FCE Holdings(エフシーイーホールディングス)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。上場規模が小さく公募組は利益が見込めそうです。


同社は教育研修事業とDX推進事業を主力事業とし、上場後はRPAソフトウェアに力をより入れていくようです。PKSHA Technology(3993)が親引け先になっています。


FCE Holdings(エフシーイーホールディングス)IPOの評価


項目株数データ
想定価格1,560円
仮条件10月06日
公開価格10月18日
公募株数329,400株
売出株数87,000株
公開株数(合計)416,400株
オーバーアロットメント62,400株
幹事団みずほ証券(主幹事)
SBI証券
岡三証券
丸三証券
岩井コスモ証券
楽天証券
あかつき証券
東洋証券
水戸証券
マネックス証券
松井証券
極東証券
むさし証券
委託見込岡三オンライン
SBIネオトレード証券


同社は教育研修事業からの売上げが大きく、多角的に事業を行うことで収益を得られているようです。


グループ会社は5社になり、サービス区分では人財育成コンサルティング、DX推進コンサルティング、その他の3つのサービスを提供します。


セグメントとサービス区分
※有価証券届出書抜粋


セグメント名称とサービス区分がわかりにくいため有価証券届出書から抜粋してみました。


連結子会社別にセグメントやサービスが異なるようです。


2021年9月期の連結のセグメント別販売実績は教育研修53.5%、DX推進40.3%、その他6.2%になります。2022年6月期の第3四半期だと教育研修50.7%、DX推進45.6%、その他3.7%となっています。


某紙の評価では「成長性が限定的のようだ」だと伝わっています。


C&I Holdings(旧ベンチャー・リンク)関係になるため何となく気になっていましたが、大手情報の評価は悪くありません。利益が出ているため安心感はあります。


上場による吸収金額は想定発行価格1,560円算出で約7.5億円、時価総額46.8億円です。軽量級のIPOなので公開価格割れはなさそうです。


FCE Holdings(エフシーイーホールディングス)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので、投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想2,300円~3,000円
※注目度B


想定発行価格1,560円なので初値2倍程度が視野に入るようです。


ベンチャーキャピタル出資が2社あり、合算した株数は134,100株です。ロックアップ解除倍率が1.5倍設定のため市場に出てくる可能性は高そうです。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

FCE Holdings(エフシーイーホールディングス)の上場データと初値予想を考察


FCE Holdings(エフシーイーホールディングス)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はみずほ証券が単独で引受けます。


公開株数はOAを含め478,800株しかないため当選確率は低くそうです。


幹事名割当株数引受割合
みずほ証券(主幹事)354,000株85.01%
SBI証券12,500株3.00%
岡三証券12,500株3.00%
丸三証券10,600株2.55%
岩井コスモ証券6,400株1.54%
楽天証券6,400株1.54%
あかつき証券2,000株0.48%
東洋証券2,000株0.48%
水戸証券2,000株0.48%
マネックス証券2,000株0.48%
松井証券2,000株0.48%
極東証券2,000株0.48%
むさし証券2,000株0.48%


主幹事のみずほ証券からの申込みを忘れないようにしましょう。公開株数が少ない割に引受幹事が多いため申込みが大変です。


申込む時間と資金があれば平幹事からも申込を行っておきましょう。店頭系証券会社にネットから申込んでもほぼ当選できないと思います。


そもそも抽選されるのか疑問もありますけどね。丸三証券は店頭口座があれば当選確率が高そうです。


また、市場環境が悪化しているためIPO参加者も減っているようです。しかし、儲かりそうなIPOにだけ参加してくるパターンでしょう。


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他社ロボアドよりもマーケット予測機能などに強みがあるそうです。初期投資が10万円なので少しハードルが高いかもしれません。詳しくは下記記事にまとめています!




FCE Holdings(エフシーイーホールディングス)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


株式市場全体が軟調なのでこのままアメリカ株主導で下げるとIPOにも影響が出てきそうです。それでもFCE Holdingsの規模であれば公開価格割れすることはないでしょう。


FCE Holdings(エフシーイーホールディングス)IPOの業績予想
※FCE Holdings公式サイト引用


業績を確認すると2022年9月期の連結予想を確認することができました。それによれば売上37.20億円となり前期35.22億円から5.62%増、経常利益4.50億円となり前期3.24億円から38.89%増となります。


四半期利益は2.90億円となり前期2.11億円から37.44%増の予想となっています。


PERを計算すると想定ベースで約14.96倍になります。PBRは5.29倍です。RPAの銘柄だと高PERも許容できそうですが、教育研修企業と考えられているためPER20倍あたりがポイントになりそうです。


初値2,100円でPERが20.13倍になります。地合いが改善すれば嬉しいですよね。


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