新日本製薬(4931)IPOがマザーズに新規上場承認されました。公開株数4,870,000株でオーバーアロットメントが730,000株、市場から吸収する資金は想定発行価格1,470円ベースで約82.3億円です。また売出株中心の上場になるため懸念材料があります。


事業は化粧品や健康食品の通信販売を行っている企業です。国内販売だけではなく海外事業にも力を入れており台湾や中国で人気となっているようです。またインバウンド効果もあり化粧品市場は現在拡大を続けているようです。


新日本製薬IPO上場と初値予想


日本国内では既に大手企業が複数存在していることからアジア圏などの海外事業が業績押上のポイントになると考えています。同社も東南アジア地域を中心に新たな展開地域を広げ、海外事業の拡大を加速させたいとあります。


売れ行きは好調のようですが、さらに柱となる商品開発やマスメディアとSNSの媒体を使った戦略にも取り組んでいくそうです。


新日本製薬(4931)IPOの詳細データ

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種化学
事業内容化粧品、健康食品、医薬品の企画及び通信販売、店舗販売、卸売販売
公開予定6月27日
ブックビルディング期間6月11日~6月17日
想定価格1,470円
仮条件1,350円~1,470円
公開価格6月18日
企業情報https://corporate.shinnihonseiyaku.co.jp/


【手取金の使途】

差引手取概算額395,720千円については、「1 新規発行株式」の(注)3.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限987,252千円と合わせた、手取概算額合計上限1,382,972千円について、設備投資、商品開発、チャネル開発・顧客開発に充当することを予定しております。また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。

①設備投資
設備投資については、情報システムの「効率化」、「事業拡大」、「セキュリティ強化」を進める予定です。調達資金のうち600,000千円を令和2年9月期に充当する計画です。

②商品開発
商品開発については、化粧品はパーフェクトワンのブランド開発、新商品開発、コラーゲン研究を計画、ヘルスケアは機能性表示食品・医薬品等に関する商品開発、新たなスタンダード(定番)商品やサービスの開発を計画しております。調達資金のうち515,000千円を令和2年9月期に充当する計画です。

③チャネル開発・顧客開発
「チャネル開発・顧客開発」について、ECで購入いただくお客さまを増やすための施策として、EC利用層に対するSNSなどの新たな広告媒体の開発や顧客開発に調達資金を充当する予定です。直営店舗販売・卸売販売は免税店やドラッグストア等の新業態への出店等新たな販路開発を計画しており、広告費や人件費等に調達資金を充当する予定です。また、海外は新規エリアへ進出するにあたって実施するフィージビリティスタディ(実行可能性調査)にかかる広告投資等の費用や、新規の顧客開発に取り組んでまいります。

※調達資金のうち上記①、②の残額を令和2年9月期に充当する計画です。



項目株数データ
公募株数300,000株
売出株数4,570,000株
公開株数(合計)4,870,000株
オーバーアロットメント730,000株
上場時発行済み株数20,881,300株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約306.95億円
幹事団みずほ証券(主幹事)
SMBC日興証券 ←当選チャンスかも?
大和証券
SBI証券
マネックス証券 ←完全平等抽選です!
西日本シティTT証券
東海東京証券
いちよし証券


新日本製薬(4931)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,470円を基に吸収金額を算出すると約71.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約82.3億円規模の上場となります。売出し株数が多く新興市場のマザーズと考えると荷もたれ感が発生します。


同社の事業領域は化粧品と健康食品及び医薬品の商品開発、そして販売になります。顧客が抱える美と健康に関する悩みに応えるべく、通信販売を主軸に各販売チャネルを通じて事業を展開しています。また、コールセンターのコミュニケーターや直営店舗のビューティーアドバイザーは顧客のニーズや悩みに合わせ、顧客に合った商品の提案と様々なサポートを行っています。


通信販売はスキンケア、ベースメイク、ヘアケア等の化粧品、健康食品及び医薬品を通信販売で国内の個人へ販売しています。テレビや新聞、雑誌等のメディアへ出稿している広告等を見て問い合わせ頂いた方々に対し、自社及び外部委託をしているコールセンターのコミュニケーターにて注文を受けるとともに、コールセンターより商品の提案と様々なサポートを行っています。


通信販売では顧客に商品を長く利用頂くために「お買いものサービス」を提案しています。同サービスの中でも、「定期購入サービス」は注文頂いた商品を定期的に販売するサービスになり、累計購入金額に応じて設定されるステージ制で定期購入割引価格で商品を販売しています。


化粧品、健康食品及び医薬品の各商品は電話だけでなく、オンラインショップでの販売も行っています。


新日本製薬IPOの業績と評判


直営店舗販売・卸売販売は、化粧品及び健康食品を百貨店やショッピングセンターへ出店している直営店舗での対面型販売、GMSやバラエティショップ、販売代理店への卸売販売を通じて、全国の顧客へ販売しています。


全国の直営店舗では専門のビューティーアドバイザーが専用のアプリケーションを使用して、肌診断やカウンセリングを実施し、顧客の悩みに合わせた商品の提案を行っています。


海外販売については、平成28年に台湾市場で通信販売を開始しています。その後平成30年に香港市場で店舗販売、中国市場で越境EC、タイ市場で店舗販売を展開しています。海外販売は海外代理店を通じて、店舗やEC等にて販売しています。


主な取扱いやブランドの中で化粧品は、平成12年に基礎化粧品の通信販売を開始し、平成18年5月にオールインワン化粧品ラフィネ パーフェクトワンの販売を開始しています。現在、同社の基礎化粧品は、ブランド名を「PERFECT ONE」へ、リブランディングし、オールインワン美容液ジェル、化粧水、クレンジング・洗顔等をシンプルスキンケア商品として展開しています。


新日本製薬(4931)事業系統図


主力のパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズは、化粧水・乳液・クリーム・美容液・パック・化粧下地の6役を1品で果たすシンプルスキンケア商品として、現在では機能や使用感の異なるタイプをラインナップし、販売しています。


ヘルスケアでは、栄養バランス・生活習慣を整えて顧客の健やかな毎日をサポートするために、健康食品や医薬品を展開しています。ヘルスケア商品についても、化粧品と同様に自社にて商品の企画を行い、製造委託会社にて製品化、物流センターから全国の顧客へ出荷販売しています。


新日本製薬(4931)IPOの販売実績


健康食品の朝イチスッキリ!シリーズでは、人々の健康志向が高まる中、日頃の野菜不足が気になる方のために、国産素材20種類と乳酸菌、酵素をバランス良く配合した青汁である「朝イチスッキリ!青汁サラダプラス」を販売しています。


また、ひざ関節の曲げ伸ばしや柔軟性をサポートする機能性表示食品「ロコアタックEX」、L-カルニチンと体感系サポート成分フォースリーンなどを配合し、ダイエット時の栄養補給をサポートする「カルニチンクィーン」等の商品を販売しております。


医薬品では、からだの内側から肌を整えて、イボ・肌あれに有効なヨクイニンから成分を抽出し、飲みやすい錠剤にした「新日本製薬の生薬 ヨクイニンエキス錠SH」等の商品を販売しています。


新日本製薬(4931)の企業財務情報と配当性向

回次第29期第30期
決算年月平成29年9月平成30年9月
売上高28,37231,210
経常利益2,2752,499
当期純利益1,4771,751
資本金220250
純資産額2,6854,191
総資産額8,5609,491
1株当たり純資産額261.97409.58
1株当たり当期純利益金額147.69174.46
自己資本比率(%)30.743.6
自己資本利益率(%)57.351.8
株価収益率(倍)
配当性向(%)20.720.1
営業活動によるキャッシュ・フロー2,3721,415
投資活動によるキャッシュ・フロー△280△420
財務活動によるキャッシュ・フロー△1,546△419
現金及び現金同等物の期末残高2,3772,954
※数値は百万円単位


第31期第2四半期累計期間(平成30年10月01日~平成31年3月31日)
売上高は16,546百万円
営業利益は1,447百万円
経常利益は1,419百万円
四半期純利益は865百万円


当社の主力商品である化粧品市場は、国内は引き続き堅調に推移するものと思われます。また、海外においては、中国を中心にアジア圏で緩やかな成長が続いております。

このような市場環境のもと、通信販売では、当社の主力商品であるパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズをご利用のお客さまに、夜用の高保湿クリームやヘルスケア商品などの併売促進を強化しております。

直営店舗販売及び卸売販売においては、各取扱店舗数の増加や売り場拡大の施策により、継続的に販売数量が伸びております。海外販売については、台湾の新光三越にて期間限定ショップの開設、タイでの取扱店拡大など、顧客とのタッチポイントを増やすとともに、SNSを活用した認知向上施策を継続して行っております。



新日本製薬(4931)従業員と株主の状況

会社設立は1992年3月11日、福岡県福岡市中央区大手門一丁目4番7号に本社を構えます。社長は後藤孝洋氏(昭和46年1月16日生生まれ)、株式保有率は8.86%です。従業員数363人で臨時雇用者は291人、平均年齢36.4歳、平均勤続年数5.8年、平均年間給与4,289,000円です。


セグメント別では通信販売252人、直営店舗販売・卸売販売13人、海外販売6人、その他92人となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)
株式会社ラプリス5,790,00028.11
山田 英二郎5,750,00027.92
山田 恵美4,000,00019.42
公益財団法人新日本先進医療研究財団2,250,00010.92
後藤 孝洋1,825,0008.86
八重樫 宏志490,0002.38
新日本製薬社員持株会96,3000.47
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である後藤孝洋及び売出人である株式会社ラプリス、山田英二郎、山田恵美、八重樫宏志、公益財団法人新日本先進医療研究財団、福原光佳は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後90日目の令和元年9月24日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等は行わない旨合意しております。

また、当社は主幹事会社に対し、ロックアップ期間中は主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の発行、当社普通株式に転換若しくは交換される有価証券の発行又は当社普通株式を取得若しくは受領する権利を付与された有価証券の発行(ただし、本募集、株式分割、ストックオプションとしての新株予約権の発行及びオーバーアロットメントによる売出しに関連し、令和元年5月23日開催の当社取締役会において決議された主幹事会社を割当先とする第三者割当増資等を除く。)等を行わない旨合意しております。



上位株主には90日間(令和元年9月24日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


新日本製薬(4931)IPO大手初値予想と各社配分

仮条件範囲は1,350円~1,470円に決定し想定発行価格が上限設定になっています。吸収額は約71.6億円、OAを含め約82.3億円のままです。同社の成長率が鈍化しているあたりに何かしら手を加えなければ業績が横ばいに陥る可能性があるようです。


また海外販売を売上の10%目途にし、現在のテレビ通販からネット販売に推移する方向で事業拡大につなげたい意向があるようです。2019年09月の業績予想では売上333.2億円になり前期比で6.7%増、経常利益26.1億円になり前期比で4.5%増になる見込みです。


配当は16.8円を予定し配当利回り1.14%になります。現時点では配当性向15%ですが将来的には配当性向30%に引き上げを行うそうです。さらに株主優待についても導入を検討しているそうです。初値については地合い次第でしょう。


初値予想1,500円~1,800円


幹事名配分単位(株)引受割合(%)
みずほ証券(主幹事)3,896,00080.00
SMBC日興証券389,6008.00
大和証券194,8004.00
SBI証券146,1003.00
マネックス証券97,4002.00
西日本シティTT証券48,7001.00
東海東京証券48,7001.00
いちよし証券48,7001.00


類似企業PER
PBR
資生堂(4911)PER44.22倍PBR7.44
ファンケル(4921)PER35.07倍PBR5.95倍
ポーラ・オルビスホールディングス(4927)PER27.21倍PBR3.68倍


当選狙いならみずほ証券からになりそうです。株数が多いことからSMBC日興証券のキャンセルペナルティーを考えると意外とSMBC日興証券も当選しやすそうです。


1口座1抽選方式を採用しているマネックス証券も当選期待ができそうです。その他にはいちよし証券も穴場かもしれません。


SMBC日興証券IPO抽選ルール完全版


マネックス証券のIPO配分は完全抽選だった


株数が多いため情報を集め、申し込みスタンスを決めなければなりませんが当選はしやすそうです。日本製の化粧品や健康食品は海外で人気が高く、台湾や香港、中国本土やタイでも通信販売しているあたりが今後の業績を左右しそうです。


新日本製薬のストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間株式の数(株)発行価格(円)
令和2年11月1日~令和10年8月31日まで14,5001,000


ストックオプション(新株予約権)は14,500株存在していますが、上場時点で行使期限を迎えていないため関係がありません。



新日本製薬(4931)IPO私見と申し込みスタンス

新日本製薬のIPOも微妙な感じがしますが、当選しやすいだけよいかもしれません。売上312億円に対して四半期利益17.5億円となっています。平成28年に売上が一度落ちていますが、全体的に安定した収益があるように思います。


化粧品や健康食品などを扱う企業の上場はそれほど魅力とは言えませんが、もしかすると初値利益が取れるかもしれません。個人的なイメージは公開価格前後で発進し、右肩上がりになるケースが多い気がします。


企業規模もそれなりにあり穴場銘柄になることを期待したいと思います。VC保有株もなさそうですし、公開株式以外の株が流通する可能性は低そうです。収益的に微妙になると思いますが、地合いが良ければ案外うまくいく可能性もあると思います。


当選株数が多いと怖い気もしますが、承認段階では前向きに考えています。地合いが改善すれば長期ホールドも?


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