オルツ(260A)の上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。大型の赤字上場でもAIベンチャー企業のため意見が分かれているようです。
ただ事前予想では公開価格割れの可能性が高そうです。ブックビルディングが終了し当選できなかった個人投資家も多くどうなるのか予想できません!
※オルツ公式ページ引用
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 540円(公募・売出価格) |
上限値段 | 1,242円(更新値幅27円、更新時間10分) |
下限値段 | 405円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 135円以上、2,160円以下 |
グロース市場に上場する「情報・通信業」であり事業はAI関連になります。
本来であれば初値売却益が期待できそうな銘柄だと思いますが上場時に赤字拡大となっていることで悩ましい案件でした。個人的には悩んだ末、ブックビルディングに殆ど参加していません。
2024年12月単体の売上55.45億円で純損失28.32億円の予想が出ています。この数値を見る限り期待できないと思いました。
上場規模は約55.9億円、時価総額は約180.1億円です。海外販売も16.3%と低かったため外人の買いも期待できないと思っています。
赤字グロース株に資金が向かうような環境ではないと思います。上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
「IPO承認」オルツ(260A)の上場データと初値予想を考察!
オルツ(260A)の上場直前の初値予想を調べました
オルツの上場直前の初値予想を調べました。大手の上場直前の初値予想は520円となっています。幹事引受け価額は496.80円です。
9月25日に上場したROXX(241A)も赤字上場でした。そして現在の株価を確認すると公開価格を大きく割っています。
オルツはファンド保有株が多く、売り圧力も高いと考えられるため厳しい展開となりそうです。
関心の表明で約13億円をりそなアセットマネジメント運用のファンドが取得すると発表していますが買い材料とまでは言えないようです。
結局は国内・海外のどちらも人気が低いため割れる気がしています。SaaS型プロダクトが主力でも駄目っぽいです。
同社はINTLOOPとの提携材料、さらにキャスターとの合弁会社設立などのニュースも出ています。材料はあるようですが赤字拡大のタイミングで上場することに抵抗があります!
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