TECROWD(テクラウド)のKHAN VILLA(カーン・ヴィラ)ファンドの利回りがヤバイです。なんと想定利回り11%の提供となっています。
不動産投資型クラウドファンディングを提供している企業のなかでトップクラスの利回りとなっているため詳しく内容を調べてみました。
利回りが高いと逆に不安になる投資家もいると思いますが、同社の場合は海外ファンドの提供となっているため他社と少し事情が異なります。
その辺りも考えて投資を行うと楽しめるかもしれません。
本ファンドはインベスコアグループが提供する海外開発型ファンドの新シリーズになります。そのため投資家へアピールする狙いもあると思います。
同社は主に海外不動産を対象にしたファンド組成を得意とし、参入障壁が高い領域で活動を行っている企業です。
他社が真似するにはハードルが高いとされているため、中央アジアで活動を行っていること自体が評価対象になると思います。私もTECROWD(テクラウド)のセミナーを複数回受講したり、同社が発行しているレポートを確認しています!
ではファンド内容を確認してみたいと思います。
KHAN VILLA(カーン・ヴィラ)ファンドの募集内容を確認してみました
募集ファンドはカザフスタンの旧首都アルマティ市の郊外にある高級住宅地を対象としています。戸建住宅とタウンハウスの開発プロジェクトが対象になるプロジェクトです。
※テクラウド公式サイト引用
項 目 | その内容 |
募集金額 | 246,000,000円 |
募集想定利回り | 11.00% |
運用期間 | 7ヶ月 |
募集期間 | 2022年9月12日~2022年9月30日 |
配当日 | 2023年5月31日に配当(元本償還) |
最小投資金額 | 10万円 |
募集金額は過去に比べ大きくなっていますが、直近のファンド組成と比べると通常サイズだと思います。
これまでのファンドは全て完売していることから今回も完売となることが予想されます。
類似企業の国内ファンドで5%程度を狙って投資を行うことも賢いと思います。しかし利回りが高いファンドは個人投資家に特に人気のようです。
多少、リスクが高くなっても現物不動産を取得する不動産投資型のクラウドファンディングは常に人気だと思います。しかも今回は短期運用型ですからね。
同社の場合は海外不動産になるため投資家に状況がわかりにくい不安があります。ただ同社はセミナーや現地レポートなどの提供が行われるため安心材料もあります。
投資を行う前にオンラインセミナーを受講してみると状況把握ができると思います。もしくは小額で投資を始めてみると海外不動産に興味が出てくるかもしれません。
もちろんオンラインセミナーは無料です!
カザフスタン高級住宅開発プロジェクトの「KHAN VILLA」は、今回で三期目の募集となり終了するはずです。第一期は31号ファンド、第二期は33号ファンドで既に運用中です。
今後似たようなファンド組成も考えられますが、現地状況が安定してくると利回りの低下が考えられるため、興味があれば早めに投資を行っていたほうがリターン率が高いかもしれません。
続くファンドにも期待したいと思います。
カザフスタンのアルマティ市は人口が増加し不動産市場が活況している!!
カザフスタンはソビエト連邦の解体時に独立してできた国になり、国土は日本の約7.2倍となっています。世界第9位の広大な土地があり、石炭やガスなど天然資源に恵まれた地域です。テクラウドの資料によれば失業率が低く、実質GDPが上昇、国家石油基金の保有等を行っている国になり財務状況は良好な状態だそうです。
※テクラウド公式サイト引用(銀行の住宅ローン残高推移)
本ファンドのKHAN VILLA(カーン・ヴィラ)はアルマティ市の戸建市場へ投資を行うことになります。
ファンド資料を確認すると銀行の住宅ローン残高の推移も増加傾向にあることがわかりました。戸建て住宅は毎年8%~10%のベースで供給量が増えているそうです。
また、本プロジェクトと類似するプロジェクトが現地で9個も行われているそうなので、いかに現地で住宅の需要が高いのかわかります。
建物完成後に販売が完了していない割合は5%未満という情報もあります。
本プロジェクトは現地の中高級物件を上回るクオリティーで設計されるため人気化が予想されているようです。現地では富裕層や準富裕層も増えているみたいです。
日本水準の安全性なども需要が見込める要因の1つのようです。
オフィスやアパートメント(アパート)のように平米単価が高い高級物件ほど売れ残りが少ない傾向が表れているそうです!!
同社がこれまで得意としていたモンゴルのウランバートルファンドと状況が似ているようです。ウランバートルファンドは富裕層に対して不動産提供を行っても追い付いていないとセミナー時に聞いています。
同社はグループ企業がモンゴル証券取引市場に上場していますし、モンゴルで地場に根付いた金融業を展開していたり企業規模が大きいため安心しています。
海外不動産への投資を検討している方はオンラインセミナーを受講して納得後に投資を行いましょう。セミナーなどを受講して不安だと感じた方には投資をお勧めできません。
案外、高利回りというだけで投資を行っている方もいますが、リスク面も確認しておいたほうがいいです!
KHAN VILLAファンドのスキームを確認してみるとグループ企業に不動産を売却する仕組みだった
KHAN VILLA(カーン・ヴィラ)のプロジェクトでテクラウドが取得したファンドは現地にあるグループ会社に売却することになっています。そのため余程のことが起きない限りファンドが毀損することはないと考えています。
※テクラウド公式サイト引用
- 投資家から出資金を募集
- 対象物件の借地権を取得
- 建築確認を取得
- 土地造成工事完了後、現地グループ会社に売却
- 投資家へ配当・元本償還を実施
ファンドスキームを確認すると金融機関の「TOO Invescore Alma」に借地権(賃借権)を売却する流れのようです。
中央アジアでは土地を取得するのではなく、借地したうえで開発を行うことが一般的になっているそうです。これは日本における旧借地権に相当し、所有権とほぼ同等に取り扱われているそうです。
これを知らないと投資を行うのに躊躇しそうですね。
アルマティ市から建築確認も取得しているため開発に問題はないはずです。現地のことは開示された内容しかわかりませんが、情報開示に積極的な企業なので安心しています。
ロシアと位置的に近いため不安視している投資家も多いと思いますが、第三期は「土地造成工事完了までの短期運用型ファンド」となっているため投資期間が7ヶ月しかありません。
そのため資金が集まりやすいと考えられます。
※テクラウド公式サイト引用
劣後出資について調べるとインベスコアグループが105,500,000円を出資することになっています。出資総額が351,500,000円なので劣後割合は約30%です。
カザフスタンのファンドでも劣後出資30%なら投資家も安心できそうです。
そもそも同社では配当遅延や元本割れなどは一度も起きていませんけどね。また同社の企業スタンスなどがわかる記事を書いてみたのでよかったら参考にしてください。
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この他、全般的なサービスについては下記記事で説明ています。インタビューも行わせて頂いているので投資の際に参考になる部分があるかもしれません。
社会的インパクト投資やESG投資を意識した投資家には特に人気みたいです。
また、円建てによる為替リスクヘッジを行っているため為替を気にしている方にもお勧めできそうです!
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TECROWD(テクラウド)のKHAN VILLAファンド第三期は短期間投資だった!まとめ
テクラウドのKHAN VILLA(カーン・ヴィラ)ファンドは今回で3回目の募集になります。同社が過去に取扱ったファンドのなかでも利回りが特に高いため人気が見込めそうです。もちろん第一期(31号ファンド)と第二期(33号ファンド)は完売しています。ファンドとしては今回の募集が「TECROWD35号ファンド」となります。
最近は新ファンドの登場もあり、日本を対象としたファンド組成も期待できる環境となっています。
※テクラウド公式サイト引用
第三期で集められた資金は、開発用地を取得し建物の建築確認の取得、また土地の造成のための必要資金として利用されます。
私も調べていて「建物は?」と初めは思いました。規模が大きいですし時間も要するためステップごとに資金を募集するようです。
初めから資金を集めておく方法も良いのですが、これだとファンド運営側の負担が大きくなるため段階的に募集をかけることになっていると考えられます。
他社でも募集金額が大きくなるとこのようなステップ式を導入することが多いようです。
なので運営側と投資家がWin-Win(ウィンウィン)になれる関係が望ましいと考えられます!
第三期は7ヶ月間の短期投資になっています。利回り重視で投資を検討している方や短期運用に魅力を感じる方にお勧めできそうです。
同社もプロジェクト成功の可能性は極めて高いと判断しています。
ファンドへの投資は10万円からとなっているため最低投資金が10万円になります。他社だと最低投資金1万円を採用していることが多いためお気を付けください。私も投資を始めてみました。
また、月末まで「はじめての投資キャンペーン」が行われおりAmazonギフト券が3,000円分貰えます。言葉通りに「はじめて投資」することでアマギフが貰えます。
キャンペーンよりも利回りによる収益のほうが魅力だと思いますが、せっかくなので貰えるものは頂いておきましょう。
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