auカブコム証券の株式手数料がついに改定されることになりました。これまで手数料が高く取引を悩んでいた方は多いと思います。私もどちらかと言えば頻繁に取引を行う感じではありませんでした。
今回の国内株式サービスの大改造により、既存顧客と新規顧客の両方にメリットがあると考えられます!
※auカブコム証券公式サイト引用
これまで割高だった株式売買手数料が大幅に引き下げられます。サービス開始時期は2021年7月19日からとなっているため気を付けてください。
投資家から「買方金利や貸株料の引き下げ」「品受・品渡に関する手数料の廃止等」の要望が多くあったため今回のコスト見直しとなったそうです。
早速確認したところ他社比較でも最安値水準となっているため、auカブコム証券の意気込みが伺えます。いきなりこんなに安くして良いのだろうか?と少し心配しています。
では早速チェックしてみたいと思います!
auカブコム証券の現物株式と信用取引の取引手数料が大幅に引き下げられました
注目ポイントとして個人投資家が気になるのは「どれだけ手数料が引き下げられたか?」ということだと思います。手数料体系としては2種類用意されています。
注文ごとの約定金額に応じて取引手数料が決まる「ワンショット手数料®」、1日の約定金額合計額に応じて取引手数料が決まる「一日定額手数料」の2種類になります。
まずワンショット手数料®を調べてみました。
※2021年5月28日現在 各社WEBページ等よりauカブコム証券調べ
100万円までの約定であればSBI証券や楽天証券と同等にななります。口座数に大きな差があると思われるだけに衝撃の取引手数料だと思います。
このような値下げ展開になると他社も似たようなことを行ってくる可能性があります。しかし体力がなければ収益に直結する取引手数料の引き下げは厳しいかもしれません。
最近はネット証券でも手数料収益に頼らない体制を構築する課題があるとされています。そこに同社も踏み込んできた格好になります。
これまではSBI証券と楽天証券の手数料引き下げは競争となっていました。しかし、ここにauカブコム証券も参戦してきたことになります。
また独自に手数料面で頑張っている証券会社も増えています。そのため面白い展開をこれからも期待したと思います。今後も手数料引き下げバトルは繰り広げられると思います!
※2021年5月28日現在 各社WEBページ等よりauカブコム証券調べ
「デイトレ信用」「kabuステーション®API」「信用ロボアド」経由での取引、又は大口優遇プランの顧客は信用取引の手数料は無料となっています
信用取引手数料はこれまで無料でした。しかし品受や品渡に手数料が発生していたため投資家の不満が多かったようです。私も品受や品渡に手数料が発生していたことから取引数が減ってしまいました。
そうなると他社で取引したほうがメリットがありますよね。多分ここに同社も気が付いたんだと思います。独自性があるサービスを提供していても、投資家はできるだけコストが掛からない選択を行うことが多いですからね。
信用取引の価格を確認してもSBI証券と楽天証券と変わりありません。これは嬉しいことです。
さらに最近は株式手数料を無料にできる売買方法も登場しています。もちろん同社もその設定を今回行っています。
次に同社の一日定額手数料コースを調べてみました。
※2021年5月28日現在 各社WEBページ等よりauカブコム証券調べ
一日定額手数料コースが新設され100万円までの約定手数料が無料になりました。既に他社で一日定額手数料を利用した取引を行っているためこの利用価値がわかります。
頻繁に取引を行わないのであれば「一日定額手数料コース」はかなり利用価値があります。
auカブコム証券を利用している投資家には一般信用売建を利用した優待クロスという手法を使っている方もいると思います。その場合に一日定額手数料コースを利用していると「ワンショット手数料®コース」よりも割高になることがあるため気をつけてください。
株式売買手数料が無料であれば、優待クロスでコストをかけても事前に取得したい銘柄も出てきますからね。
※2021年5月28日現在 各社WEBページ等よりauカブコム証券調べ
ここで気が付きましたが一般信用(売短®)は廃止されるようです。貸株料が高くて投資家の不満もあったと思います。
これについては賛否あると思いますが、今後は一般信用売建で通常1.50%の貸株料になります。
某企業だと一般信用短期で3.90%なので比較するとバカ高いです。これについては無期限(長期)や短期、制度など使い勝手もあるため金利だけで比較はできませんよね。
手数料面で調べると上記のような大改造が行われています。既存顧客はもちろんだと思いますが、この改革により離れていた顧客の再流入、また新規顧客の流入が考えられます。
2019年8月に同社が上場廃止になった時には驚きましたが、より大きな内部改革も行えるようになったと言えそうです。
KDDIの資本が入り投資家には面白いことがこれからも期待できそうです。社名に「au」の文字が付いてしまいましたからね。
auカブコム証券がデイトレ信用を開始します。信用取引手数料が無料!
デイトレ信用は証券会社各社で行われています。取引手数料が無料になるため積極的に利用している投資家も多いと思います。デイトレ信用は返済期限が当日のみとなるデイトレード専用の一般信用取引になります。取引手数料が0円になり、100万円以上の売買だと買方金利と貸株料が0%になります。
この他、新サービスとして「プレミアム料付空売り」が始まります。
これまで制度信用や一般信用で売建できなかった銘柄を、一般信用取引(デイトレ信用・長期)で売り建てができるサービスになります。
プレミアム料を支払うことで利用できるサービスになります。一部のハードユーザーに人気があるサービスだと考えられます。
公式サイトにはプレミアム料が発生しない銘柄もあると書かれていました。使い方としては短期利ザヤを狙うほかに、一般信用長期(プレミアム料付)を利用した優待クロス取引などもできます。
証券会社 | サービス名 |
SBI証券 | 日計り信用 |
楽天証券 | いちにち信用 |
松井証券 | 一日信用 |
マネックス証券 | ワンデイ信用 |
証券会社別にサービス名を調べると上記のようになっていました。記事作成時ではどの証券会社もサービス内容は同じです。
auカブコム証券でも25歳以下で現物株式取引手数料が無料化になる
auカブコム証券でもついに25歳以下を対象に現物株式取引手数料が無料になります。ただし公式サイトには実質無料化するプログラムと書かれています。キャッシュバックを行うことで現物取引手数料が無料になるそうです。若い方は様々なメリットを受けることができ羨ましいと思います。
同社公式サイトに20代の口座開設者数のグラフが掲載されていました。詳しい数値はわかりませんが2021年3月だと2,800人位の新規口座開設者がいるようです。
新サービスでは25歳以下となっているため、上記画像はあまり参考にならない可能性があります。
ただ今回のサービスにより若年層の口座開設者は増えると思います。
逆に50歳以上だとシニア割引というサービスがあり、50歳以上だと2%、60歳以上だと4%の手数料が割引されます。
まとめ!株式手数料改定で感じたこと
今回プレスリリースで発表された内容をまとめてみました。投資家にとってはメリットある内容だと思います。個人的にこれまで残念だったのは品受や品渡に手数料が発生したことです。信用取引手数料が無料でも別に手数料が発生するのであればコストが掛かります。
なかには品受や品渡に手数料を取る証券会社もありますが、今回の株式サービス大改造により使いやすくなったと感じています。あとは個人的な願望になりますが、一般信用売建対象の銘柄拡充と株数の確保です。
この他、Pontaポイント関連のサービスも広がりを見せており益々見逃せない証券会社になりそうです。
それとまだ「auカブコム FX」で先着2万名に現金5,000円プレゼントが行われています。私は夫婦で参加してみました。投資仲間にも教えて好評だったためこちらにも詳細記事を残しておきます。
証券口座を開設している方は即日取引ができると思います!
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