INGS(245A)に株主優待が新設されました。しかし投資家の反応は限定的となり発表後に株価が暴落しています。
投資家には期待外れの株主優待だったということでしょうか。見た目の業績悪化も重なったようです！
※INGS公式サイト引用
2024年9月26日に上場し4ヶ月程度で株主優待を発表しました。スピード感ある発表なので株価に反映されると期待した投資家も多かったようです。
しかし優待発表の翌日の株価はストップ安という結果になりホルダーは大損となりました。
株主優待への期待が高すぎたのかもしれません。株主優待を発表して暴落となるケースは珍しいため取り上げてみたいと思います！
いきなり継続保有を設定してきたことが毛嫌いされた要因の一つでしょう。
INGS(245A)の株主優待の詳細を確認してみました。ECサイトで利用できる
INGS(245A)の株主優待について詳しく調べてみました。単元株(100株)だと年間4,000円分なので大きいと思います。しかも使い勝手がよさそうです。
| 項 目 | その内容 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 100株～299株 | 2,000円相当(1,000円相当×2枚)の食事券(電子チケット) ※年2回、年間4,000円相当 |
| 300株～499株 | 6,000円相当(1,000円相当×6枚)の食事券(電子チケット) ※年2回、年間12,000円相当 |
| 500株以上 | 10,000円相当(1,000円相当×10枚)の食事券(電子チケット) ※年2回、年間20,000円相当 |
同社の株主優待は株主名簿に2回以上連続して記録された場合にそれぞれの優待内容が適用されます。
そのため最低でも半年間は同一株主番号じゃないといけません。
食事券については以下のように書かれています。
【食事券(電子チケット)を利用する場合】
- 当社ラーメン事業における直営店にてご利用頂く場合は1枚につき券売機及びメニュー表からお好きな一品が無料
- レストラン事業における直営店及びライセンス店(一部店舗除く)にてご利用頂く場合は上記金額を割引
- その他、ECサイトにおける当社らぁ麺の冷凍商品を選択頂く場合は上記金額を割引
株主優待を利用するには3種類の使い方があります。
お店に出向かなくてもECサイトで使えるのはありがたいと思います。店舗が近くにない方もいますからね。
それにラーメン事業は直営店に限られるようです。ライセンス店ではNGみたいなので気を付けましょう。
INGS(245A)の株主優待は改悪される？それとも改善される？
株主優待が発表されたばかりなので何とも言えませんが改善される可能性はあるかもしれません。ただ優待新設と同時に第1四半期の決算短信が発表されていたので確認すると四半期利益が少なくて驚きました。
※INGS公式サイト引用
決算説明資料を詳しく見ていませんが業績見通しは変更されないそうです。
通期では期待できるのかもしれません。
上場後にオーバーアロットメント分を第三者割当として増資しているそうです。また、公開価格を割れることなく株価が推移していると書かれています。
公開価格は1,940円でした。発表から1日結果した株価は2,207円なのでまだ余裕はありそうです。2日連続でS安はないと思います。
あまりにも株価が低迷した場合は株主優待の改善が行われるかもしれません。
kimu 優待改悪はしばらくないと思います！
株価推移を確認するとホルダーが可愛そうだと思いました
INGS(245A)の株価推移を確認すると底値2,065円から2,700円程度まで戻していた最中の出来事です。
※SBI証券チャート(6ヶ月)
3ヶ月もかかり上昇していましたが、たった1日で株価が500円下がりました。
ホルダーが可愛そうでなりません。
ストップ安になるような内容ではないと思いましたが市場は嫌気したようです。株ってわからないものですね。
kimu 自分がホルダーだったら天国から地獄に突き落とされたように感じるはずです。
INGS(245A)の株主優待新設は投資家に好感されなかった！まとめ
株主優待が新設され翌日にストップ安になったのは驚きました。四季報によれば今期業績は増収増益となる予想が出ています。株主優待は新設されましたが配当は現時点で無配です。
※INGS公式サイト引用
決算説明資料によれば、第一四半期は労働保険料等の費用が生じるため他の四半期対比で利益が少なくなる傾向にあるそうです。
そう考えると業績不安で売り込まれたわけではなさそうですね。
単純に株主優待に期待していた投資家の売りなのかもしれません。ラーメン株の人気も過去に比べ低いようです。
kimu ちなみにIPO時の吸収金額は約12.0億円、時価総額は約47.2億円でした。軽量級の銘柄なので材料がでると大きく動くのかもしれません。
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