プレミアグループ(7199)初値予想とIPO分析記事になります。東証2部上場で市場からの吸収額が130億円規模、そして大株主はファンドです。事業内容に新奇性も感じられない売出し株案件となり、個人的な意見として公開価格を大きく超えた初値が付くとは思えません。


プレミアグループ(7199)初値予想とIPO分析記事


業種:その他金融業
市場:東証2部
公開予定:12月21日
BB期間:12月05日~12月11日


100株単位
公募株数 60,000株
売出株数 4,780,000株
合計株数 4,840,000株(48,400枚)   ←売出し株中心となっています
※オーバーアロットメントによる売出し726,000株


想定価格 2,260円 ⇒ 22.6万円必要
仮条件  2,260円~2,320円!
公開価格 12月12日に決定予定


【幹事団】
野村證券
大和証券
SMBC日興証券
SBI証券     
いちよし証券
岡三証券
極東証券
東海東京証券
マネックス証券
みずほ証券



プレミアグループ(7199)IPOの評判と分析


仮条件上限が60円引きあがられています。
市場からの吸収額は112.3億円となり、オーバーアアロットメントを含めると約129.1億円です。世の中には必要な企業だと思いますが、特別買われるような材料見当たらない気がします。
業績は良いと思いますが、やはりVC売出しのイメージは初値買いにマイナス材料です。


プレミアグループ(7199)IPOの評判と分析
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プレミアグループ(7199)販売実績
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クレジット事業及びワランティ事業を中心とした複数のサービスを展開している企業です。
銀行の子会社や関連会社ではない「独立系」サービスを持ち、オートクレジット以外の商品である「ワランティ」を切り口にサービスを展開しています。


そもそもオートクレジットは、銀行の子会社又は関連会社である競合他社は、銀行法において子会社となる会社の制限があるそうです。
事業はクレジット事業、ワランティー事業、その他事業(整備事業)、その他事業(海外事業)となっています。
クレジット事業が売り上げの76%程度を占めています。


※ワランティとは、お客様が保有する物品に故障が発生したときに、あらかじめ定めた保証の適用範囲内において、無償で修理が受けられるサービスであります。なお、当社グループは自動車ワランティのみを取り扱っております。



海外事業も行っており、タイ王国におけるオートファイナンス事業及びワランティ事業なども2016年から参入しています。



プレミアグループ(7199)IPO初値予想と幹事引受株数

プレミアグループ初値予想2,250円



【幹事配分株数】
野村證券 4,162,400株
大和証券 193,600株
SMBC日興証券 96,800株
SBI証券 96,800株     
いちよし証券 48,400株
岡三証券 48,400株
極東証券 48,400株
東海東京証券 48,400株
マネックス証券 48,400株
みずほ証券 48,400株


プレミアグループ(7199)IPOの上場類似企業


【業績等の概要】 2016年4月01日~2017年3月31日
営業収益7,899,687千円
営業収益の額から営業費用の額を控除した金額1,377,467千円
税引前利益1,297,106千円
親会社の所有者に帰属する当期利益は846,701千円

第3期第2四半期連結累計期間(2017年4月01日~2017年9月30日)
営業収益4,443,116千円(前年同期比13.7%増)
営業収益の額から営業費用の額を控除した金額828,299千円(前年同期比8.5%増)
税引前四半期利益1,189,254千円(前年同期比69.5%増)
親会社の所有者に帰属する四半期利益812,998千円(前年同期比84.0%増)



【類似企業】
Jトラスト(8508) PER11.88倍 PBR0.5倍
ジャックス(8584) PER9.16倍 PBR0.61倍
UCS(8787) PER10.29倍 PBR1.05倍



プレミアグループ(7199)IPOのロックアップとストックオプション


ロックアップ期間90日間、ロックアップ解除倍率は1.5倍となります。
ベンチャーキャピタル売出し株の上場になるため不安材料は沢山あります。株主名簿にはリクルートホールディングスの名前もありますが、株数は比較的少ないようです(30万株で保有率は4.38%)
ストックオプション総数は852,600株あり、行使期限を迎えている株はありません。最短で2018年4月01日からの11万株(発行価格500円)となっています。
株主優待や株主配当金の設定はないようです。

 プレミアグループ(7199)新規上場承認記事へ


EPS213.03を基にPERを算出すると約10.9倍、BPS948.62を基にPBRを算出すると約2.4倍です。
上場時発行済み株式総数6,060,000株を基に時価総額を算出すると約140.6億円です。
2018年03月期の業績予想は売上15.5%増、税引き前利益21.2%増になる見込みです。


今までのIPO投資経験からして、初値が大きく上昇することは考えにくいです。
どちらかと言えば、低空飛行後知らないうちに株価が上昇しているパターンが多いです。
個人的に、ブックビルディングは消極的な参加をしています。

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