アズーム(3496)の初値予想暫定記事になります。主幹事はみずほ証券が引受ており、公開株数が275,000株と少ないIPOになります。オーバーアロットメントは41,200株となります。主力事業は月極駐車場サブリースサービスとなり、インターネットを使った事業を展開しています。


ターゲット地区は全国となり、業績も急拡大している企業です。日本各地の空き駐車スペースの活用を自社ポータルサイトの「CarParking」で提供しています。その他にも東京23区をターゲットとした「CarPark」もあります。どちらも月極駐車場のポータルサイトになります。


アズーム(3496)初値予想暫定


項目株数データ
想定価格2,900円
仮条件8月30日
公開価格9月10日
公募株数250,000株
売出株数25,000株
公開株数(合計)275,000株
オーバーアロットメント41,200株
上場時発行済み株数1,453,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約42.1億円
幹事団みずほ証券(主幹事)
SBI証券
東海東京証券
マネックス証券 ←完全平等抽選
エース証券
極東証券


初値予想5,400円~6,000円


2018年9月の単独業績予想では売上49.1%増、経常利益566%増(1.64億円増)と増収増益予想となっています。EPS112.08を基にPERを算出すると約25.9倍となります。配当設定はないようです。事業は今後拡大傾向にあり、首都圏の駐車場問題の解決策になる可能性もあるようです。


同社では駐車場検索ポータルサイトを利用することにより、駐車場オーナーとユーザーを低コストでつなげる役割があります。事業拡大により豊富なデータベースを保有し適正賃料を算定できる仕組みも持っています。また、リアルタイムデータの提供ができ営業や管理業務の効率化も既に行われています。


アズームの詳細は下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。ベンチャーキャピタル出資も一部あります。

⇒ アズーム(3496)IPO新規上場と初値予想


同日上場にはテノ.ホールディングス(7037)がありますが、どちらかと言えばアズームのほうが人気が高いようです。吸収金額を比較してもわかることですが、上場規模が小さければ小さいほど上値余地が出てくる傾向にあります。


同社の今後の取り組みとしては、不動産とITの掛け合わせにより、世の中の遊休不動産を活躍する不動産にしていくことが経営理念としてあるようです。都心では駐車場不足が続いているため個人宅の空きスペースの交渉なども行っているようです。貸し手と借り手をつなぐ役割を担いながら今後も事業規模を拡大していくようです。


現在の業績は絶好調のためかなり期待ができる銘柄となりそうです。初値があまりにも高い場合には是正されると思いますが、フィル・カンパニー(3267)などを見ると同社も上場後に一段高になる場面があるのではないかと考えています。


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