HIEN Aero Technologiesがイークラウドで資金調達を行います。株式投資型クラウドファンディング(ECF)で上限約1億円を目標としています。


ガスタービン発電機搭載のハイブリッドeVTOLを独自開発し長距離飛行を可能にしています。開発スピードがはやいと自負しているようです!


HIEN Aero TechnologiesがイークラウドでECFで資金調達
※イークラウド公式サイト引用


同社は創業から3年で大型ドローン(HIEN Dr-One)を日本初となる自立浮上ガスタービンハイブリッドeVTOLとして成功させています。


今後は「HIEN Dr-One」の市販化を進め、2032年までに6人乗りで1時間以上飛行ができる商品を開発するそうです。


ここで思ったのはなぜヘリコプターでは駄目なのか?ですよね。


また、ドローンの普及は今後期待できますが飛行時間などが個人的に気になっていました。同社はガスタービン発電機を搭載することで航続距離や積載量を増加させるそうです。


上場を目指しているそうなので実用化できればイグジットできると思います。ただ競合も多い事業だと思います。


HIEN Aero Technologiesは空飛ぶクルマを作る企業だった

同社は日本初の浮上試験に成功した企業です。次世代型eVTOLの開発を通じて社会貢献する取り組みとなっています。


ドローン関係のスタートアップ企業で面白みがありそうですね。


空飛ぶクルマの市場規模
※イークラウド公式サイト引用


イークラウドの資料によれば上記のように空飛ぶクルマの市場規模は右肩上がりになるそうです。


一般的なヘリコプターは複数のブレードで構成される回転翼を使うため騒音が大きくなります。


eVTOLの場合は小型プロペラを複数仕様するため騒音がヘリコプターよりも小さくなるそうです。またeVTOLのほうが運用コストが低く自立制御が用意なので操作性がいいそうです。


一般的なドローンだとバッテリーを搭載するため飛行時間の問題があります。そこで同社のイブリッドeVTOLの出番となっています。


kimukimu

創業からわずか3年で日本初の浮上試験に成功している企業です!世界では2番目。



HIEN Aero Technologiesの企業概要とバリュエーションを調べてみました

HIEN Aero Technologiesの企業概要を調べました。


同社の空飛ぶクルマは都市交通の未来を担う存在として期待されているそうです。


項 目その内容
商 号HIEN Aero Technologies株式会社
所在地〒184-0002
東京都小金井市梶野町一丁目2番36号
代表取締役御法川 学
資本金26,550,000円
発行可能株式総数250,000株
発行済株式の総数11,675株
株価50,000円
※ECF時の株価
調達前時価総額583,750,000円
設立年月日2021年12月21日
決算期4月
株主構成
  • 御法川 学
  • 谷津田 千一郎
  • 株式会社菊池製作所
  • その他個人株主
※2024年7月21日調べ


開発段階での資金調達なので投資リスクはあると思います。


競合も多い分野になりますが、同社の成長戦力としてはバッテリーを最小化した軽量なガスタービン発電システム、さらに大型ドローン開発を手掛け無人機から有人機へステップアップすることだそうです。


有人に関しては2人乗りを開発し、その後6人乗りの開発を行う計画となっています。


2024年3月に試験機の「HIEN Dr-One V2」がガスタービンハイブリッドeVTOLとして日本初の自立浮上に成功しています。


資金があればさらに成長が加速できるタイミングなんでしょうね。


また、イークラウドについてまとめた記事があるのでよかったら下記記事も参考にしてください。




HIEN Aero Technologiesの口コミを調べてみました

HIEN Aero Technologiesの口コミをSNSで探してみました。


公式サイトも頻繁にXで投稿しているようです。また、今回の株式投資型クラウドファンディングは直近の案件に比べ大型となっています。








HIEN Aero Technologiesの株主に菊池製作所(3444)の名前があります。投資家としては少し安心できる内容だと思います。


口コミに関してはあまり出てきませんでしたが公式サイトの投稿が頻繁に行われているため、同社に投資される方はフォローしておくと最新の情報を得られそうです。


これから本格化する企業みたいですね。


HIEN Aero Technologiesの事業戦略と売上について調べました!上場は2032年以降

イークラウドで開示されている事業計画を確認してみました。


HIEN Aero Technologiesの売上予想
※イークラウド公式サイト引用


2025年4月期にガスタービン発電機の販売を開始するため売上が伸びるようです。


2026年4月期には大型ドローン「HIEN Dr-One」の販売を開始するそうです。計画通りに行くのかはわかりませんが研究開発費も合わせて増えそうです。


売上が上がれば研究開発費の捻出もできることでしょう。事業計画の流れは以下のようになっています。


【事業計画】
  1. 海外製品の販売で知見を蓄積し、収益を確保する
  2. 「DRAGON」「HIEN Dr-One」を市場投入する
  3. アカデミアの世界から外部環境の整備を図る
  4. 6人乗り国産eVTOL「HIEN 6」を市場投入する


上手くいけば2032年4月期以降に上場を行うようです。株式公開(IPO)とイークラウド公式に書かれています。


HIEN Aero Technologiesに投資を行っても問題ないの?まとめ

イークラウドで募集を行う前のバリュエーションは約5.85億円です。


投資は10万円(2株)から行うことができ最大50万円(10株)まで投資することができます。ECF時の株価は1株5万円です。※特定投資家は除く


HIEN Aero Technologiesイークラウドへの投資まとめ
※イークラウド公式サイト引用


項 目その内容
募集株式の数(上限)普通株式1,998株
募集株式の払込金額1株当たり50,000円
増加する資本金の額1株当たり25,000円
増加する資本準備金の額1株当たり25,000円
申込期間2024年7月11日(木)~2024年7月29日(月)
払込期日2024年8月15日(月)
目標募集額3,000万円
上限募集額9,990万円
手取金の使途
  • 研究開発費
  • 人件費及びその他運営費
  • イークラウドへの手数料
※2024年7月21日調べ


イークラウドでは「プロダクトに関する質問」を受け付けています。この項目は投資前に確認しておいたほうが良いと思います。


投資家の疑問に同社代表の御法川学氏が直接答えています。


事業のリスクを調べてみると、旅客を想定したeVTOLの機体認証や運航に関する法整備が不透明なのでリスクがあるそうです。


この他には同社の資金繰り悪化などによる損失や債務超過などのリスクがあります。


投資を行うと「HIENオリジナルキーホルダーまたはステッカー」「HIENオリジナルTシャツまたはポロシャツ」「機体内覧会」など投資額に応じて特典を受けることができます。


50万円投資だと試作機に名前を書いてもらえるみたいですね!詳しい内容は公式サイトでしっかり確認しておきましょう。




イークラウド代表の波多江直彦氏にインタビューしてきたので興味があればこちらもご一読ください。面白い方なので期待しています。


大和証券グループとの関係性もお聞きしてみました。


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