%に相当します。新株予約権による潜在株式数は1,273,500株です。


黒田グループIPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

黒田グループのIPOは現時点で不参加予定です。


どうせ割安な株価設定ではないと思うのでスルーで良いと思っています。


黒田グループIPOのまとめ
※黒田グループ公式サイト引用


大株主がファンドになっているため上場後も売り圧力があります。


ケイエム・ツー・エルピーはMBKパートナーズグループが運営するファンドなので気を付けてください。一見ファンドとは気がつきませんからね。


社長も新株予約権しかありませんし、上場後もファンドのやりたい放題のようにも感じます。


kimukimu

業績規模はそれなりにありますが同社に投資する意味があるのか?と感じます。なので多分私は投資しません。



私も投資している累計投資金額NO.1のCOZUCHIのセミナーを受講してみました。


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