ログリー(6579)が東証マザーズに新規上場承認されました。SMBC日興証券が主幹事を務め人気のIPOとなりそうです!メルカリの翌日に上場することから初値がいつもよりも高くなることも考えられます。ビッグデータなどを活用した自社プラットフォームである「logly lift」を提供している企業です。


黒字化したばかりの企業ですが、勢いがありIPO投資家には人気となるでしょう。公開株数も448,900株とオーバーアロットメント67,300株となっているため通常サイズです。市場からの吸収金額も約8.7億円とサイズ的にも問題ありません。


ログリー(6579)IPO上場


2006年から事業を始め現在では海外展開も行っているそうです。ベンチャーキャピタル出資もありますがそれほど株数は多くなく全体的なコンディションも良さそうです。さらにVOYAGE GROUP(3688)が株主にいるため多少の話題づくりにも貢献しそうです。新規上場時の個人的な感想は「IPOに当選したい!」につきます。
抽選に並ぶほかありませんが当選狙いです!


ログリー(6579)IPOの詳細データ

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種サービス業
事業内容ネイティブ広告に特化したインターネット広告配信プラットフォーム「logly lift」のサービス提供
公開予定6月20日
ブックビルディング期間6月05日~6月11日
想定価格1,680円
仮条件1,680円~1,860円
公開価格6月12日
企業情報https://corp.logly.co.jp/


【手取金の使途】

差引手取概算額548,261千円については、以下の使途に充当する予定であります。

① ネイティブ広告プラットフォームである「logly lift」について、広告配信において広告がクリックされやすくなるための開発を目的とした外部のシステムエンジニアへの外部委託費用として平成31年3月期に23,161千円、平成33年3月期に新機能追加開発費用として84,000千円の合計107,161千円を充当する予定

② 平成31年3月期に人員増加に伴うオフィススペース拡張のための本社移転を予定しているため、当該敷金に係る費用として26,142千円、本社の内装工事の為の設備投資として平成31年3月期に25,000千円となり、さらに本社に係る家賃分として39,248千円(平成31年3月期:12,400千円、平成32年3月期:26,848千円)となるため、合計で90,390千円(平成31年3月期:63,542千円、平成32年3月期:26,848千円)を充当する予定

③ 当社の今後の成長に必要なAIに係るプログラミング技術を取得した人材等の採用費及び人件費として297,151千円(平成31年3月期:121,289千円、平成32年3月期:89,016千円、平成33年3月期:86,847千円)、人員増加に伴う備品等の購入費用として3,559千円(平成31年3月期:1,256千円、平成32年3月期:1,256千円、平成33年3月期:1,047千円)、合計300,710千円(平成31年3月期:122,545千円、平成32年3月期:90,272千円、平成33年3月期:87,894千円)を充当する予定

④ 財務体質改善及び経営基盤安定化のため金融機関からの運転資金を目的とした借入金の返済として平成33年3月期に50,000千円を充当する予定



項目株数データ
公募株数359,900株
売出株数89,000株
公開株数(合計)448,900株
オーバーアロットメント67,300株
上場時発行済み株数1,898,900株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約31.9億円
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
SBI証券
みずほ証券
岡三証券 岡三オンライン証券
丸三証券
極東証券


ログリー(6579)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,680円を基に吸収金額を算出すると約7.5億円となり、オーバーアロットメントを含めると約8.7億円規模の上場となります。


業績は下記画像のように新興市場IPOで好まれる勢いあるものとなっています。売上の伸び率が高く、それに伴い赤字から黒字へ転換しています。今期の第3四半期ですでに前期の利益を超えていることから初値期待も高いと思います。


ログリー上場評判



ログリーの事業は、ネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」を主軸としたネイティブ広告プラットフォーム事業となっています。「logly」のログは蓄積されたデータを意味しているそうです。蓄積されたデータを統計的手法やプログラミング技術を用いて分析し、事業の用に供せるよう新しい価値を見出すことを目指しているそうです。
※ネイティブ広告とはデザイン、内容、フォーマットが、媒体コンテンツの形式や機能と同様でそれらと一体化している広告のこと


従来のディスプレイ広告ではユーザーが煩わしいと感じ、クリックしなくなる傾向があるため同社では、課題を解決するための広告配信としてネイティブ広告を提供しています。平成24年10月よりネイティブ広告プラットフォームである「logly lift」を利用したネイティブ広告配信サービスをアドネットワークの中で提供しているそうです。


また、ユーザーがコンテンツの一部である広告に気が付いたときに、ユーザーにとってその広告がWEBサイトを閲覧している時の「興味や関心」と合致しているもという観点でシステム開発を続けているそうです。


ログリーIPOの事業内容詳細


最近の広告配信技術にある話ですが、ユーザーがどのようなことに興味があるのかをまず把握し、あらかじめ興味があるような広告を用意しておくというわけです。美容やダイエット関連だとわかりやすいでしょう。また同社はビッグデータを活用しているためIPOにおいても人気ワードとなっています。


その他にも動画広告配信も行っており、ブラウザからの閲覧だけでなくスマートフォン向けのアプリ上でも広告枠を設置し、広告枠内で動画コンテンツを再生できます。ユーザーの視聴時間やクリック数を計測して広告主へ提示することで広告の効果を提供するそうです。


また、海外サービスも行っており台湾を含めた東南アジアの市場で現地の広告代理店とタイアップする方法により東南アジアへサービスを展開しています。広告市場を考えると日本の6分の1しか規模がなく、今後の市場拡大に乗ることができれば大きな利益を狙えるそうです。


ログリー(6579)の企業財務情報と配当性向

回次第10期第11期
決算年月平成28年3月平成29年3月
売上高406,256911,801
経常利益又は経常損失△58,00249,922
当期純利益又は当期純損失△58,30763,520
持分法を適用した場合の投資利益
純資産額385,522449,042
総資産額524,298675,207
1株当たり当期純利益金額△40.2341.27
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
自己資本比率(%)73.566.5
自己資本利益率(%)15.2
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー△55,19344,632
投資活動によるキャッシュ・フロー△126,04688,608
財務活動によるキャッシュ・フロー407,642△1,008
現金及び現金同等物の期末残高301,324437,658
※数値は千円単位


第12期第3四半期累計期間(平成29年4月01日~平成29年12月31日)
売上高1,140,938千円
経常利益69,787千円
四半期純利益67,726千円


ログリー(6579)従業員と株主の状況

会社設立は2006年5月30日、東京都渋谷区道玄坂一丁目16番3号に本社を構えます。
社長は吉永浩和氏(昭和52年9月30日生まれ)、株式保有率は30.79%です。
従業員数は33名で臨時雇用者数が3名となっています。平均年齢32.6歳、平均勤続年数2.6年、平均年間給与約5,135,000円です。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)
吉永 浩和505,00030.79
岸本 雅久295,00017.98
株式会社VOYAGE GROUP250,00015.24
アイティメディア株式会社88,0005.36
株式会社VOYAGE VENTURES86,0005.24
株式会社シーエー・モバイル85,0005.18
SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合60,0003.66
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、売出人である株式会社VOYAGE VENTURES及びアイティメディア株式会社、当社株主である株式会社VOYAGE GROUP、株式会社シーエー・モバイル、SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合、みずほ成長支援投資事業有限責任組合及びKDDI新規事業育成2号投資事業有限責任組合は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の平成30年9月17日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出における売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。

貸株人である吉永浩和、貸株人かつ売出人である岸本雅久、売出人である吉永秀雄、吉永恵一、吉永正則及び吉永誠、当社役員かつ当社株主である池永彰文、当社株主である井口毅昭、山﨑雅弘、吉永景子及び吉永清、当社新株予約権者である三浦愛、藤澤裕人、三本彩花及び八尋暁深は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成30年12月16日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。



上位株主には90日間(平成30年9月17日)のロックアップが付与され、ロックアップ解除倍率は1.5倍となっています。
その他、貸出人等に180日間(平成30年12月16日)までのロックアップが付与されています。


ログリー(6579)IPO大手初値予想と各社配分

仮条件範囲は1,680円~1,860円となり、想定発行価格を下限にし上限方向に200円広げられています。市場からの吸収額は約8.3億円となりオーバーアロットメントを含め約9.6億円となります。200円の引き上げで9千万円ほど規模が大きくなっています。マザーズ上場を考えると普通サイズです。


EPS63.56を基にPERを算出すると約29.3倍、BPS2,357.76を基にPBRを算出すると約0.8倍となります。2019年単独業績予想では売上126%増、経常利益31.7%増の増収増益見込みとなっています。


初値予想3,800円~4,300円

初値予想(第2弾)3,800円~4,300円変わらず!


株主にベンチャーキャピタルがいますが、株数はそれほど多くはありません。初値2倍越えは確実視されているようですから是非当選したい銘柄です。IPO環境もメルカリ上場効果により回復しており同社に限っては日程的にも得をしそうです。メルカリ当選株数が少なくてもログリー1回の当選で爆益に?どれでもいいので前半戦のIPOに当選したいですよね。


幹事名配分単位(株)
SMBC日興証券(主幹事)403,500
SBI証券20,700
みずほ証券12,400
岡三証券4,100
丸三証券4,100
極東証券4,100


類似企業PER
PBR
フルスピード(2159)PER15.86倍PBR4.46倍
VOYAGE GROUP(3688)PER20.31倍PBR1.82倍
フリークアウト・ホールディングス(6094)PER125.69倍PBR7.39倍


公開株式数から考えて主幹事であるSMBC日興証券からの当選期待が高いでしょう。SBI証券からだとIPOチャレンジポイントを使った当選になりそうです。基本的に主幹事狙いになりそうですね。


SMBC日興証券IPO抽選ルール完全版


前受け金不要の岡三オンライン証券も委託販売経由で取扱いがあると思うので、当選期待は低くても申込むだけ申し込んでおきましょう。タイアップ期間になり現金3,000円をプレゼント中です。


ログリーのストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間株式の数(株)発行価格(円)
平成28年6月27日~平成38年6月26日36,000700
平成29年6月26日~平成37年6月25日41,0001,200
平成30年6月24日~平成38年6月23日19,6001,300
平成31年6月30日~平成39年6月29日4,8001,500


ストックオプション数は101,400株と少ないためそれほど気にするようなことはないでしょう。行使期限を迎えている株数は77,000株となっています。


ログリー(6579)IPO私見と申し込みスタンス

ログリーIPOは狙いたい銘柄だと思います。初値2倍以上は確実だろうと考えていますがどうでしょうか。HEROZ(4382)の初値が付いた後の値動きが連続ストップ安となりIPO市場の混乱をまねきましたが、メルカリ上場により一転することを願うばかりです。


ラクスル上場ではそれほどインパクトがありませんが、メルカリ上場にはかなり期待している方が多いと思います。新規にIPO市場へ資金が流入するためその熱はログリーにも伝わってくると思います。今年の恒例ですが、上場当日は初値つかずになる可能性が高いのではないでしょうか!となると初値は2.3倍以上でしょう。


初値があまり高くならなければセカンダリーも狙える可能性があると思います。ほぼ鉄板IPOと言ってもよいので損をするよな銘柄ではありません。個人的には全力申し込みをして抽選結果を待つだけです。幹事構成も比較的申し込みやすいようです!


ログリー(6579)IPO主幹事です! 【私はネット口座だけで当選しています】
⇒ SMBC日興証券公式サイト

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