JR貨物が上場(IPO)をする可能性が高まっています。先日発表された決算短信をみると前期から大きく利益が減っているものの黒字化は維持しています。売上は2.3%増、経常利益は1.2%増となり、2年連続で経常利益が最高益となっています。当期利益の大きな落ち込みは、宮城県広域防災拠点整備事業に伴う仙台貨物ターミナル駅の移転計画に基づき、同駅用地を宮城県に売却したことによる特別利益が発生した反動となっています(前年同期比-41.0%)


JR貨物上場


事業は大きく分けると「鉄道ロジスティクス事業」、「不動産事業」、「その他」となります。念願の株式上場に向けて準備は進んでいるようですが、企業収益の他にも問題があるようです。一部のメディアでは国鉄時代から使用している機関車が3割程度あり、設備投資も必要だとあります。


その他にも無利子で鉄道建設・運輸施設整備支援機構から700億円を借り入れていたことなども問題視され、今後の融資なども上場に関係がありそうです。また現在の会社情報は下記のように開示されています。


JR貨物決算情報


項 目 その内容
設立 1987(昭和62)年4月01日
本社・支店 東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目33番8号 サウスゲート新宿(本店)
北海道支社
東北支社
関東支社
東海支社
関西支社
九州支社
資本金 190億円(38万株)
株主の状況 独立行政法人鉄道建設
運輸施設整備支援機構
代表取締役社長 田村 修二氏
社員の数 5,529名
注文受付価格の範囲 310円以上 4,960円以下
事業内容詳細 貨物鉄道事業、倉庫業、駐車場業、広告業、損害保険代理業その他の保険媒介代理業、自動車整備業、一般土木・建築の設計、工事監理及び工事業、その他附帯・関連事業等


私もJR貨物の車両を見ることがたまにありますが、公式ページではコンテナ車が7,268両あるそうです。コンテナ数はJRが67,433個、私有コンテナが17,686個となっています。全国にあるためこの数が多いのかどうか見当がつきません。


またJR貨物は路線使用料の問題もあるらしく路線の値上がりがあれば赤字転落もあり得ると言った話もあります。原油も高くなっていることから先行きはそれほど明るくない気もします。さらに昨今言われている人手不足により賃金圧迫も考えられます。IPOをする際には、ほぼすべての方が配分を狙いに行くと思いますが、働いている方の環境はどうなのか?疑問も多少残ります。


決算短信にも、IoTやAI等の技術革新の進展による事業環境の急激な変化への対応とかかれており設備費も大きくかかるのかもしれません。JR関係は不動産にも力を入れいている企業が多く鉄道以外の収益も気になるところです。


サウジ国営石油会社であるサウジ・アラムコ上場は自国のみ?

サウジ・アラムコ上場は数年前から各方面で誘致されていましたが、結局自国で上場するようです。JR貨物を調べているとニュースに上がっていたので取り上げました。どうやら2019年4月に早ければ上場するそうです。


サウジ・アラムコの企業価値は212兆円などと言われていますがどうなんでしょうね。欧米や日本や香港なども上場場所として検討されていると言われていましたが、開示情報の基準が難しくとりあえず自国での上場となるそうです。あれだけ騒がれていた企業が元さやです。利益になった企業はあるのだろうか?


東京メトロ(東京地下鉄)上場もそろそろ?なぜIPOできないのか

東京メトロの上場も以前よりことあることに取り上げられてはいますが、実現できていません。理由として特殊法人である帝都高速度交通営団が前身だったからと言われています。


東京メトロ上場(IPO)


上場することになれば株主優待などの設定期待は高いため底堅い人気があるように思います。東京メトロから決算情報を確認することができたので見てみると、平成30年3月期の売上は約4,258億円あり、営業利益約972億円、経常利益約877億円、当期利益約604億円となっています。前期比では当期利益が-3%となっていますが結構凄い利益なんです。


営業収益では運輸が利益の88%程度を稼いでいるようですが、収益額が大きいため不動産業や流通・広告などの収益も侮れません。上場の第2の問題点としては東京メトロの大株主である東京都も関係があるようです。こちらも楽しみにしておきたいと思います。東京メトロはJR貨物よりも収益的に安定しているようですから初値期待も大きいかもしれません!


主幹事は日本を代表する企業が務めるはずなので準備だけはしておくべきかもしれません。いつ上場するのかわかりませんが、2019年は確実か?


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