イーレックス(9517)初値予想とIPO分析記事になります。
公募株は400万株と当選できそうな雰囲気がしますが、マザーズで54億円規模は
大型株となります。中長期では面白みのある株ではありますが、IPO的にはどうでしょうか。
業種:電気・ガス
市場:東証マザーズ
公開予定:12/22
BB期間:12/04~12/10
100株単位
公募株数 4,000,000株
売出株数 0株
合計株数 4,000,000株(40000枚)
※オーバーアロットメントによる売出し600,000株
想定価格 1120円 ⇒ 11.2万円必要!
仮条件 1120円~1170円に決定
【幹事団】
野村證券(主幹事)
SMBC日興証券
みずほ証券
エース証券
SBI証券
大和証券
高木証券
仮条件が50円上げられて上限が1170円になりました。
これに伴う吸収金額はオーバーアロットメント込みで約53.8億円となります。
1枚当たりの単価は低く株数が多い案件となっています。
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イーレックスは、新電力(PPS)として特別高圧・高圧の電力需要家に対する電力小売、電力
卸売、電源開発等の事業をしている企業で、大手電気事業者の送電線網を使用して顧客に販売
しています。電力の調達については、連結子会社によるPKSを用いたバイオマス発電をはじめ、
国産バイオマスや石炭、オフガス、LNG、太陽光発電等の多様な電源を確保しています。
販売先は、官公庁・民間企業や大型工場・オフィス、中小工場・スーパーなどになります。
【目論見参考】
安定した供給源を確保するとともに、販売先については、一定の取引所市場価格の想定のもと卸・小売比率を調整し、小売につきまして、官需対民需の比率バランス(期末民需比率約80%)に留意し過当競争を避けました。特に民需においては、これまで築き上げた代理店網を最大限に活用し、収益性の高い低負荷率の小規模顧客の開拓を進めた結果、需要家数は前期末の1,329件から当期末1,455件(9.5%増)となりました。
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自社独自であるPKSを燃料とするバイオマス発電所を平成28年11月から運転する予定となって
いるようです。(PKSとは油ヤシの実の種の殻です)
連結子会社のイーレックスニューエナジー株式会社(土佐発電所)もPKSが使える再生可能
エネルギー固定価格買取制度の認定発電設備となります。
目論見にもありますが、平成28年には一般家庭を含む低圧部門の小売の全面自由化が行われ
今後の株価を後押しする可能性もあります。
(市場規模6.9兆円、電気事業連合会 電力統計情報 平成25年度)
イーレックス初値予想1300円
【幹事配分】
野村證券 3,440,000株
SMBC日興証券200,000株
みずほ証券 200,000株
エース証券 40,000株
SBI証券 40,000株
大和証券 40,000株
高木証券 40,000株
【業績等の概要】
売上高15,311,054千円(前期比23.2%増)
経常利益1,390,709千円(前期比19.4%増)
当期純利益815,327千円(前期比19.9%増)
ロックアップは90日間で、ロック解除は1.5倍解除となります。
15年3月期は前期比6.3%減益となっているようですが、新発電所などが起動すれば
問題ないようです(売上は10.4%増)
電力小売り全面自由化制度なども絡んで大相場がある事を期待したいですが、
現状では公募価格少し上の予想してみました。相場全体が下落すれば厳しい展開も
あり得ますね。 詳細⇒ イーレックス(9517)IPOがマザーズに新規上場記事へ
ベンチャーキャピタル保有にはロックアップがかかっており、初値形成段階では問題が
なさそうです。ストックオプションについてもしばらくは行使されない模様です。
配当は9円出るようです。
EPS89.96を基に吸収金額を仮条件上限で算出してみると約13倍となり上値余地は
あると思います。
類似企業は電源開発(9513)やファーストエスコ(9514)が参考になるでしょうか。
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