PO(公募増資・売出)に投資をすれば儲かるのか考察してみました。理想と現実をしっかりとわかっていたほうが良いと思います。
結論から言うと儲かります。ただし資金があると優位な取引ができるため余裕資金の確保が重要になります!
IPO投資を専門に行っている方もPOに投資した経験があるはずです。昔はPOで派手に稼ぐ方も普通にいましたからね。
一財産築いた方もいると思います。私の周りでも派手に投資している方も多かったですからね。
しかし、金融庁から公募増資に関する空売り規制が施行され状況が変化しました。
過去に比べると派手さはありませんが現在でもPOは儲かる投資だと思います。ただ普通にPO株に抽選で参加している手法だとあまり儲かりません。
PO(公募増資・売出)で利益を出す方法をご紹介します!
POで利益を出すには資金が必要です。できれば1,000万円以上の資金を推奨します。手法は店頭証券で口座開設し担当者にPO株を分けてもらいます。その後、ネット証券などでつなぎ売り(空売り)するだけです。
本当の富裕層はつなぎ売りなどせず中長期で現物保有する方もいます。
我々の場合は資金回転をさせてPO株で稼ぎます。上記画像を見ていただくと割引率とあります。
POの場合は割引されて株を購入します!!
市場よりも割安で株を買えますが、割引されても人気がない株はすぐにその分下がるため投資リスクがあります。
また、日程を理解していないといけません。
- 店頭証券で配分を受ける
- ネット証券でつなぎ売りをする
- 受渡日以降に双方を返済(処分)する
この繰り返しを1年中すれば儲かります。ただこれをするには色々と難しい事情もでてきます。
そこまで複雑な投資だとは思いませんが、人により考え方が異なるためポイントだけ書いてみます。
- PO株を貰えない可能性がある
- 期間中に割引された株価よりも下げることがある
- 貸借銘柄じゃないと基本的につなぎ売りができない
- 店頭で配分を受けると株式売買手数料が高い
- 制度信用売りだと逆日歩が発生する可能性あり(つなぐ場合)
- 貸借銘柄でも売禁になる場合がある(つなぐ場合)
- 安定操作期間中でも人気がない株は販売価格に張り付く場合がある。もしくは販売価格を下回る
つなぎ売りは制度信用よりも一般信用がお勧めです。
一般信用売建ができない場合は制度信用売建を利用して逆日歩が付くことまで考えて投資しましょう。
まあ、お金持ちは逆日歩とか考えずにガンガン売りを入れたりしますけどね。
つなぎ売りをしたくても売禁になると両建てきないためリスクが高くなります。両建てすることで株価変動をなくして利益を得る方法ですからね。割引された分のさや取りです!
つなぎ売りせずに配分された株を持ち続ける方も意外にいます。
ただ先ほども書きましたが効率よく儲かるために他の銘柄に資金をシフトさせ2.5%~5%の範囲で利益を上げることが重要になります。
信用銘柄の場合は受渡日を待って損益を確定させます。受渡日以降も持ち続ける方もいます。
ネット証券でPO(公募増資・売出)株の抽選に申込むとどうなる
店頭証券ではなくネット証券でPOに参加することは可能です。ただ思ったほど当選できずに苦しむと思います。欲しい銘柄は殆ど当選できませんからね。
当選できても100株(1単元)くらいなのでつなぎ売りするよりも現物保有のほうが儲かることも多いです。そもそも1単元だと投資金額が低くなるためリスクが限定されます。
値がさ株の場合はつなぎ売りしたほうが良いこともありますが、単価が低い銘柄の場合は「放置が良いかな?」と個人的に思います。
ネット経由でPOに参加し続けることもいいかもしれませんが案外面倒です。日程については店頭でも同じですけどね。
IPOよりもPOのほうが当選しやすくても利益を考えると何とも言えません。
PO投資の場合は店頭証券でまとめて配分してもらうほうが効率が良いと思います。
結局はお金があれば優位な取引ができると言うことです!そもそも富裕層や準富裕層だと動かせる資金が多くなるため投資の幅も広がります。
PO投資はなぜネット証券でつなぎ売りをするの?考察
上記文章を読んでいるとなぜ店頭で配分を受けて店頭証券の信用口座を開設しないのか?と疑問を持った方もいると思います。お金があればそれで構わないと思います。
しかし、大手店頭証券(対面口座)で信用口座を開設するには数千万円必要になることもあります。
例え信用口座が開設できても担当者に利益が出たと容易にわかるため必ずしも良いとは言えません。
店頭口座とネット証券で利益のバランスを保ちながら投資したほうが良いと思います。本来は店頭配分で現渡しできればそれが一番だと思います。
ネット証券だと現渡しを勧めていますが、店頭では「グレーゾーン」だと思います。難しい判断だと思います。
ネット証券だと株式売買手数料も安いのでコストを抑えるために利用する感じですね~
特定口座だと損益通算できない。自分で確定申告しなければいけないデメリットあり
店頭口座(対面口座)とネット証券の両方で取引しているとどちらかがマイナス収支になることがあります。PO投資にはまると複数の証券口座で取引することになると思います。そうするとプラスとマイナスの証券口座が出てきます。上手くいけば全ての証券口座でプラス収支かもしれませんけどね。
例えば店頭証券で300万円プラス、ネット証券で100万円のマイナスとなることも考えられます。またその逆も考えられます。
このような場合は確定申告をすることで損益通算が可能です。※特定口座源泉徴収ありの場合でも
確定申告が面倒なのでしない方もいます。ただ大きなお金でPO投資を検討している方は頭に入れておいたほうが良いと思います!
つなぎ売りするとデメリットもあります。計算すればある程度把握できますけどね。
PO(公募増資・売出)への投資は儲かるの?まとめ
どんな投資でも同じだと思いますが簡単に儲かる投資は殆どありません。また、お金と知識さえあればローリスクに稼ぐ方法はまだまだあります。極端に言えば株主優待のクロス取引もそうですよね。
PO(公募増資・売出)への投資は案外面倒です。担当者とのやり取りも発生し普段から営業を受けることもあります。
儲かったら金融商品を勧められることも多々ありますからね。それと店頭証券で取引するには投資家のメンタルも強くないといけません。
普通に数百万円の金融商品を勧めてくるので断る勇気が必要です。断り続けているとPOの配分がなくなる場合もあります。
相手も人なのでお付き合いが苦手な方は店頭でPO投資をするのはお勧めできません。担当者と相性が良い場合は問題ありませんが、とんでもない営業をしてくる人もいますからね。
今回は日程などについては詳しく説明しませんでしたが、POで儲かりたい方は店頭証券をクリアしなければいけないことを覚えておきましょう。担当者が変わって配分がまったくない方も読者にいました。
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