ONIGIRI Funding(おにぎりファンディング)が不動産投資型クラウドファンディングを開始しました。どんな特徴がある企業なのか詳しく調べ、評判と評価の目線で今回も調べつくしました。口コミはまだ少ないみたいです。
投資を行ってよい企業なのかメリットやデメリットを合わせてご紹介します。もちろんクラウドファンディングを実際に行う投資家目線で評価を今回も行っています!
※ONIGIRI Funding公式サイト引用
不動産特定共同事業法(不特法)を利用した企業がどんどん登場しています。毎月のように新しい事業者が登場するため投資家もどこで投資を行ってよいのか悩んでいると思います。
知名度が高い大手企業はサービスがしっかりしています。また広告費を膨大に掛けることができる企業は、ベンチャーキャピタルが出資していたり株主になっている事業者も多数確認できます。
さらに上場企業が直接運営している企業(事業者)も多くなってきました。しかし広告費をかけ有名になればなるほど投資家が投資できない環境が続いています。
もちろん上場企業が運営している不動産投資型クラウドファンディングは超人気となり、ファンドが組成されても即完売となることも多くなっています。
そこで注目したい企業が「ONIGIRI Funding」のような不動産事業をメーンとしている企業が運営する不動産投資型クラウドファンディングです。一部の企業では人気になっているようですが、まだまだ投資妙味があると思います。そこで今回も詳しく調べたので参考にしてください!
- 投資スペックを詳しく調べその内容を書いている
- 投資家目線でメリットとデメリットをまとめている
- 劣後出資の内容を詳しく書いている
- 投資を行っても良い企業なのか自己評価を行っている
ONIGIRI Funding(おにぎりファンディング)への投資は儲かる?簡単に特徴をまとめました
ONIGIRI Fundingというネーミングが気になって仕方がありません。公式サイトを確認するとコンセプトが書かれていました。最近は投資初心者をターゲットにしたわかりやすいネーミングが多いように感じます。投資は1万円から可能です。また不動産取引は業界のノウハウを熟知した「きらめき不動産株式会社」が行います。投資家は投資を行いたいファンドを選択して投資を行うだけなので手間がかかりません。
詳しく類似企業を調べると投資金が1万円からだったり、50万円や100万円以上など様々あります。同社の場合は1万円から出資可能とあり個人投資家も投資しやすい環境だと言えます。
儲かるか儲からないかと言えば「儲かるでしょう!」ただし元本保証の投資ではないことを常に理解しておいて下さい。何処で投資しても元本保証の投資ではありません。

※ONIGIRI Funding公式サイト引用
小さな一粒もたくさん集まれば「おにぎり」になり、一俵の俵にもなる。少額から始めても、形や素材、握り方次第で短期的でも美味しく仕上げることができるのが不動産投資です。
まず1万円からの小額投資を行うことができます。そして利回りが公式サイトに8%と書かれています。業界でも8%という高利回りはあまりありません。それだけリスクが高いのか?もしくは自社利益を削って投資家にリターンを提供しているのか?と考えています。
サービス開始間もないことから利回りを高めに設定しないと、顧客が付かないことなども考慮しているのかもしれません。どの企業も投資家登録者が多くなってくると利回り低下となることが多いように思います。
この辺りは運営方法として仕方がない部分かもしれません。
その他に「損するリスクが低い」という表現を同社は使っています。一見、詐欺っぽい言葉のように感じますがそうではありません。同社が言いたいのは投資家の安全性を最大限確保していると言いたいだけだと思います。
これについては別にまとめたいと思います。優先劣後方式を取り入れ投資家の元本や配当金を守る役割をおにぎりファンディングが引き受けているだけです。
公式サイトを確認する限り劣後出資30%になっているようです。これは業界でも最大限のサポートサービスになるため投資家にメリットしかありません。
利回り8%と優先劣後(劣後出資)について詳しく調べてみました
おにぎりファンディングの利回りが8%の高利回り設定となっていることから人気がありそうです。ただ現段階で全てのファンドに8%程度が設定されるのかわかっていません。公式サイトには「8%の高い想定利回り設定」という表記があります。

※ONIGIRI Funding公式サイト引用
公式サイトにあるように想定利回りが年利8%であれば、100万円を一年間運用することで得られるリターンは8万円になります。
比較対象として銀行の定期預金などが用いられ、5年定期預金でも年利0.01%になると書かれています。ネットを屈指して金融機関の利回りを調べると0.3%~0.4%程度は確認できました。
それでも100万円の0.4%で4,000円です。この数値をどう投資家が捉えるかだと思います!
100万円の0.1%だと1,000円、8%だと80,000円になります。金融機関の利回りは低金利の影響でかなり低いのが現状です。しかし、投資を行えばその数倍~数十倍の利益を得ることができます。
少しでもリスクを取りたくない方は投資は避けたほうが良いです。ただお金を金融機関に預けていても一向に増えない現状に悩ましいと思う気持ちがあれば、小額から投資を行うことを検討してもよいと思います。

※ONIGIRI Funding公式サイト引用
上記は公式サイトで説明されている優先劣後出資の内容です。少しわかりにくいので説明を加えたいと思います。
左の画像は1,000万円の出資金を投資家から集めて運用した場合、300万円の損失が出ても投資家は損をしないということを表しています。不動産投資を専門に取り扱う企業がそのようなミスを犯すとは思いませんが、不動産価値の急落となるようなイレギラーなことが起こるかもしれません。
その場合に投資家の出資金を保護する役割があります。法律的に元本保証と書けないためこのような措置が取られていると考えられます。
右の図は150万円の損失が出た場合に投資家の出資金が守られると言うことを表しています。こちらのほうがわかりやすいかもしれません。公式サイトでは下記のような文言が書かれています。
投資家の方々には優先出資者としてご参加頂き、当社が劣後出資金として出資します。応募金額の70%は優先出資者、30%は劣後出資者になります。
運用中に不動産評価額が下落したら、最終的な利回りも下がってしまいます。その際は、下落分を「劣後出資者」の元本から負担します。「劣後出資者」の元本全額でも負担しきれない場合に、「優先出資者」の元本から負担することになります。そのため、不動産評価額の下落率が30%を超えない限り「優先出資者」の元本が減少することはありません。
不動産投資型クラウドファンディングへ投資を行う場合に、優先劣後システム(劣後出資)を採用している企業をできるだけ選ぶことが投資のポイントだと思います。
同社のように利回り8%と高額利回りを設定する企業は少ないです。多くの企業は4%~5%程度だと思います。やはり不動産投資を専門に取り扱う企業だからこそできる高利回りなのかもしれません。
運営会社のきらめき不動産株式会社の企業概要を調べてみました
運営企業はきらめき不動産株式会社になり上場企業ではありません。しかし、公式サイトを確認するとAI(人工知能)を用いたビジネスを展開したり、物件情報をデータベースに蓄積し投資家一人一人にあったプランを提供している企業です。不動産の購入や売却などデータに基づいた堅実な不動産投資が行える企業となっています。ホームページの作りも今風の企業だと思いました。

※きらめき不動産株式会社公式サイト引用
項 目 | その内容 |
会社名 | きらめき不動産株式会社 |
本社住所 | 〒220-0021 神奈川県横浜市西区桜木町5丁目26−12−2F |
設立 | 2008年7月 |
資本金 | 1億円 |
代表取締役 | 後藤 聡志 |
免許番号 |
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業務内容 |
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所属団体 |
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保証協会 | 社団法人 全国宅地建物取引業保証協会 |
その他 | 横浜商工会議所 |
横浜を中心に不動産投資を行っている企業になり、不動産売買業務や不動産投資コンサルティング業務、不動産投資セミナー業務などを行っています。
AI(人工知能)を用いて顧客のニーズに合う物件探しを得意とし、不動産投資が初めての方にはマネーコンダクターが親身に対応するそうです。
収益不動産や事業継承、相続不動産などに対応できる企業となっています。また本社の他、自由ケ丘支店、大阪オフィス、川崎オフィスがあるそうです。
自社で不動産のリノベーションや開発などを行う企業ではなく、不動産投資を専門に行う企業となっています。書籍を自社で4冊発行していることが確認できました。きらめき不動産代表取締役の後藤聡志氏による書籍です。
このことから知識や経験が豊富だと考えられます。
ONIGIRI Funding(おにぎりファンディング)のメリットとデメリットを徹底考察!
ONIGIRI Fundingはインターネットの仕組みを利用した不動産投資のため簡単に投資ができます。しかし初めて投資を行う方は不安だと思います。同社の場合はまず知名度が低いためこれから信用を勝ち取らなければなりません。心配な方は口座開設だけ準備を行い、ファンド組成が増え実績が伴った段階で投資を行ってもよいと思います。
- インターネットを使って簡単に投資ができる
- 口座開設費用や維持管理などは全て無料
- ファンドへの申込は先着方式と抽選方式を採用している
- 類似企業比較で利回りが高く設定されている
- 優先劣後方式を採用しているため投資家の元本や分配金が守られる構造
- 大手に比べ知名度が低い
- 元本保証の投資ではない
- 運営企業が破綻した場合投資金が戻らない可能性がある
- デジポット型の運用ではない
メリットとデメリットを取上げてみました。知名度の部分はこれから実績を積み上げていくしかないと思います。競合となる企業が多くあることでサービスの差別化が必要になるでしょう。
同社の場合はファンドにより振込先が異なるそうなので、振込代金が都度発生するようです。出金については同社負担になっています。
また、中途解約はやむを得ない事由が存在する場合にのみ解約申し出を受け付けてくれることになっています。
中途解約申請書はマイページの各種申請からダウンロード後、印刷を行うようになっています。「やむを得ない事由」とは、事業者の信用が低下したことが明らかになった場合と記載がありました。そのため通常は中途解約が難しいと考えたほうがよさそうです。
その他、法人口座が開設できなかったり海外移住者の口座開設ができないことも公式サイトに書かれていました。退会手続きは同社のお問い合わせページから連絡をすれば退会手続きが可能です。
ONIGIRI Funding(おにぎりファンディング)の口座開設と入金の手順を調べました
ONIGIRI Fundingの口座開設手順を調べてみました。この辺りは他社と変わりありません。
※ONIGIRI Funding公式サイト引用
まず無料会員登録を行います。会員登録はメールアドレスとパスワード設定が必要になります。その後流れに従い会員登録完了後、本人確認情報をサイト上で入力する形になります。
本人確認情報の登録が完了しハガキが登録住所に送られてくるので、ハガキに書かれた本人確認IDをサイト上に入力します。ここまで済むと登録が全て完了します。
その後は出資したいファンドに申込を行い、募集期間終了後に抽選結果がメールで送られてきます。当選していれば出資できますが落選の場合は投資できません。
最近は先着順の投資ではなく抽選による配分を行う企業が増えています。まだ組成されたファンド数が少ないため先着方式が多いのか抽選方式が多いのか定かではありません。ファンド組成金額が大きくなると先着順と抽選を併用してくるのと考えています。
入金は投資を行ったファンド受付完了後、振込先がメールで送られてきます。多くの企業で同じような仕組みとなっているため他社で投資を行ったことがある方は簡単だと思います。
株式投資型クラウドファンディングに興味がある方は下記記事が参考になりそうです。企業別にインタビューも行っています。
株式投資型クラウドファンディング(ECF)のセカンダリー投資が始まろうとしています。日本ではまだ馴染みの少ない投資方法になるため参加者が限定されると思います。しかし長期的に考えた場合に魅力がある投資だと考えられます。 こ …
ONIGIRI Funding(おにぎりファンディング)の口コミはどうなっている?本当に人気なの
ONIGIRI Fundingの口コミは現時点ではありませんでした。理由としては第1号案件のファンドが数日前に募集を開始しているためです。
※ONIGIRI Funding公式サイト引用
第1号案件は「グランツ・シュロス」という築年数2013年の築浅物件となっています。小田急電鉄江ノ島線・鵠沼海岸駅まで徒歩10分の案件です。
募集方式が先着方式で想定利回り8%、運用期間は6ヶ月で募集金額1千万円です。出資口数上限が400口となっています。単純に1口25,000円の想定となっています。
ファンドの内容はかなり良いと思います。口座があれば出資してもよいでしょう!
口コミについては今後追記したいと思います。実際に投資を行った投資家の評判や評価も個人的に気になります。不動産投資型クラウドファンディングのスペックは全般的に悪くありません。
どちらかと言えば頑張っている印象を受けます。
ONIGIRI Funding(おにぎりファンディング)は投資を行っても良い企業なの?まとめ
同社への投資は悪くないと思いますが、気になるのは知名度だと思います。これからファンド組成を行い投資家の心をつかむ必要がありあます。代表取締役の後藤聡志氏が書籍を発行していることで企業の信頼度は上がると思います。もちろん不動産投資を専門に取り扱う企業であることも材料視できます。

項 目 | その内容 |
口座開設費 | 無料 |
口座維持管理費 | 無料 |
運用手数料 | 無料 |
振込手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 無料 |
投資前に気になる項目を上記に書き出してみました。投資を行うにあたり出資金(元本)の他には用意された口座に振り込む手数料が必要です。
また、投資を行ったあとは償還されるのを待つだけの投資です。ほったらかしの投資と言われるのはこの辺りからも想像できるはずです。
不動産投資型クラウドファンディングへ投資を行った後に何もすることがありません。ただひたすら償還されるのを待つだけの投資です。たまに予定された期日前に早期償還となることもあります。逆に予定されていた期日を超えて償還されることもこれまでの経験でありました。
同社へ投資を行うことに少し不安がある方は下記記事を参考にしてください。私も実際に投資を行っている企業をご紹介しています。Funds(ファンズ)は一番人気がある企業だと思います。
確定申告を行う場合は20万円以内の利益であれば申告不要の方もいます。課税区分は雑所得扱いになります。
分配金が高めの設定されているため個人投資家に人気があると考えています。タイトルで付けた2つのデメリットは、知名度が低い事と元本保証の投資ではないことです。個人的には大きなデメリットとは言えないと考えています。
30%の劣後出資は業界でも最大規模になるためリスクはかなり軽減できると思います。単に不動産会社がクラウドファンディングを行うのではなく、不動産投資を行っている企業がクラファンに進出してきたと考えてよいでしょう。
数年前までは怪しい投資として考えていた方が多かったように思います。しかし現在は資産運用としてかなりメジャーな投資になっています。簡単な投資のため「株式投資型クラウドファンディング」は益々人気が高まりそうです。
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