TORICO(トリコ)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。電子コミック主体の利益だと思っていましたが、実は紙コミックが利益の多くを占めているようです。
そう考えるとECサイトで漫画を全巻揃えて販売しているネット書店と考えて良さそうです。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 1,830円 |
仮条件 | 3月04日 |
公開価格 | 3月14日 |
公募株数 | 50,000株 |
売出株数 | 100,000株 |
公開株数(合計) | 150,000株 |
オーバーアロットメント | 22,500株 |
幹事団 | SMBC日興(主幹事) SBI証券 楽天証券 マネックス証券 岡三証券 いちよし証券 松井証券 岩井コスモ証券 東海東京証券 |
委託見込 | 岡三オンライン DMM.com証券 |
主力サイトの漫画全巻ドットコムのホームページを確認すると新品コミックと中古コミック、さらに電子コミックの販売が行われています。
公式サイトに目を通していると無料で読める漫画も用意されていました。また、電子コミックのみ単巻購入ができるようになっています。
個人的な意見としては中古コミックからの利益が一番大きいのでは?と感じるところがあります。
昨今の漫画市場では電子コミック市場が劇的に伸びていると他の上場企業の資料で見たことがあります。しかし、コロナ禍の影響もあり、紙コミック市場も持ち直しているようです。
そのためトリコが上場にたどり着けたのかもしれません。ベンチャーキャピタル出資が多く、どのあたりに事業の魅力を感じたのか?と疑問も生じます。そもそも時代に逆行していますからね。
紙コミック市場と電子コミック市場の推移は下記のようになっています。
※有価証券届出書引用
マンガのメディア化という追い風もコミックまとめ買い市場が伸びている大きな理由だそうです。
ただいつまでも好調な市場を維持できるとは考えにくいと思います。
TORICO(トリコ)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!
大手初値予想の数値を調べてみました。CaSy(カジー)の上場結果からもわかるように上場規模が小さければリスクは低いと考えられます。そのためブックビルディングには積極的に参加予定です。最新の初値予想は下記のようになっています!
大手初値予想2,500円~3,000円
※注目度B
※注目度B
CaSyと同じようにロックアップが外れる発行価格1.5倍程度で初値が付く可能性が高いようです。
VCとしてはロックアップを外しに行く可能性もあると思います。ただ複数のVCが出資しているため足並みを揃えるのは難しそうです。
これまでの情報は下記記事でまとめています。
TORICO(トリコ)の上場データと初値予想を考察
TORICO(トリコ)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSMBC日興証券が単独で引受けます。幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
SMBC日興(主幹事) | 135,000株 | 90.00% |
SBI証券 | 4,500株 | 3.00% |
楽天証券 | 1,500株 | 1.00% |
マネックス証券 | 1,500株 | 1.00% |
岡三証券 | 1,500株 | 1.00% |
いちよし証券 | 1,500株 | 1.00% |
松井証券 | 1,500株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 1,500株 | 1.00% |
東海東京証券 | 1,500株 | 1.00% |
投機的な売買になりそうな気がしていますが株価設定は低くなっています。IPOには当選しにくいため当選すれば素直に喜んでよさそうです。
状況にっては初値2倍程度は見込めるかもしれません。投資家の気分次第と言ったところでしょう。
しばらく前と異なりIPOにも資金が向かっているため、公開価格割れしにくい銘柄を選択して抽選に参加しておきましょう!
抽選に参加するのであれば主幹事のSMBC日興証券から申込を忘れないうように行っておきましょう。落選当たり前で申込めば気が楽だと思います!
SMBC日興証券のIPO概要と当選秘策のご紹介です。申込続ければIPOは当選できると思います。ただ根気が試される投資なので主幹事を中心に申込んでおきましょう。嘘なしの当選画像を掲載しています。幹事に入るとほぼすべての銘柄 …
TORICO(トリコ)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。漫画は常に海賊版との競合も意識されますが、同社の場合は紙コミック主体となっています。※漫画全巻ドットコム公式サイト引用
業績を確認すると2022年3月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上51.29億円となり前期49.91億円から2.76%増、経常利益2.17億円となり前期2.73億円から20.51%減となります。
四半期利益は1.44億円となり前期2.54億円から43.31%減を予想しています。想定発行価格1,830円から算出されるPERは8.01倍、PBRは2.09倍となります。
既に業績頭打ち状態のようにも感じます。また、2021年12月の第3四半期売上では、顧客との契約から生じる収益を分解した情報が掲載されています。
※有価証券届出書引用
上記は収益認識に関する会計基準の適用を表しています。無償ポイントに係る収益などの適正化によるものだと考えられます。
取引先に楽天グループやアマゾンジャパン、ヤフーなどの名前が出ているのは紙コミックの売上率が多いからではないかと考えられます。
類似企業だとまんだらけ(2652)やブックオフグループホールディングス(9278)が近そうです。電子書籍だとパピレス(3641)あたりでしょうか。
売上は拡大していますが上場後も業績を維持できるのか不安もあります。
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