MFS(196A)がグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。ベンチャーキャピタル出資が多く公募組は悩むIPOとなりそうです。


主幹事はSMBC日興証券、みずほ証券、マネックス証券の3社が共同主幹事となっています。


公開株数4,324,200株、オーバーアロットメント648,600株です。上場規模は想定発行価格400円から計算すると約19.9億円になります。海外販売も行われる予定です。


MFS(196A)IPOが上場承認
※MFS公式サイト引用


同社はオンラインテクノロジーを活用し、ユーザーにとって最適な住宅ローンサービス、最適な不動産投資用サービスの開発・提供に取り組んでいる企業です。


ただ先行投資なのか赤字体質の企業となっています。今期15期目となり黒字が近いのかもしれません。


主要サービスは「モゲチェック」になり、住宅ローン審査申込に応じて銀行から手数料を受領するフロービジネスとなっています。


現在の日本市場は金利上昇局面にあるためさっさと上場してしまいたいと思っていることでしょう。目論見では低金利環境が継続する可能性が高いと出ていますが円安を止めないといけませんからね。


事業は先行投資を行い収益力も高まっているそうです。赤字継続なら金融機関からの借入やエクイティファイナンスを検討するそうです。


MFS(196A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日6月21日
市場グロース市場
業種その他金融業
事業内容オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」の開発・提供、不動産投資の総合プラットフォーム「INVASE」の開発・提供
ブックビルディング6月06日~6月12日
想定価格400円
仮条件370円~400円
公開価格6月13日
初値結果
企業情報https://www.mortgagefss.jp/
監査人EY新日本有限責任監査法人
手取金の使途
  • 人材への投資
  • マーケティングへの投資


項目株数データ
公募株数2,700,000株
売出株数1,624,200株
公開株数(合計)4,324,200株
オーバーアロットメント648,600株
上場時発行済み株数9,072,600株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約36.3億円
幹事団SMBC日興証券(共同主幹事)
みずほ証券(共同主幹事)
マネックス証券(共同主幹事)
野村證券
SBI証券
東海東京証券
楽天証券
松井証券
中銀証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


MFS(196A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格400円を基に吸収金額を算出すると約17.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約19.9億円規模の上場となります。


同社グループはMFSと連結子会社(コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社)の計2社で、住宅ローン及び不動産投資用ローンの媒介、投資用不動産の媒介を主な事業として取り組んでいます。


事業は「モゲチェック事業」「INVASE事業」にわかれます。


MFS(196A)の業績
※有価証券届出書引用


モゲチェック事業は、ウェブサービス及びスマートフォン向けアプリを通じて住宅購入予定者に対する住宅ローンの媒介を主要業務としています。


ユーザーの住宅ローン審査申込に際して審査申込先銀行と契約している広告代理店より広告宣伝費を受領しています。


また、住宅ローンの媒介に係る顧客獲得のためにオンラインマーケティングを中心とした広告戦略に加え、保険会社向けのモゲチェック機能の紹介及び住宅購入予定者に対する利用促進などを行います。


MFS(196A)のモゲチェックサービス会員数
※有価証券届出書引用


INVASE事業は、ウェブサービス及びスマートフォン向けアプリを通じて2つの主要業務があります。


1つ目は投資用物件購入予定者に対する投資用不動産の仲介です。2つ目は当該投資用不動産の仲介に係る顧客獲得を目的とした各種業務です。


具体的には投資用物件購入予定者及び投資用物件保有者に対する不動産投資用ローンの媒介、投資用物件購入予定者に対する投資用不動産物件の紹介、不動産会社に対する投資用物件購入予定者の紹介等を行います。


MFS(196A)IPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


モゲチェックサービス会員数とINVASEサービス会員数は順調に増加しているそうです。


取引先大手にはサイバーエージェント、ADWAYS DEEE、バリューコマースの名前が掲載されています。


MFS(196A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2009年7月01日、東京都千代田区大手町一丁目6番1号に本社を構えます。


代表取締役CEOは中山田明氏(1967年1月03日生まれ)、株式保有率は23.05%(1,614,200株)です。三井物産出身になりその後は証券会社や銀行などに入社されています。


従業員数44人で臨時雇用者18人、平均年齢38.8歳、平均勤続年数3.1年、平均年間給与6,873,000円です。連結従業員数は60人で臨時雇用者は25人です。


連結のセグメント別従業員数はモゲチェック事業14人(臨時10人)、INVASE事業20人(臨時9人)、全社共通26人(臨時6人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
中山田 明1,614,200株23.05%
JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合812,400株11.60%
塩澤 崇600,000株8.57%
テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合464,000株6.62%
グロービス5号ファンド投資事業有限責任組合456,800株6.52%
BIG1号投資事業有限責任組合306,000株4.37%×
YJ2号投資事業組合284,000株4.05%×
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2024年12月17日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


ベンチャーキャピタル(VC)出資等に対しては180日間のロックアップ付与、また発行価格(売出価格)1.5倍以上でロックアップ解除となります。


上記掲載株主の「BIG1号投資事業有限責任組合」「YJ2号投資事業組合」は売出株で全株式を処分します。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


MFS(196A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が370円~400円に決定し上場による吸収金額は最大で約19.9億円、時価総額は約36.3億円になります。


住宅ローン比較以外に信用力分析に基づいたローン提案ができるため他社と差別化ができています。ただ消費者には他社との差別化が伝わりにくいようです。


上場前の取引の株価から大幅に割引されていますが競合比較では割安とは言いにくいようです。結果人気はなさそうです!


大手初値予想400円~500円
修正値400円前後

※注目度B


業績を確認すると2024年の連結予想を確認することができました。売上19.65億円となり前期比22.28%増、経常利益-1.27億円となり前期-1.47億円から赤字継続となります。


四半期利益は-1.27億円となり前期-1.49億円から赤字縮小の予想が出ています。モゲチェック事業は黒字化していますが新事業のINVASE事業が足を引っ張っているようです。


公開価格が400円決定の場合の指標はEPS-19.82からPERは計算不可、BPS225.56からPBR1.77倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


成長期待はあるものの黒字化する道筋が現時点で見えにくく上場後もしばらく赤字が続きそうです。某紙では2割増収が続くのであれば「来期に黒字化することも可能」とのコメントがあるようです。


kimukimu

上場による知名度アップで提携先が増えることに期待でしょう。ただファンド出資が多いため当面は頭打ち状態が続くのかもしれません。ロックアップを外しに行く展開は難しそうです。

ちなみにVCはロックアップ180日間で解除倍率は発行価格1.5倍以上となっています。



業績が赤字、そしてファンド売出株もそこそこ多いため微妙なIPOだと思います。今の地合いだと消化不良かもしれません。3社共同主幹事なので最後まで悩みたいと思います!


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(共同主幹事)-株-%
みずほ証券(共同主幹事)-株-%
マネックス証券(共同主幹事)-株-%
野村證券-株-%
SBI証券-株-%
東海東京証券-株-%
楽天証券-株-%
松井証券-株-%
中銀証券-株-%
※公開価格決定時に引受け割合が決定します


悩ましいIPOが登場しました。今期業績予想を確認してからブックビルディングに参加するのか判断したいと思います。


驚いたのは久しぶりにマネックス証券が主幹事入りしていることです。引受けた株数を全て抽選に回すため当選しやすそうです。公開株数が多いため期待できそうです。


SMBC日興証券がブラックランナーなのでIPO抽選に参加する場合は申込んでおきましょう。みずほ証券は資金不要で抽選に参加できるため当選確率は低そうです。


単価が低いため投機資金が入ることを祈りたいと思います。マネックス証券のIPOルールは下記記事でまとめています。


期間限定でdポイントが4,200円分貰えるためこの機会に口座開設を行うとお得です。




ヤマワケエステートのファンド抽選に申込み続けています。当選すれば利回り10%以上が狙えます。


事前入金が不要なので手当たり次第抽選に参加しています。サービスについては下記記事が参考になりそうです。最後にアマギフキャンペーンについても説明しています!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
LIFULL(2120)PER70.51倍PBR0.65倍
エイチーム(3662)PER15.85倍PBR1.33倍
リビン・テクノロジーズ(4445)PER12.15倍PBR1.93倍
※2024年6月07日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2021年2月09日~2028年2月08日48,600株654円
2021年3月31日~2031年3月31日35,000株862円
2021年5月08日~2029年4月26日33,200株700円
2023年6月30日~2033年6月30日13,800株862円
2023年6月30日~2033年6月30日11,600株861円
2023年7月01日~2031年6月30日195,800株300円
2025年1月28日~2033年1月27日122,000株300円
2025年6月30日~2033年6月27日113,000株300円
2026年2月23日~2034年2月22日58,200株1,500円


ストックオプション(新株予約権)は338,000株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数6,372,600株に対する新株予約権の割合は9.90%に相当します。新株予約権による潜在株式数は631,200株です。


MFS(196A)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

MFSのIPOは少し微妙だと思います。


IPOには当選しやすそうなので仮条件を待ちたいと思います。電通やソニーグループ、ドコモ、マネックスなども出資しています。


MFS(196A)IPOのまとめ
※MFS公式サイト引用


上場日までに日銀の金融政策が大きく変わることはないと思いますが、中長期的には金利上昇による住宅ローン審査申込件数の減少や投資用不動産仲介件数の減少も考えられます。


今期第15期での上場なので時間も掛かりやっと上場する印象を受けます。


現時点ではテクノロジーを活用した住宅ローン提案サービスを提供する競合は少ないそうです。不動産業界はIT化がそもそも遅れていると言われています。


収益は同社サービスを利用した顧客を銀行に送客することがポイントになります。顧客数は増加傾向にあり上場による知名度アップも期待できそうです。


kimukimu

黒字化した場合は税務上の繰越欠損金が存在するため見た目の業績がよさそうです。一時的ですけどね。



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複数ファンドに投資した合計金額なので意外にいけそうです。50万円投資だと2.6万円分なので凄いです。詳しい内容をまとめたのでよかったら参考にしてください。


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