TalentX(タレントエックス)[330A]がグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。VC出資が多いIPOですが面白そうです。


主幹事はみずほ証券が務め公開株数1,705,100株、オーバーアロットメント255,700株です。上場規模は想定発行価格750円から計算すると約14.7億円になります。


TalentX(タレントエックス)[330A]のIPOが上場承認
※TalentX公式サイト引用


人材獲得ソフトウェア・プラットフォームの開発と提供を行っている企業です。


売出株中心のIPOになりますが、SaaS型のストック収益となっているため人気が見込めると思います。今期業績はかなり期待できそうです。


2025年3月期予想では前期比で四半期利益が615.38%増となっています。売上はそこまで伸びていませんが営業利益の伸びが良いようです。


ベンチャーキャピタル出資があるのは気になりますが、公開株数が多めなので公募組は当選チャンスだと思います。1単元あたりの利益は低いかもしれませんが公開規模が通常サイズなので何とかなると思います。


TalentX(タレントエックス)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日3月18日
市場グロース市場
業種情報・通信業
事業内容クラウドベースのタレント・アクイジション(人材獲得)ソフトウェア・プラットフォーム「My Series」の開発及び提供、その他関連事業
ブックビルディング2月28日~3月06日
想定価格750円
仮条件650円~750円
公開価格3月07日
初値結果
企業情報https://talentx.co.jp/
監査人太陽有限責任監査法人
手取金の使途
  • 人材採用費
  • システム開発関連費


項目株数データ
公募株数50,000株
売出株数1,655,100株
公開株数(合計)1,705,100株
オーバーアロットメント255,700株
上場時発行済み株数5,508,500株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約41.3億円
幹事団みずほ証券(主幹事)
SBI証券
楽天証券
岡三証券
丸三証券
マネックス証券
松井証券
岩井コスモ証券
水戸証券
東洋証券
極東証券
あかつき証券
むさし証券
委託見込SBIネオトレード証券
岡三オンライン
DMM.com証券


TalentX(タレントエックス)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格750円を基に吸収金額を算出すると約12.8億円となり、オーバーアロットメントを含めると約14.7億円規模の上場となります。


同社は大企業や成長企業を中心に企業の人材獲得をDX化し、効率を上げるためのソリューションをSaaS(Software as a Service)で提供しています。


事業の一つであるMyReferサービスは、2015年10月に株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)のコーポレートベンチャーとして代表である鈴木貴史氏が立ち上げ、リファラル採用という既存の人材採用手法とは異なるジャンルのサービス開発を行っています。


その後2018年8月、よりリスクマネーを投資しスピード感を持って事業を運営していくためパーソルキャリアよりMBOを実施し現在に至っています。


TalentX(タレントエックス)の業績
※有価証券届出書引用


創業以来、外部の有料職業紹介に依存せず、従業員がリクルーターとなり、友人知人のネットワークを活用して採用を加速するリファラル採用サービス「MyRefer」を提供してきました。


2022年には外部のスカウトデータベースに依存せず、企業がこれまで出会った応募者情報を資産として蓄積し、自社のスカウトデータベースを構築する採用MAサービス「MyTalent」をリリースしています。


2024年には外部の求人メディアに依存せず、企業がノーコードで独自メディアを作り、検索エンジン最適化を行いながら集客できる採用ブランディングサービス「MyBrand」をリリースしています。


TalentXの事業系統図
※有価証券届出書引用


同社は応募を待つだけの採用活動ではなく、潜在層に自社の認知を広め、検討や関心を促すマーケティングに則った新しい採用手法が必要と考えています。


このようなことから、海外で進化した採用マーケティングの潮流を日本に導入し、テクノロジーとAIを駆使して日本企業の人材獲得力を強化する採用DXプラットフォームを提供しています。


これまで従業員数1,000名以上の大手企業をはじめとし、累計1,000社以上に導入されており、日本の時価総額TOP50の30%以上の企業の採用マーケティングを支援しているそうです。


TalentXの販売実績
※有価証券届出書引用


同社事業は、求人を募集している企業から、原則として1年以上の月額課金を収受するモデルであり売上全体の95%がストック収益で成り立っています。


TalentX(タレントエックス)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2018年5月28日、東京都新宿区神楽坂四丁目8番地神楽坂プラザビルに本社を構えます。代表取締役は鈴木貴史氏(1988年6月11日生まれ36歳)、株式保有率は47.62%(2,700,000株)です。※2025年2月10日調べ


従業員数107人で臨時雇用者0人、平均年齢32.4歳、平均勤続年数1.7年、平均年間給与6,006,000円です。


セグメントは採用マーケティング事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
鈴木貴史2,700,000株47.62%
AT-Ⅱ投資事業有限責任組合1,153,800株20.35%
パーソルデジタルベンチャーズ株式会社790,800株13.95%
グローバル・ブレイン7号投資事業有限責任組合346,800株6.11%
細田亮佑300,000株5.29%
HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合115,200株2.03%
宇野康秀51,900株0.91%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2025年9月13日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


AT-Ⅱ投資事業有限責任組合、グローバル・ブレイン7号投資事業有限責任組合には90日間(2025年6月15日まで)のロックアップ付与、またロックアップ解除倍率が発行価格の1.5倍以上となっています。


HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合には180日間(2025年9月13日まで)のロックアップ付与となっています。こちらは解除倍率設定がありません。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


TalentX(タレントエックス)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾950円~1,200円
  • 第二弾1,000円~1,180円
※公開価格割れはなさそう


仮条件が650円~750円に決定し上場による吸収金額は最大で約14.7億円、時価総額は約41.3億円になります。


某紙によれば新奇性があるため高い初値が期待できるようです。


また、TENTIALの上場から2週間以上空白期間が開くことで資金流入期待があるようです。同社はJX金属の前に上場するため影響を受けないメリットもありそうです。


公開規模も通常サイズなので問題はないと思います。IPOに当選したいですよね~


大手初値予想900円~1,000円
修正値1,000円前後

※注目度B


業績を確認すると2025年3月期の単独予想を確認することができました。売上14.02億円となり前期比32.02%増、経常利益2.20億円となり前期比746.15%増となります。


四半期利益は1.86億円となり前期比615.38%増を予想しています。


公開価格が750円決定の場合の指標はEPS34.08からPER22.01倍、BPS49.22からPBR15.24倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


同社の売上がストック型になり解約率も低いため来期業績も増収が期待できるようです。黒字化したばかりで法人税の支払いが少なく済むことも好業績に関係があります。


明確な競合が見当たらずブルーオーシャン的存在になる可能性もあるようです。個人的には何処かと上手い具合比較されるのでは?と考えています。


kimukimu

PER的には20倍あたりが妥当みたいですね。でも初値1,000円だとPER29.34倍になります。結構ギリギリのラインが1,000円みたいです!!



幹事名割当株数引受割合
みずほ証券(主幹事)1,449,600株85.02%
SBI証券93,700株5.50%
楽天証券44,300株2.60%
岡三証券34,100株2.00%
丸三証券34,100株2.00%
マネックス証券11,900株0.70%
松井証券11,900株0.70%
岩井コスモ証券11,900株0.70%
水戸証券3,400株0.20%
東洋証券3,400株0.20%
極東証券3,400株0.20%
あかつき証券1,700株0.10%
むさし証券1,700株0.10%


みずほ証券狙いで良いと思います。店頭証券幹事が多くなっています。


しかしネット証券も加わっているためネット組にも当選期待はあると思います。


kimukimu

店頭組もネット組も主幹事のみずほ証券狙いで良さそうですね。資金が豊富にある方はSBI証券や楽天証券でも当選期待はありそうです!



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類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
プラスアルファ・コンサルティング(4071)PER15.03倍PBR4.97倍倍
カオナビ(4435)PER146.31倍PBR20.42倍
ヒューマンテクノロジーズ(5621)PER23.87倍PBR3.39倍
※2025年2月28日の株価基準


ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2022年6月23日~2030年6月19日3,900株67円
2023年3月23日~2031年3月19日6,300株217円
2023年12月28日~2031年12月24日37,500株367円
2025年1月26日~2033年1月17日49,800株417円
2026年3月16日~2034年2月28日49,200株434円
2026年7月09日~2034年6月28日53,100株450円
2026年7月09日~2034年6月28日12,000株450円


ストックオプション(新株予約権)は97,500株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数5,458,500株に対する新株予約権の割合は3.88%に相当します。新株予約権による潜在株式数は211,800株です。※目論見表記は3.7%


TalentX(タレントエックス)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

TalentX(タレントエックス)のIPOは公開価格を超えてくると考えています。


前期はようやく黒字となりましたが今期はかなり期待できるようです。そのため売出株が多くても初値利益を得られると考えています。


これまでの赤字要因は人件費や採用費等が積み重なった結果だそうです。


TalentX(タレントエックス)[330A]IPOのまとめ
※TalentX公式サイト引用


日本の労働人口が減り続けているため求人数は増加しています。そのため人材募集企業の人材獲得が困難になると予想されています。


そこで同社のようなサービス需要が増えているようですね。


上場後の売上成長を確認するとストック型収益を基盤とするリカーリング事業の拡大に加え、フロー型収益で構成されるパフォーマンス事業にも注力するとありました。


安定的なリカーリング収益を得ながら新規開拓を進めると言うことだと思います。


競合は様々な形で存在すると思いますが現時点で優位性はあるとTalentX(タレントエックス)は考えています。従業員も100人を超えていますし事業も成長軌道に乗っているようなのでIPOとしての不安はあまりなさそうです。


kimukimu

株価設定が妥当であれば人気が見込めると思います!!



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