マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)の抽選結果が出そろいました。殆どブックビルディングに参加していませんでした。しかし主幹事から抽選結果のメールが届いています。


結果的には補欠当選になりますが購入期限最終日まで悩みます。そのため内容を再確認してみました!


マーキュリーリアルテックイノベーターIPOの抽選結果


不動産情報プラットフォーム事業を手掛ける企業になり、某社では新味があると言われています。


SaaS型マーケティングシステムを採用し業績の安定感があると観測が出ています。業績は増収となっていますが上場時点での企業規模は小さく業績不安が残ります。


2022年は売上13.55億円となり四半期利益は1.21億円です。既に売上が鈍化しているため成長できるのか疑問が残ります。上場に向け一時的に利益が伸びているとも考えられるため来期予想が気になります。


従業員数はここ数年増加しておらず成長性があるとは言い難いでしょう。株価設定は妥当だと思いますが、新興市場の壊滅的な下落により同社株が初値で買われるとは考えにくいです。


気になるのは「半値でもいいのではないか?」と言ったコメントが某社から出ていることです。駆け込み上場のため実力が伴っていない企業の上場が目立ちます。


公開規模は約7.8億円と小さく需給不安はあまりありません。初値だけ高くその後は出来高が細り株価下落となる気がします。


時価総額は公開価格1,270円算出で約34.7億円です。


想定発行価格1,200円から仮条件上限が70円引き上げられ違和感も残ります。機関投資家が高く評価しただけなら良いのですが業績水準が低く「マジか?」と個人的に思うところがあります。


同社株が人気化するためには、先に上場する銘柄が公開価格割れしないことが条件になりそうです。予想サイトではあまり良い内容が書かれていないように思います。


マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)IPOの公開価格が決定しました

マーキュリーリアルテックイノベーターの公開価格は1,270円に決定しています。


目論見の第2回訂正分によれば、申告された総需要株式数は公開株式数を十分に上回る状況だったとあります。


また申告された需要の価格毎分布状況は仮条件の上限価格に集中していたそうです。このことからブックビルディング参加者は多かったことがわかります。


幹事引受け価格は1,168.40円に決定しています。シンジケートカバーによる初値形成だと10,160円の損失になります。利益が出るのかはっきりわからない状況のようです。


同社の詳しい事業内容や株主構成などは下記記事でまとめています。

マーキュリーリアルテックイノベーターの上場データと初値予想を考察


マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)IPOの幹事別抽選結果はこうなりました!

抽選結果を確認してみたいと思います。今回は2社から少なく申込みを行っているため確認作業が簡単でした。


幹事名抽選結果
SBI証券(主幹事)補欠当選
みずほ証券不参加
三菱UFJモルガン・スタンレー証券不参加
岡三証券不参加
マネックス証券不参加
松井証券不参加
あかつき証券口座なし
極東証券口座なし
東海東京証券不参加
むさし証券不参加
SBIネオトレード証券落選


マーキュリーリアルテックイノベーターIPOが補欠当選


補欠当選を購入したいと考えるも損失となることが嫌なので購入最終日の2月21日まで待ちたいと思います。


損失が出ても構わないのですがIPO戦歴でこれ以上マイナス収支になりたくないだけです。IPO投資を続け16年くらい経ちますが1年間通してマイナス収支はこれまでありません。


単純に赤字金額を増やしたくないだけです。Twitterで当選者を確認してみるとポイントを利用せず当選された方が多いようです。IPOチャレンジポイント当選のボーダーラインは240Pあたりで100株配分のようです。


当選された方の多くは購入申込を行うようでした。株価が低いため割れても痛手とはならないでしょう。スリルを味わうにはよいのかもしれません。


ご当選された方の利益が出るよに祈りたいと思います!


IPOに当選できていない方はクラファンに投資を行ってみると良いかもしれません。IPOと同じでコツコツ利益を積み上げる投資になります。


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マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)IPOの最新の初値予想は?

気になる最新の初値予想を調べてみました。今後さらに修正される可能性は残りますが現時点での予想値になります。


最新のIPO初値予想


最新の初値予想は1,200円~1,400円となっています。公開価格が1,270円なので公開価格割れが視野に入ります。


IPOの地合いは好転しているようにも感じますが、IPOならどれでも良いわけではありません。


本日上場のエッジテクノロジー(4268)は人気化しているようですが、想定発行価格から異例のディスカウントだったためあまり参考にならないかもしれません。ただ初値需要は回復傾向にあると感じています。


マーキュリーリアルテックイノベーターは不動産ビッグデータというキーワードが入っており、本来は買われてもよいと思います。ただ個人的にはIPOに対してまだ警戒感が残っているため、大きく買い越されることはないのでは?と考えています。


公開価格1,270円から算出されるPERは25.07倍になります。比較する企業により株価設定も大きくぶれる事業のため参考となる数値はPER20倍~30倍と考えています。


穴場化するようなインパクトある事業でもなさそうですし、SBI証券主幹事のため早売りする投資家も多いと考えています。多少公募組も売却タイミングを考えて注文を出すと思うので、公開価格は超えてくる可能性が高いように思います。


そもそもコロナ禍で上場中止が相次いだ時期でも10億円規模の吸収は可能でした。しかし現在は10億円規模の上場でも苦戦します。


機関投資家が手を出しにくい年度末だという理由はありますが、寂しい環境だと思います。人気が見込まれているBeeX(4270)の上場でIPO市場に変化が起きることを期待しています!


2022年上半期の大イベントになると考えられる住信SBIネット銀行(7163)のIPOには参加されますか?上場内容を深掘りしてみました。インターネット専業銀行としては第1号のIPOになります。


現在のところ利益目的もしくは長期ホールドでIPOに参加する方が多いようです。下記記事で上場内容をまとめています!!


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